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白癬菌(はくせんきん)が足の裏に付着して引き起こされる「水虫」。白癬菌は高温多湿な環境だと繁殖しやすくなるので、ジメジメとして蒸し暑いこれからの時期には要注意です。今回は水虫を効果的に防げる生活習慣について見ていきましょう。
“手洗い”が正しい水虫対策!?
6月12日に放送された「この差って何ですか?」(TBS系)では、菌について研究している帝京大学大学院教授・安部茂先生が登場。「多くの人が行っている水虫対策は間違っている」と語る安部先生が、正しい水虫の予防法について教えてくれました。
そもそも水虫は足の裏に付着した菌が、約24時間かけて角質層に侵入することで感染します。水虫菌には水に弱いという性質があるので、時間内によく洗っておけば感染することはありません。
ですが水虫にかかりたくない人は、菌をしっかり落とすため足をナイロンタオルなどで強くこすってしまいがち。すると角質層が傷ついて菌が侵入しやすくなり、感染までのタイムリミットが半分の約12時間へと減ってしまいます。正しい予防法としては、素手で顔を洗うようにやさしく洗ってあげるのがおすすめ。
また靴は蒸れやすいため、お手入れを怠っていると水虫菌の温床に。水洗いできない革靴などの場合にはお手入れ方法に迷ってしまいますが、除菌スプレーを使用するのはNGです。というのも除菌スプレーは液体がかかったところしか除菌できず、繊維の内側に菌が残ってしまうため。
水虫菌を効果的に取り除くには、靴乾燥機やドライヤーなどを使用するとよいでしょう。水虫菌は熱が弱点で、42℃以上の環境では死滅していくそう。22分ほど靴を温め続けることで、繊維の中にいる水虫菌まで除去できます。
続いては、家の中で行う水虫対策法をご紹介します。
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