つらい冷えはツボ押しで解消!タイプ別に効くツボ押しと養生法

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 2月から3月の早春、この時期は寒暖差も激しいので、冷えが苦手な人にとっては、つらい時期かもしれません。体に冷えが起きる原因は、外気温の影響や血液循環の悪さ、自律神経の乱れ、筋力不足、甲状腺疾患、ホルモンバランスの低下などさまざまな要因があげられます。
 一方、東洋医学では、人間の全身の体をめぐる3つの要素「気血水」や陰陽のバランスの崩れも冷え症のひとつの原因とされています。では、この「気血水」とはどういったものなのでしょうか。

 「気」とは人間の体をめぐるエネルギーのこと。元気や気力などの気と考えるとよいでしょう。「血」は主に血液のことを指し、体にとって必要な栄養素を全身に運搬しています。「水」は血液以外の水分のことです。

 この3つが、生命エネルギーを循環させる「経絡(けいらく)」という道筋をとおり、バランスよく全身をめぐることが東洋医学では健康な体とされています。しかし、これらは生活習慣や環境因子などによってもたえず変化します。今回は気血水の崩れから起きる3つの冷えのタイプと養生法をご紹介します。

あなたはどれ?冷え症に多く見られる3つのタイプ

主な特徴の項目で多くあてはまるのが自分の冷えのタイプ。一つ目は、もともと体を温めるパワーが不足しがちな「陽虚」(ようきょ)タイプです。


~体を温めるパワーが足りない!陽虚タイプの主な特徴~
●寒がり ●体を温めても温まりにくい ●顔色が悪く、血色がない ●寒さで体調不良を起こす ●冷たい飲み物が苦手 ●疲れやすい

体を温める気を東洋医学では「陽」といいますが、この陽が不足している人を陽虚といいます。陽虚の人は、熱を生み出す力が少ないため、手足や下半身が冷えやすく寒がりでむくみやすい体質でもあります。寒さに最も弱いので、冷えを感じたらすぐ暖かくし、自分が持つ熱を守ることが大事。なるべく温かい食べ物を摂りましょう。睡眠を十分とって、筋力アップのために適度な運動も必要です。

~陽虚タイプにおすすめのツボ~
●太渓(たいけい)腎愈(じんゆ)

二つ目は水を体にためこんで冷えてしまう「水毒」(すいどく)タイプです。

~体に水をため込み、ぷよぷよで冷え冷え。水毒タイプの主な特徴~
●手足が冷えている ●むくみがある ●胃腸が弱い ●おなかを触るとぽちゃぽちゃと水の音がする、もしくはぷよぷよしている ●鼻水や痰がよくでる ●喉が渇きやすい

水毒とは、水の代謝が悪く体内に水分がたまっている状態。飲食物から摂取した水分は体をめぐり排出されますが、このタイプは体内のさまざまな場所に水分が停滞してしまいます。体を動かさないわりに水分を摂りすぎている人はその量の見直しを。下半身がむくみがちなので、スクワットなどで筋力をつけることもポイント。

~水毒タイプにおすすめのツボ~
●湧泉(ゆうせん)

3つ目は、全身を巡る血液が少ない栄養不足の「血虚」タイプです。

~栄養不足でお肌も乾つきがち。血虚タイプの主な特徴~
●寒がり ●肌荒れしやすい、乾燥肌、しわっぽい ●めまい、立ちくらみがある ●手足が冷える、しびれる ●髪がパサパサでぬけやすい ●不眠ぎみ、不安感がある

全身を巡る「血」が不足しているのが、血虚という状態です。女性は毎月の生理があるので血が不足しがち。さらに睡眠不足やストレス、極端なカロリー制限や栄養の偏り、過度なデスクワークも血虚の原因に。レバーや羊肉など血を作る食材を積極的に摂って。ストレスをためこまないよう、リラックスする時間を持つことを心がけましょう。

~血虚タイプにおすすめのツボ~
血海(けっかい) 三陰交(さんいんこう)


冷え症に効くツボを押してみよう

チェック項目であてはまるところが多いのが、自分の冷えのタイプですが、これらのタイプは、1つではなく複合的なこともあります。下記にあげるツボは、代表的な万能ツボなので、冷え症の自覚がない人でも試してみてもOK。ツボを押すときは息を吐き、ツボから手をはなすときに息を吸いましょう。いずれもゆったりした呼吸で。これを2~3回繰り返してください。

太渓(たいけい)

tsubo_hie_01.jpg人間のパワーを司る「腎」と関係するツボです。冷えはもちろん、婦人科系の悩みやアンチエイジングにも効果的。とくに陽虚の人は毎日刺激して。

探し方と押し方
内くるぶしの高さで少し後ろ側、アキレス腱との間。少しへこんでいるところ。くぼみに親指か人さし指をあて、じんわり押していきます。

腎兪(じんゆ)
泌尿器や生殖機能を司る腎と関係するツボ。元気をつけたい人にもおすすめ。

tsubo_hie_02.jpg探し方と押し方
へその高さで、背骨から指2~3本外側です。腰のくびれに手をおくと自然と親指がいく場所。腰に手をあてて親指でぐーっとプッシュ。

湧泉(ゆうせん)

tsubo_hie_03.jpg老廃物を排出する働きがあるので、水毒タイプにおすすめ。エネルギーが湧き出るツボともいわれています。

探し方と押し方
足の指を足底側に曲げると、足の中央にくぼみができますが、その交点のへこんだところにあります。親指の先を使い、ぐっと深く押し込みます。軽くこぶしを作ってたたいたり、ゴルフボールを足裏で転がすのもいいでしょう。

血海(けっかい)

tsubo_hie_04.jpg血虚の人や冷え症はもちろん、婦人科の症状にも効果的。

探し方と押し方
ひざのお皿の上、内側の角から指3本分あがったところ。親指を使い、イタ気持よい程度にゆっくり押していきましょう。

三陰交(さんいんこう)

tsubo_hie_05.jpg消化器、肝臓、腎臓などの働きを助け、冷えをはじめ女性特有の症状には欠かせないツボ。血虚の方はぜひ刺激して。

探し方と押し方
内くるぶしの頂点から指4本分あがったところで、骨の筋肉の境目。親指でゆっくり押して。

これらの3つのタイプは、いずれもエネルギーが不足しがちなので、足腰を冷やさないなど、普段から冷えない生活を心がけることとバランスよい食事、良質な睡眠、適度な運動を心がけることが大事です。とくに血は睡眠でも作られます。12時前にはなるべくベッドに入るようにしましょう。

また、冷えの自覚症状がない人でも、実は体内が冷えている場合も多くあります。上記のツボはいずれも効果的ですので、ぜひ使ってみてください。
寒い時期から、ツボ押しをすることで春にむけて元気な身体づくりをしていきましょう。


鍼灸師 大石 治子

鍼灸師 大石 治子

出版社にて、女性向け実用誌でダイエット・健康関連の記事の編集・ライティングを手がける。鍼灸師の資格を取得後、都内のクリニックや初心者にもわかりやすいツボ押しやお灸教室の講師として活動中。

取材・文/FYTTE編集部 イラスト/湯沢知子 写真/ⓒkei907-fotolia.com

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