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女性ならではの症状といっても、圧倒的に女性に多い冷え性から、個人差が大きい生理痛やPMS(月経前症候群)、更年期障害。重い場合は日常生活に支障が出てしまうほど。その症状を少しでも軽くするために、『お風呂研究20年、3万人を調査した医者が考案 最高の入浴法』の著者で医学博士の早坂信哉さんに、冷え性改善のお風呂の入り方を教えていただきました。
- Author
- 早坂 信哉
そもそも冷え性とは?
多くの女性を悩ます冷え症。ある報告によると女性の2人に1人は冷え性ともいわれています。しかし、驚くことに海外では「冷え」という概念がないそう。そのため、日本人特有の症状ともいわれているといいます。
「女性のほうが『冷え』を訴えるのは、男性よりも筋肉量が少ないからといわれています。筋肉は、血流をよくして熱を作る働きがあります。現在、『冷え』は一般的に、『体に自覚的な冷えの苦痛がある』『体幹と末梢の温度差が大きい』『いったん冷えると体温の回復が遅い』などの症状があります」
冷え性の人は熱いお湯に入ってはダメ⁉
冷え性の対策として、体を温めることがポイントですが、熱すぎるお風呂にはいるのは間違いだといいます。
「確かに、42℃以上のちょっと熱めのお湯に浸かると、体温も一時的に上がり、手足の皮膚の表面温度も上がります。しかし、熱いお湯で急に体温を上げても、体の温まりは持続しないので要注意です。といいますのも、人は急激な体温上昇があると、汗をたくさんかいて体温を下げようとしてしまうからです。そのため、急速に体温は下がってしまうので、冷え性は改善されません。
冷え性の対策としては、40℃~41℃程度のお湯に10分程度入りましょう。少しぬるめのお湯に長めに浸かって、体の中から温まることが重要なのです」
次のページでは、生理痛・PMS・更年期障害が改善するお風呂の入り方をご紹介。
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