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太りやすい人の食習慣チェック!「つられ食い」を防止するコツ

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太りやすい人の食習慣チェック!「つられ食い」を防止するコツ

ダイエット中なのに、友だちとの食事会や会社の飲み会など、「食べざるを得ない」シチュエーションが積み重なり、なかなかやせられないとお悩みの人もいるはず。一体どうしたらよいのでしょう。ダイエットカウンセラーの伊達友美先生に教えていただきました。

監修 : 伊達 友美 (管理栄養士)

ダイエットカウンセラー。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。戸板女子短期大学食物栄養科ゲスト講師。自ら25kgのダイットに成功した経験を持ち、栄養学×食事法×睡眠×ダイエット×メンタル×ファッションスタイル学といった幅広い知識をもとに、これまでに32年間、食改善アドバイスを行う。制限型の食事ではなく、代謝アップの栄養をプラスする「プラス栄養メソッド®︎」を基本とした指導法が女性を中心に人気を博し、メディアにも多数出演。著書に『ダイエットカウンセラーが教える お酒を飲んでも太らないうまい食べ方』(青春出版社)など。

Contents 目次

食べなくちゃいけない?つられ食いの悩み

人にすすめられると高カロリーのものでも食べてしまう、友だちと一緒に食事をすると、つられてつい食べ過ぎちゃう…。このような“気兼ね食い”、“つられ食い”に悩まされている人は少なくありません。

 

例えば、ある患者さんのケースです。
既婚でパート勤めをしている彼女の場合は、典型的な気兼ね食い。平日のお昼は、職場でまとめて注文する仕出し弁当を食べなくてはいけない。お茶の時間にはお菓子をいただくので、それも食べなくてはいけない。家に帰れば、夕飯は夫の好きなものをつくって食べなくてはいけない…。そんなこんなで、思うようにダイエットができずに悩み、ストレスをためていました。

そこで私は「自分が食べたくないと思うものは残せばいいんですよ」とお話ししました。すると彼女は驚いたようで「えっ、それでいいんですか!?」と、信じられないといったリアクション…。

そうなのです。彼女に限らず、気兼ね食いに悩む人は、とてもまじめな人が多く、「人に合わせなくてはいけない、それが当たり前」と思い込んでいるようなのです。そんな人にとって、私の言葉は意外なのでしょう。みなさん同じように「そんなに自分勝手でいいの!?」と驚きます。

でも、自分勝手でもなんでもありません。食べたくないものは残す。これは、自分の心に素直に従っているだけなのです。

 

残す勇気と、自分で食事をコントロールする意識

もしあなたが気兼ね食いに悩んでいるなら「好きなものは食べて、嫌いなものは残す」という行動に移してみてください。

勇気を持って、一回残すことにチャレンジする。それをきっかけに、変わっていけるはず。何より大切なのは、“自分の食事を自分でコントロールしている”という意識です。

彼女の場合もそう。
以前は、“人のために食べている”という感じでしたが、“自分のために食べる”ことができるようになったのです。職場では、食べたくないものは残せるようになり、家でも、夫が好きなものだけでなく、自分が食べたいものを積極的につくれるようになったといいます。

 

食べすぎた理由を言い訳してない?

一方、つられ食いはというと……。

多くの人は、食べ過ぎた理由を友だちなど他人のせいにしますが、じつは、友だちを言い訳にして食べているだけではないでしょうか。おそらく、つられ食いする人は、ふだんから、あれもガマン、これもガマンと節制しているはず。その反動で、友だちと一緒のとき、ここぞとばかりに食べてしまう…。

だとしたら、「つられて食べちゃう」などと言い訳をしないで、「友だちと一緒のときは、本当に食べたいと思うものをガマンせず食べる」というルールにすればいいのです。そうすれば、後悔することなく、楽しく食事ができるのではないでしょうか。と同時に、自分ひとりのときの食生活を見直すことも大切です。

 

自分で料理をすれば一石二鳥!?

 カロリーが低いという理由で、好きでもないものをちょこちょこ食べていませんか。そんな食生活を続けていたのでは、人と一緒のときに大きな反動が来て当たり前。ほんの少し節制はするけれど、基本的に好きなものは食べる。そんな食生活をしていれば、人につられてムダに食べ過ぎることはないでしょう。

そしてもうひとつ。「親が太りそうな食事をつくるから」などと、ダイエットできないことを、家族のせいにする人がいます。

そんな人に対して私は、「だったら自分でヘルシーな食事をつくれば?」と思うし、実際、そうアドバイスしています。

ちなみに、「母親がつくる料理を食べ続けたら一生やせられない」と思った私は、高校生の頃から、家族全員の夕食を自分で毎日つくるようにしていました。料理ができるようになると、女性としてのスキルアップになるし、ダイエットもできて、一石二鳥でしょ。

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