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CATEGORY : ビューティ |スキンケア

“きれいな肌”作りの基礎! 自分の肌にあったクレンジング選び&使い方

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クレンジング3タイプのテクスチャー

角質やゴワつきのないつるんとした質感、毛穴のつまりや黒ずみ、くすみのない肌にあこがれる人も多いのではないでしょうか。ファンデーションなどメイクで悩みをカバーしたり質感を演出するのもいいですが、整ったきれいな肌を作るためには日々のクレンジングや洗顔などの基礎のケアが大切です。
今回はエステティシャンである筆者が自分の肌に合ったクレンジングの選び方と使い方についてご紹介します。

監修 : 寒川 あゆみ (美容家)

大阪谷町九丁目エステサロンprivate salon Laule'a代表。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業の他、講師、美容家、美容ライターとして多岐に渡り活動中。

Contents 目次

自分の肌に合ったクレンジングの選び方

クレンジング3タイプ

クレンジングとは油性や着色のメイクアップ汚れを落とすことが目的です。
市場にあるクレンジングは「オイル」「バーム」「ジェル」「ウォーター」「ミルク」「クリーム」などのタイプがあり、それぞれ主成分やテクスチャー、洗浄力や洗い上がりなどが違います。

<クレンジングの特徴>
オイル:クレンジングの中でもいちばんメジャーで人気のオイルクレンジング。主成分は油分でできていて液体状のものです。
油分の多いファンデーションやウォータープルーフのアイメイクまでしっかり落ちやすいですが、アイテムや肌状態によって肌に必要な皮脂まで落ちすぎてしまい洗ったあとに乾燥を感じることもあります。

バーム:近年人気上昇中のバームタイプは、主成分は油分でオイルを固形状にしたものです。
肌になじませると体温で溶けてオイル状に変化し、オイル同様メイクをしっかり落とせます。こちらもアイテムや肌状態によって乾燥を感じることがあります。

ジェル:比較的どの肌タイプでも使えるジェルタイプは、主成分は水でできています。
ジェルテクスチャーがメイク汚れにからみつき、しっかり落とすことができるほか、必要な皮脂まで落としにくく洗い上がりにうるおいが残るため乾燥感が少ないです。

ウォーター:ジェル同様主成分は水でできた液体タイプです。
洗い上がりの乾燥感は少ないですが、液体タイプなので量が少ないとメイクにからみつかずきちんと落としきれない、摩擦など肌の負担を感じることもあります。

ミルク:敏感肌の人におすすめなのは主成分は油分で乳液のようなやわらかなテクスチャーです。
洗浄力がやさしいので肌への負担が少ないですが、油分の多いファンデーションやウォータープルーフのメイクは落としにくい傾向があるので、石けんでも落とせるメイクと組み合わせるのがおすすめです。

クリーム:乾燥肌、敏感肌の人におすすめなのは主成分は油分のクリームタイプ。
洗浄力はやさしいですが、ミルクよりもコクのあるテクスチャーなのでメイクにからみつきやすく、洗い上がりのしっとり感が高いです。

クレンジング3タイプのテクスチャー

それぞれのクレンジングの成分による特徴と肌タイプに合わせて選びましょう。

肌タイプと洗浄力のチャート

<肌タイプの特徴>
乾燥肌:顔全体が乾燥しやすい、カサつく、粉がふく、洗顔後やスキンケア後にすぐ乾燥する、うるおい、しっとり感がない肌。

混合肌・脂性肌:おでこや鼻は皮脂っぽくテカリやすいがほおは乾燥する、生理前になるとニキビや吹き出物が出る、その日によって肌の調子にムラがある、全体的にベタつきやテカリがある肌。

敏感肌:乾燥によってかゆみがある、アレルギーや繊維などに敏感、赤みや炎症が出やすい肌。

整ったきれいな肌を作るクレンジングの使い方

クレンジングをはじめとするスキンケア類は毎日使用するため、量を少なめに使っている人、記載どおりには使っているけど意外と間違った量や洗い方をしている人も多いので、今一度使い方を見直してみましょう。

(1)クレンジングを手にとる

クレンジングジェルを500円玉の大きさに出す

ほとんどのクレンジングのパッケージには500円玉大やさくらんぼ大と書かれています。
「ジェル」「クリーム」は肌になじませたあとも厚みを維持しやすいですが、「オイル」「バーム」「ウォーター」「ミルク」は液体になって流れやすく、量が少ないと肌の摩擦や刺激の原因となるので少し多めに量を調整しましょう。

(2)クレンジングを顔全体に広げる

クレンジング剤を肌全体に広げる

指の腹を使いながら、ほお、おでこ、鼻、あごにのせて、全体に広げます。

(3)広い場所は大きく円を描くようにメイクになじませる

指の腹を使って大きく円を描くようにすべらせる

手の力は抜き、指の腹を使いながら、大きく円を描き、円と円が重なるようにやさしく、ゆっくりすべらせるようにメイクになじませます。

クレンジングに含まれる成分がメイクとなじむのでやさしくすべらせるようになじませるだけでOKなので、指先でちょこちょこ動かしたり、マッサージをするような洗い方、小さな円を描くような洗い方は力が入りやすく肌の摩擦の原因になるので気をつけましょう。

(3)細かな部分はやさしく小さな円を描きメイクになじませる

小鼻、目もと、口もとなど細かい部分はやさしく小さく円を描きすべらせる

鼻周りや目もと、口もと、こめかみ、生え際などの細かな場所は、手や指の力は抜き、指先の腹で小さく円を描き、円と円が重なるようにやさしく、ゆっくりすべらせるようにメイクになじませます。

意外とありがちなのが、小鼻の黒ずみや皮脂づまりが気になるからとグリグリと強く洗うのはNGです。
黒ずみや皮脂づまりは表面の汚れと内側から排出する力が必要なので、強く洗うのは刺激になるだけです。
やさしく汚れをオフし、化粧水や美容液をたっぷり浸透させたあと、乳液、クリームで整えて肌の代謝を高めましょう。

クレンジングをなじませた肌

クレンジングはやさしくなじませるように約3分くらいで落とすようにしましょう。メイクにクレンジングがなじむとメイクが浮いて乳化するので、ぬるま湯から水で洗い残しのないようにすすぎます。

クレンジングの使用前と使用後

クレンジングは「自分の肌にあったクレンジグタイプを選ぶ」「正しい洗い方」をすることが大切です。アイテムによって配合されている成分や特徴で肌タイプやケアしたい目的などに合わせて保湿系のもの、毛穴系のもの、美白系のものを選びましょう。

肌には日々メイク汚れや外気汚れなどが付着しています。日々のクレンジングや洗顔の使い方次第で肌の質感やコンディションが変化するので、ぜひ参考にしてみてください。

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