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「夏じゃないのにバテる…」は気温差が関係⁉︎ “早バテ”予防にインスタントの冷製スープが大活躍

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「夏じゃないのにバテる…」は気温差が関係⁉︎ “早バテ”予防にインスタントの冷製スープが大活躍

気温が高くなってきて、夏ではないのに食欲不振になったり、アイスなど冷たいものばかりを食べてしまうことがありませんか。外出を控えることが多くなると、気象や気温の変化に気づきにくくなり、あまり自覚がなくても夏バテのような「早バテ」を起こしている人が増えているそう。「早バテ」が起こる原因について、2人の専門家にお聞きしました。

Contents 目次

「早バテ」が起こる理由は?

部屋で暑さに苦しむカップル

夏でもないのに、食欲の低下を感じるのには理由があります。まずひとつ目には前日との気温差です。

気候と基礎代謝に着目して消費行動を研究する株式会社ライフビジネスウェザーの石川勝敏さんは「我々の調査では、最高気温が前日より3℃以上高く、かつ20℃を超える日は、人間は暑さを感じて対応することがわかりました」と話します。

つまり最高気温の高さだけが食欲不振の理由ではなく、前日との気温差によっても夏バテのような症状が出る可能性があるわけです。気温差が大きい初夏は要注意ですね。

もうひとつは人間の恒常性維持の機能がかかわっています。

人間の体温は外気によらず、一定に保たれており、これを恒常性といいますが、精神科医の古賀良彦先生によると、恒常性を保つのにちょうどよい気温とされるのは25℃だそう。
この恒常性が保てなくなると、「体に異常が起こり、熱中症などにかかってしまいます。暑い日に冷たいものが食べたくなるのは、恒常性を保つためのひとつの生命維持活動です」と古賀先生。

夏は基礎代謝量を抑えて体は恒常性を保とうとするのですが、春から夏にかけてはちょうど夏仕様の体にゆっくり変わっていく時期になります。

「夏仕様の体になるためのスイッチが入るタイミングは、最高気温が初めて20℃を超える日くらいから」とのこと。

暑いと感じなくても「早バテ」が起きてしまうのは、体が夏に向けた準備をしているから、という理由もあります。

早バテ解消に冷製スープ

「じっくりコトコトこんがりパン 冷たいコーンポタージュ」の商品(左)とお皿に盛ったコーンポタージュ(右)

食欲が起きないからといって、アイスばかりでは不健康。そんなときに古賀良彦先生がオススメするのが、“冷やし”スープ。

「特に固形物を食べる気が起きないときには、冷やしタイプのスープを活用するのはいかがでしょうか。 “早バテ”のような食欲不振には、そのときの体に合わせた食事を選んで、“食事を抜かない”ということが大事です」

そこで今回は4月に発売になったポッカサッポロの「じっくりコトコトこんがりパン 冷たいコーンポタージュ」を試してみました。

ポッカサッポロとしては、初のカップタイプの冷製スープ。
冷たい牛乳や水を注ぐだけで、あのおなじみのコーンポタージュが冷製でいただけます。

通常、カップスープは冷水や牛乳では溶けにくいのですが、ポッカサッポロの独自の経験と技術を活かして原料を選定し、よく混ざるようにしているとか。

「じっくりコトコトこんがりパン 冷たいコーンポタージュ」の商品(左)とふたを開けた状態(右)

ふたを開けるとこのような感じで、粉と全粒粉の乾燥パンが入っています。内側に引かれたラインまで冷水や牛乳を入れていきます。そしてすぐによくかき混ぜ、10秒ほどでパン入りスープのでき上がり。

たしかにダマにもならず、溶けるのがはやいような気がします。

スーパースイートコーンを使用していて、素材のおいしさが詰まったコクのある味わい。
これは期待を上回るおいしさです! 濃厚ながら、さらっとした飲み口でバテた体にすっと入っていくよう。冷製のコーンポタージュに乾燥パセリや全粒粉パンがけっこう多めに入っているのもうれしいポイントです。

パンは焼いたようなカリカリとした食感なので、長く浸さずに食べたほうが食感を楽しめますよ。

カップタイプは水や牛乳、豆乳などベースを選べるメリットがありますが、そのままいただける冷製の缶タイプスープもあります。

じっくりコトコト 冷製トマトと9種の野菜スープ

新商品はトマトの「じっくりコトコト 冷製トマトと9種の野菜スープ」。こちらも気になりますね。

疲れていると、料理をする気力も無くなりますが、冷たいスイーツだけでは栄養はとれません。そんなとき、このような冷製スープを活用してみてはいかがでしょうか。

じっくりコトコト こんがりパン 冷たいコーンポタージュ 160 円(希望小売価格・税別)

文・写真/庄司真紀

【プロフィール】

古賀 良彦
杏林大学名誉教授 精神科医 医学博士
昭和21年東京都世田谷区に生まれる。昭和46年慶応義塾大学医学部卒業後、昭和51年に杏林大学医学部精神神経科学教室に入室し、講師、助教授を経て、平成28年杏林大学名誉教授となり現在に至る。 日本催眠学会名誉理事長、日本ブレインヘルス協会理事長、日本薬物脳波学会副理事長、日本臨床神経生理学会名 誉会員などを務める。専門分野は食品・香りや塗り絵が健康に与える効果の精神生理学的研究。

石川勝敏
株式会社ライフビジネスウェザー 代表取締役
大学卒業後、大手小売業から民間気象会社に転職。生気象学の見地から生体機能の季節変動が消費ニーズに影響を与えることを、大量のPOSデータの解析から導き出して体系化。コンビニや大手小売業の販売企画、多くの大手食品メーカーの商品 企画などにコンサルティングを行っている。特にセブンイレブンのコンサルは有名。生気象的見地から気象の変化が多くの疾病のト リガーになっていることから、ふだんの有訴(不定愁訴)の状態をデータベース化して健康コメントを個人別に提供している。

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