【保存版】誰にも聞けないデリケートゾーンのかゆみやニオイ。これって病気? 対策は?

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恥ずかしくて誰にも知られたくないデリケートゾーンの悩み。気になる症状があっても、親しい友達や家族にさえ気軽には相談しにくいものですよね。いきなり婦人科に行くのはハードルが高いし......。しかし、放っておくと最悪の場合、悪化して不妊や病気の原因を作ってしまうことにもなりかねません。病気のサインを見逃さないためにも、婦人科を受診したほうがいい症状を、専門家であるパークサイド広尾レディスクリニックの風本真希先生に伺ってきました。

婦人科を受診したほうがいい症状

・いつもと違う「おりもの」
「人によって色も量も違う『おりもの』。当然ですが、他の人の『おりもの』を見る機会もないため、人と比べることも難しく、自分のものが正常なのかどうか判断に迷ってしまいます。『おりもの』は生理周期によっても変わっていくものなので、普段から自分の『おりもの』をよく観察して、色やニオイなどの変化を把握しておきましょう。普段と違って黄緑色やグレーだった場合は、細菌感染の可能性があります。また、赤色のほか、ピンクがかった色や茶色など、血が混じっている『おりもの』は、不正出血があるサインです。子宮頸がんや子宮体がんなども疑われるので、早めに婦人科へ行きましょう」(風本先生)

・気になるニオイ
「膣の中を酸性に保つことで、細菌の繁殖を防いでいるデーテルライン桿菌(かんきん)という常在菌がいるため、ナプキンやおりものシートを長時間つけていると、ツンとした酸味がかったニオイがするときがありますが、これは正常の範囲です。魚が腐ったような生臭いニオイがしたときは、細菌性膣炎の可能性があります。その他に、いつもより強い悪臭がする場合は、トリコモナス膣炎などの性感染症も疑われるので、早めに婦人科を受診しましょう」(風本先生)

・我慢できないかゆみ
「ナプキンやおりものシートをすることで通気性が悪くなり、ムレやすく細菌が繁殖しやすいデリケートゾーン。もっとも多いかゆみの原因は、カンジダ膣炎です。カンジダ真菌が異常に繁殖することで起こる膣の炎症で、性交渉しなくても、ストレスや疲れで免疫力が低下している状態でも発症します。しかし、自然治癒力が高まれば、自然と治ってしまう疾患でもあります。人前でもデリケートゾーンをかきたくなるくらいの強いかゆみが2~3日続く場合は、クリニックに行くことをおすすめします」(風本先生)

気をつけたい婦人科の感染症

・カンジダ膣炎
不衛生な性交渉でもまれに発症することがありますが、多くはストレスや疲れが溜まることで免疫力が低下したり、生理前や抗生物質を服用したりしているときなどに発症します。症状としては、強いかゆみや、白い酒粕状のポロポロしたおりものがあります。20~40代で多く発症します。

・細菌性膣炎
原因菌が特定できない膣炎の総称のことをいう細菌性膣炎。これもカンジダ膣炎同様、ストレスなどで膣内の常在菌のバランスが崩れるために発症します。症状としては、強いかゆみのほか、生臭い魚が腐ったようなニオイ、黄色または灰色の水っぽい「おりもの」などがあります。20~40代で多く発症します。

・クラミジア/淋菌頚管炎
日本で多い性感染症のツートップ。菌が違うだけで、感染経路や症状は同じです。これらは性行為のほか、口を使って行われるオーラルセックスでも感染してしまいます。女性の場合、感染後、1~3週間過ぎたころに子宮頸管に炎症を起こし、これがやがて卵管にまで炎症が及び、不妊症や子宮外妊娠の原因になってしまうので、早めの処置が必要です。自覚症状が出にくいのですが、症状が出る場合は、黄色や黄緑色した膿状の「おりもの」や、下腹部の痛み、月経時以外の不正出血などがあります。10~30代で多く発症します。

・梅毒
一時は減少したものの、最近また増えている性感染症で、長い期間をかけて全身に障害を及ぼし、昔は死にいたる病気でした。感染すると3~6週間の潜伏期間の後、大陰唇などに硬いしこりができるといった初期症状が現れます。しかし、痛くもかゆくもないため、放置してしまう人が多く、その間に感染が全身に広がってしまいます。大陰唇に気になるしこりを見つけたら、早めに受診しましょう。20~30代で多く発症します。

・性器ヘルペス
ヘルペスウイルス1型または2型によって性器や下半身に症状が出る性感染症です。この性器ヘルペスは、初感染のときに症状が強く、デリケートゾーンの激しい痛みや、排尿時の痛み、外陰部(女性器の外側部分)にできる小さな水疱や潰瘍などがあります。これらの症状がある場合は、早めに婦人科を受診してください。この性器ヘルペスは、一度発症すると再発しやすい感染症ですが、再発の場合は症状が軽く、性器やお尻や大腿部に小さな水疱や潰瘍を数個作るだけのことが多いです。20~30代で多く発症します。


これらの症状があるとき以外にも、パートナーが変わったとき、結婚する前、妊娠を考えたいときなどに、性感染症の検査を受けたほうが賢明です。最近の婦人科では、それらの検査をまとめたコースを用意しているので、自分自身の安全性を確認するためにも一度検査してみることをオススメします。

婦人科で性病検査を受ける場合、料金は保険が適用されるかどうかで大きく変わってきます。1項目の検査で全額負担の場合は2000~4000円程度。デリケートゾーンになんらかの症状がある場合は、保険が適用されるので3割負担になり、600~1200円程度になります。検査する性病の種類が増えると1~3万円程度することもあります。

ちなみに、全国の保健所では、無料でHIV、梅毒、クラミジア、淋病などの性病検査が受けられます。ただし、受けられる性病の種類は保健所によって異なります。また、検査の実施日は月に1、2回程度で予約が必要な上、一日の検査の人数制限があります。

このほか、性病検査には検査キットを使う方法もあります。メーカーのwebサイトから検査キットを購入して、自分で尿や膣分泌液、血液などの検体を採取し、それを検査機関に郵送すると、後日webサイトで結果が確認できます。こちらも、検査項目の数によって異なり、1項目3000円~5000円、最大10項目以上の検査セットでは5000円~2万円程度になっています。


風本 真希

風本 真希

医療法人 社団宗友会 パークサイド広尾レディスクリニック 産婦人科医
文系大学を卒業後、某予備校の英語講師に。しかし、28歳のとき、親類に障害を持つ子が生まれたことをきっかけに医学に興味を持ち、産婦人科医になることを決意。近畿大学医学部卒業後は、大阪市立大学医学部付属病院、東京都立広尾病院、愛知県のロイヤルベルクリニック不妊センターに勤務。あらゆる女性のかかりつけ医を実践すべく、幅広い年齢層の女性への診療を手掛けている。

取材・文/奥沢ナツ 写真/©miya227-fotolia.com

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