今スグマネできる女医&専門家のヘルシー&ビューティー生活

女医が教える、冷えない体づくりに欠かせない5つの習慣

Image160420.jpg
冬も本番。女性にとって冷え対策がマストなシーズンになってきました。いろいろな冷え対策があるものの、女医さんのアドバイスなら、体の仕組みを知ったうえで実践しているので、すぐにも取り入れてみたいもの。忙しいなかでも欠かせない5つの冷え対策について産婦人科医の丸田佳奈先生に教えていただきました。

冷えが女性に多い2つの理由とは?

産婦人科医の丸田佳奈です。
全国的にも初雪が降り、いよいよ本格的な冬ですね。

楽しいイベントが盛りだくさんな季節ですが、女性にとって辛い季節でもあります。「冷え」で悩む女性はとても多いですよね。女性の冷えは体にとって良くない影響を与えるので、ぜひ注意したいところです。

冷えの原因は大きく分けて2つです。

一つ目は体が作り出す熱エネルギーが少ないことです。体内で作られる熱の約6割は筋肉で作られます。しかし、女性は男性より筋肉の量が少ないので自分の体で作れる熱量が少ないのです。また、女性は男性よりも脂肪が多いですが、脂肪は熱を自分で作ることができず、温めるためには筋肉で作られる熱に頼ることになります。作られる熱は少なく、使いたい熱が多いので、冷えやすいのです。

さらに、女性がよく行うダイエットは、熱エネルギーの工場である筋肉量を減らし、材料となる摂取エネルギー(つまりカロリーのことですね)も減るのでより冷えを悪化させてしまいがちです。

もう一つは、自律神経の機能がうまく働かない時。体温の調節を行うのは自律神経の役目です。しかし、自律神経はホルモンバランスや生活習慣、ストレスにとても影響を受けやすいのです。女性では一か月に1サイクルとした大きなホルモンの変動があるため、その影響で自律神経が乱れやすくなります。月経不順や更年期で冷えがひどくなったという人は、女性ホルモンのバランスの乱れで自律神経機能がうまく働かなくなったことが関係しています。

運動、食、衣服、生活習慣、月経リズムなどを総合して冷え対策を

冷え対策のための筋トレは、できるだけ体の中の大きな筋肉を鍛えるのが効率がいいです。大きな筋肉とは、太ももや胸、お尻、腹筋や背筋など体の中心寄りにある筋肉です。立っている時や歩いている時など、意識して軽く力を入れるように姿勢を正すだけでこれらの筋トレにつながります。

一度冷えてしまった体を温めることは同じ体温を維持するよりも大変です。そのために、まずは体を冷やさないことが重要。熱は体の「首」がつく部分から出ていくと言われます。首、手首、足首は露出せず、マフラーやインナーなどで外気から守ります。寝る時の冷え対策には湯たんぽを利用しています。ほどよい温かさを維持できるし、熱くなりすぎれば無意識のうちに自分で体を離すことも簡単です。靴下は締め付けが逆に冷えの原因になったり、寝ている間に脱ぐことができないため、上手な体温調節にはあまり向いていません。

ホルモンバランスの乱れは自律神経機能が悪くなるので、月々の月経を意識しながら生活します。だいたい同じペースで月経が来ているか?月経の量が多くないか?をチェックします。月経時は血液を失い、貧血になりがちで冷えも悪化しやすいです。小腹がすいた時におすすめな食べ物はレーズンです。鉄分をはじめ、カルシウムやビタミン、マグネシウムなどが豊富で、また整腸作用があるため月経時の便秘や下痢にもいいです。

体を温める食べ物を食生活に取り入れています。私は職場の冷蔵庫に練り生姜のチューブを常備して、食事の際にプラスしたり、紅茶やスープなどによく入れるようにしています。手軽で日持ちもするので便利です。

寒くなると活動量が落ちてしまいがちですが、寒い時こそ面倒くさがらずに動いて生活リズムを整えるようにしましょう。




maruta.jpg
丸田 佳奈
2007年度『ミス日本』。
現役(総合周産期母子医療センターに勤務)の産婦人科医という立場を生かし、 テレビやラジオ、雑誌等メディアを通じ、時には医療サイドの現場にいる医師として情報を皆様に発信している。美に関する情報も発信中。
写真(イメージ)/© liza5450-fotolia.com


ページの先頭へ戻る