うるおいを守るためには、手洗い後にすぐハンドクリームを！

空気の乾きや冷え込みが厳しくなってくると、皮膚のうるおいを保持したり、外敵から守る役割を持つ“バリア機能”が低下しがちです。すると、手荒れやカサつき、かゆみ、ひび割れなどの手肌トラブルが起こりやすくなります。
さらにコロナ禍の今は、アルコール消毒や頻繁な手洗いにより刺激が重なるため、例年よりも入念に手もとのケアを意識する必要があります。

このような過酷な環境化に負けず、すこやかな手肌を維持するためにはハンドクリームをしっかり塗って、皮膚内部に水分を閉じ込めることが大事です。
特に気をつけたいのが、手を洗ったあと。手肌もボディと同じく、洗ったまま放置すると、表面の水分と一緒に皮膚内部の水分が蒸発してしまいます。
「手を洗ったあとは即時にハンドクリームを塗る」ことが、手もとのうるおいを守るための、最も大切なポイントです。
また、冬は爪も乾燥しやすくなります。手肌だけでなく爪にもハンドクリームをしっかり塗り込むことで、爪の割れやささくれを予防できます。

手洗いをしたあと即時にケアするために、外出時もハンドクリームを携帯することが大切。今は手を洗う回数が多くなっていますが、手を洗うこととハンドクリームを塗ることをセットと考え、うるおいを逃さない習慣を身につけましょう。

万が一、ハンドクリームを忘れてしまったというときに頼れるのがリップクリームです。濡れた状態の手にリップクリームを塗ると、意外とするするのび、ハンドクリーム代わりになります。スティック状のリップクリームは小さなバッグにも収まりやすいので、唇用とは別にもう1本用意しておき、常にバッグに入れて持ち歩くことも裏ワザとしておすすめです。とは言っても、やはりハンドクリームでのケアがベストなので、日常の中で補助的にとり入れるといいでしょう。

ハンドクリームは、自分の手肌と相性がよく、使い続けたくなるものを選んで！

昨今市販されているハンドクリームは、手肌を守るための有効成分もきちんと配合されていて、機能性も十分に満たしているものがほとんどです。そのため、選ぶ際は、塗り心地や質感が“自分の手肌”と相性がいいかどうかを基準にするといいでしょう。

手肌の質感や乾燥の度合いはライフスタイルや職業でも違いますし、顔やボディ以上に手は個人差が出やすいパーツ。手肌になじむかどうか、使って心地いいかどうか、香りが好みかどうかなど、なるべく店頭で手にとって試してみるのがおすすめです。

また、選び方のひとつのアイディアとしては、愛用しているスキンケアブランドにハンドクリームのラインナップがあれば、それを試してみるのもいいでしょう。スキンケアと同じタイプの香りだったり、ブランドの一貫したこだわりが反映されていたりするので、愛用スキンケア同様に、自分の好みや肌質に合う可能性が高いと思います。

今季は、コロナ禍における手洗い・消毒の背景も受けて、新しいハンドクリームがたくさんリリースされているので、自分に合うものを見つけやすいのではないでしょうか。

◆香りも感触もGood。人気ブランドのこだわりのハンドケア４選＋裏ワザケア

気分やシーンに合わせて選べる、3つの香りがラインナップ

「使い続けたくなる」をテーマに、香りも、成分もとことん追求

肌を包んで、うるおいを密閉。心身を癒す天然精油の香りも魅力

しっとりとサラサラを両立。うるおいをギュッと閉じ込める高保湿ハンドクリーム

ワセリンが、水分蒸発を防いで乾燥や荒れをブロック！

＼岡部さん裏ワザ／
「洗ったあとの手肌にサッと伸ばせばハンドクリーム代わりにもなるので、唇用とは別にもう1本用意しておくと◎！　このリップクリームは、“ワセリン”が入っていることもポイントです。ワセリンは肌表面に油膜を張って、皮膚内側からの水分蒸発を防ぐ働きがあります。ぜひ試してみてください」（岡部さん）