７月15日はナショナルアイスクリームの日

アメリカのアイスクリーム好きが止まらない。

アメリカの７月15日といえば、誰もが知るナショナルアイスクリームの日である。何かのおふざけか？はてまた、冗談のように聞こえるかもしれないが、１９８４年７月９日、ロナルド・レーガン前米大統領がアイスクリームの日と正式に告示したアイスクリームを称えるアイスクリームの日であるのだ。

カリフォルニア州は、全米で最もアイスクリーム生産率が高い州であり、アメリカ人９０％がこよなくアイスクリームを愛している。

インターナショナルデイリーフーズアソシエイション（International Dairy Foods Association) の報告によると、一人当たりのアメリカ人が一年で消費するアイスクリームの量は、約10.43kg。世界で第二位のアイスクリーム消費国であり（１位は、ニュージーランド）、人気のフレーバートップは、ミントチョコレート、クッキー＆クリーム、バニラ、ムーストラック（チョコとキャラメル）、クッキードウ、チョコレート、バターピーカン、ロッキーロードなのだそうだ。Yummy♡

シングルコーンのアイスクリームだけでも結構な量であるのに、トッピングにチョコチップフレークやクッキー、ブラウニーの上にシロップをかける。また、パイのトッピングとしてアイスクリームをドカ〜ンと乗っけてガッツリ食べるのがアメリカ〜ンスタイルだ。

糖分が多くて高脂肪、高カロリーだとして減量の敵ともいえる言葉がついてまわるアイスクリームだけれど、それでも食べたくなってしまうのがアイスクリーム。こんなオイシイものを諦めるワケにはいかない。果たしてアイスクリームは減量の敵なのか？アイスクリームをギブアップしなければいけないのか？

アメリカではヘルスコンシャスしたアイスクリームが続々登場！

筆者も含めて、アイスクリームが食べられない生活なんてありえないという人も多いはずだ。そこで、オータナティブでヘルシーなフローズンデザート（冷凍されたデザート）が登場しているので紹介したい。

低脂肪/脂肪ゼロ。糖分ゼロ。低カロリー。また、プロバイオティック（カラダに良い善玉菌）を含み、免疫機能を向上、整腸作用などがあるとされるフローズンヨーグルト。低カロリーで低脂肪。自然な甘みを活かした アイスクリームの従兄弟と呼ばれるジェラートは、定番のフローズンデザートでもある。

しかし、近年は、ヘルスコンシャス、エココンシャスの声が高まり、アイスクリームが進化をし続けている。

まず、ライトアイスクリームと呼ばれるアイスクリームには、 プロティンやファイバーが含まれており、低脂肪で低カロリー。炭水化物や糖質を抑えたローカーボ・アイスクリームである。つけ加えて、人工調味料や人工着色料を使用をせず、砂糖の変わりにステビィアやモンクフルーツ（羅漢果）を使っている。また、Non-GMO（遺伝子組み換えなし）、オーガニック食材でグルテンフリーのライトアイスクリームもあるので、ハイブリッドアイスクリームとしても人気を呼んでいる。

パイントアイスクリーム部門で、ハーゲンダッツやベン＆ジェリーを抜いてダントツの人気をもつライトアイスクリームHalo Top。そして、Arctic Zero　のほかにも、ユダヤ教の食の規定に沿っているコーシャ（KOSHER）ライトアイスクリームEnlightened などスペシャリティーライトアイスクリームもある。また、牛乳を使用せず、ココナッツミルクやアーモンドミルク使用のノン・デイリーアイスクリームは、乳糖不耐症やヴィーガンでも楽しめるとしても人気だ。

ダイエットの敵。減量には不適切と見られがちなアイスクリームだけれど、もはや、そんなことは言わせやしない。今や、ヘルシーなアイスクリームが次々と登場している。今後も進化する無敵のアイスクリームたちの貢献に期待し、この夏もアイスクリームを食べ尽くしたい。

さて、今日は、どのアイスクリームを食べてみる？

ちなみに、筆者は、三度の飯よりアイスクリームが大好きで、一年中、冷凍庫にアイスクリームやジェラートが入っている。今は、オレゴン州ポートランド発ローカル色あふれるクラフトアイスクリーム。Tillamook / Really Creamy ICE CREAM/ Rocky Road（1.66L)が冷凍庫に入っており、今日は、ガッツリとアイスクリームを食べる予定〜（Yum♡）。

STAY FYTTE!

BE KIND TO ONE ANOTHER
KEEP SMILING

TEXT&PHOTO(top以外): 白井朝美/ TOMOMI SHIRAI