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「さつまいも」の糖質量ってどのくらい?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~

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焼きいもの画像

煮てよし、焼いてよし、料理の主役にも名脇役にもなれる“いも類”。種類によって味も個性があるので「私はさつまいも派」「私はじゃがいも派」なんて言い合うことも楽しそう。とくに食物繊維が豊富ないもといえば「さつまいも」を思い浮かべる人が多いと思いますが、ではその次に食物繊維が多いのはどんないも? 知っているようで知らない「ダイエットに役立つ栄養クイズ」、今回のテーマは「いも類」です!

監修 : 大越 郷子 (管理栄養士)

管理栄養士、フードコーディネーター。服部栄養専門学校卒業後、病院栄養士を経て現在に至る。雑誌や書籍を中心としたダイエット・健康・美容などの栄養指導など幅広く活躍。体によくておいしいレシピに定評がある。

Contents 目次

【問題1】100gあたりの糖質量がいちばん多いいも類は、次のうちどれ?

□じゃがいも
□さつまいも
□里いも
□山いも(長いも)

 

 

 

正解は…………?

 

 

 

イモ類の画像

「さつまいも」です

さつまいもの画像

いも類は糖質が多いイメージかと思いますが、種類によって、数値はかなり違ってきます。選択肢の中では、「じゃがいも」=16.3g、「さつまいも」=30.3g、「里いも」=10.8g、「長いも」=12.9gで、「さつまいも」が最も多くなります。白米のご飯を100g食べた場合の糖質量は、36.8gになるので、ご飯に近い糖質量といえますね。ご飯1杯(150g)とふかしたさつまいもを150g食べてしまうと、ご飯を2杯分の糖質量になってしまうので注意が必要ですが、さつまいもには、ほのかな甘みがあるので、焼いたり、サラダなどに加えたり、デザートに使用するなどして、 この甘味をじょうずに利用するのをおすすめします。ちなみに同じ山いもでも、いちょうのような形をした、長いもに比べて粘りが強いのが特徴的な「やまといも」には、糖質が24.6g含まれています。倍ほど糖質量が違うので覚えておくといいですね。

食物繊維が豊富なおいもの代表格といえば「さつまいも」。では、さつまいもの次に食物繊維が多いのは、次のうちどれ?

□じゃがいも
□里いも
□長いも
□やまといも

「やまといも」です

便秘解消、腸内環境の改善、満腹感を得やすく食べ過ぎの防止など、うれしい効果がたくさんある食物繊維。さつまいもには100g中、2.8g含まれています。選択肢のいも類には、それぞれ100gあたり、「じゃがいも」=1.3g、「里いも」=2.3g、「長いも」=1.0g、「やまといも」=2.5gの食物繊維が含まれていますから、答えは「やまといも」です。いも類の食物繊維は、よく洗って皮ごと食べることで、多くとることができます。いろいろないもを日々の献立に組み入れ、腸活してみては、いかがでしょうか?

じつはビタミンCも含まれているいも類。いちばん多く含まれているのは、次のうちどれ?

□じゃがいも
□さつまいも
□里いも
□山いも(長いも)

「じゃがいも」です

答えは「じゃがいも」。100gあたり含まれているビタミンCはそれぞれ「じゃがいも」=35mg、「さつまいも」=25mg、「」里いも」=6mg、「長いも」=6mg(やまといもは5mg)です。ビタミンCには、粘膜を丈夫にする効果があり、下痢や消化不良などにも役立ちます。ただし水溶性のビタミンなので、水に溶けやすく、熱にも弱い性質をしています。ところが、いも類に含まれているビタミンCは、加熱しても壊れにくいという特徴が。ゆでたり、炒めたりと加熱調理をしてもビタミンCを摂取することができます。

じつはいも類には、むくみを解消するカリウムも含まれています。いちばん多く含まれているのは、次のうちどれ?

□じゃがいも
□さつまいも
□里いも
□山いも(長いも)

「里いも」です

答えは「里いも」。いも類には、カリウムも多く含まれています。100g中の含有量は「じゃがいも」=420mg、「さつまいも」=380mg、「里いも」=640mg、「山いも(長いも)」=430mg(やまといもは590mg)。里いもややまといもに多いのが特徴です。カリウムは、ナトリウムを尿と一緒に排出する作用があるので、高血圧予防や、むくみの解消にも役立ちます。また、里いもや山いもなどの独特のヌメリの成分はたんぱく質の消化吸収を助けたり、疲労回復効果にも役立ちますので、日々、少しずつでも食べたい食材です。

「焼きいも」は、じっくり焼くことで甘みが増します。さつまいもの甘みになる成分は、次のうちどれ?

□食物繊維
□ビタミンC
□カリウム
□でんぷん

「でんぷん」です

寒い時期に食べたくなる「焼きいも」ですが、じっくり焼くことで、甘みが増します。これはさつまいもの中に含まれている「でんぷん」が糖化することで生まれています。ここでいう糖化とは、さつまいも自身がもっているアミラーゼという酵素が、じっくり、じっくりと時間をかけて、でんぷんを、甘味を持つ成分に分解すること。60℃ぐらいでこの糖化が進みます。それによって、さつまいも本来の甘味が生まれるのです。長時間加熱することで、ビタミンCは少なくなってしまいますが、甘味を生かすためには、時間をかけての加熱がおすすめです。

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