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地中海沿岸原産の香味野菜。シャンツァイ、コリアンダーなどとも呼ばれ、独特の強い香りが特徴です。好き嫌いは分かれますが、中国、タイ、ベトナム、中東、メキシコなど、スパイスの効いた料理には欠かせない存在。生の葉や茎だけでなく、じつは根も食用として使うことができるほか、種子もスパイスとして利用されます。
栄養素
ビタミンA
ビタミンB2
ビタミンC
カリウム
鉄 など
栄養素のポイント
リナロール、ゲラニオール、ボルネオールといった精油成分が含まれており、胃腸の働きを助けるなど、 健康を保つ効果が期待されています。
抗酸化作用を持つビタミンCや鉄、カルシウムなどが含まれています。
旬・産地
通年出回っていますが、旬の時期は3~6月。スパイスとして使われる種子は5~7月に収穫されます。家庭でもプランターや水耕栽培で手軽に育てられます。
トリビア
古代ギリシャでは、種子は“薬”だった!
甘くオレンジに似た香りがする種子は、古くから薬効が知られており、古代ギリシャでは医薬として用いられていたそうです。炭水化物と合わせると効果が高まるとされ、パンやケーキに入れて焼かれていたとか。
選び方
フレッシュなパクチーの見分け方
葉の色が鮮やかでみずみずしいものを選びましょう。茎はあまり太くなく、張りのあるものほどしっかりとした香りがあり、薬味としての効果も期待できます。
用途に合わせて選ぼう
サラダやスープなどの香りづけには生を使います。煮込み料理やオーブン焼き、ピクルスなどにはドライのものを使うとよいでしょう。
保存方法・期間
サラダやトッピングに使うなら冷蔵保存
茎を水に浸した後、湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵室(野菜室)へ。 高さに余裕があれば立てて保存する。保存の目安は約2週間。
すぐに使わないときは、生のまま冷凍存
葉と根に切り分け、葉は刻んで冷凍保存袋に密閉し、根はラップに包み、それぞれ冷凍室で保存します。解凍するときは凍ったまま使えます。1カ月以内に食べきりましょう。
memo
鮮度が落ちてくると、葉が黄色くなってきます。使いきれないときは冷蔵室に放置しておかず、早めに冷凍するのがおすすめです。
切り方のコツ
風味ごとに使い分ける
薬味として添えるのはもちろんですが、葉よりも香りが強い茎と根は、加熱調理にも向いています。
葉:刻む、ちぎる →ドレッシング、和え物、彩りも兼ねた薬味に。
茎:細かく刻む →トッピング、炒めもの、汁物の風味づけなどに。
根:軽くつぶす →スープやカレーなどの煮込み料理に。
辛い料理にベストマッチ
すっきりした味わいは、香りとともに辛い料理をいっそう引き立てます。カレーや中華風炒めなどに加えれば、風味がぐっと増して本格的な味わいに!
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