「食べていないのにやせない」理由(2/4)「【タイプ1】基礎代謝低下型の傾向と対策」

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ラクやせ
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 もともと運動をしていなかったり、子どものころから太っていたという人に多いのが基礎代謝低下型。
「基礎代謝とは、体温維持や内臓を動かすなど、生きていくうえで最低限必要なエネルギーのことで、1日の消費エネルギーの大半を占めています。この基礎代謝は、年齢や性別のほか、筋肉量によっても大きく左右されるため、筋肉が多い人ほど、消費エネルギー量も多くなります。ところが、運動不足などで筋肉が少ない人は、たとえ20代でも基礎代謝がかなり低下しているケースも。そのような人が基礎代謝の高い人と同じように食事を減らしたとしても、消費エネルギー自体が少ないためやせにくいのが現実です」(土田先生)

 全消費エネルギーに占める基礎代謝の割合は?

■基礎代謝:約70%(そのうち筋肉によるエネルギー約30~40%)
呼吸や体温維持のほか、脳や内臓を動かすなど、生きるために最低限必要なエネルギー。中でも筋肉が消費する量は30~40%と最大。

■生活活動代謝:約20%
家事や仕事などの日常の活動や、運動するときに消費されるエネルギー。1日の活動量によって消費されるエネルギーは変わります。

■DIT(食事誘導性熱産生):約10%
食べたものを消化・吸収するときに使われるエネルギー。食後に体がポカポカしてくるのは、このエネルギーにより発生した熱のため。

 食事を減らすだけでなく、筋肉量を増やそう

 基礎代謝が低い人が食事制限のみのダイエットをすると、ますますやせにくい体になるそう。
「人間の体は食べたものを熱源としてエネルギーをつくり出します。そのため、摂取カロリーが低ければ、体熱産生が減り、体の冷えを招くことにつながります。特に、基礎代謝の低い人は筋肉が少なく、血液を送り出す筋肉の働きも弱いため、血流が悪くて体が冷えてしまいがち。体温が1℃下がると、代謝は13~20%も低下してしまうため、食事を減らすだけのダイエットは、さらなる基礎代謝の低下を招いてしまうのです。食事を減らすだけでなく、筋肉量を増やして消費カロリーを増やすことが肝心です」(土田先生)

監修/土田 隆(よこはま土田メディカルクリニック)、構成・文/宝田明子

「食べてないのにやせない」理由

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