「ヨーグルトファスティング」って？

ファスティングとは断食、つまり短期間で体重を減らせるダイエット法のこと。でも、食べるのを控えて急激にダイエットすると、脂肪よりも筋肉のほうが落ちやすいってご存じでしたか？　筋肉量が落ちると、基礎代謝が下がって太りやすい体になってしまいます。

その点、いま話題の「ヨーグルトファスティング」は、筋肉量の低下を抑えて、脂肪を減らせることが最新の研究で確認された方法なんです。

ポイントは、たんぱく質を多く含み、食べごたえがある「グリークヨーグルト」を食事や間食と置き換えること。しっかり満足感があるから、空腹感に耐えるストレスがないそうです。

たんぱく質がぎゅ！っと詰まった「グリークヨーグルト」

そうなると、気になるのが「グリークヨーグルト」がどんなものか？ということ。

「ギリシャヨーグルト」とも呼ばれているもので、ギリシャ伝統の水切り製法によって水分が除かれているのだとか。そのため、たんぱく質がぎゅぎゅっと濃縮されていて、その量通常のヨーグルトの２～2.5倍！

乳酸菌による整腸作用が期待でき、また乳製品なので消化吸収されやすいので、ファスティング中の食品として適している点もポイントです。

ヨーグルトファスティングのやり方

それでは、ヨーグルトファスティングのやり方と注意点を見ていきましょう。

（１）効果が感じられてモチベーションを維持しやすい４日間ファスティングがおすすめ

（２）１回の食事あたり100～200gが目安

（３）野菜と果物のスムージーをプラスして、糖質や食物繊維をとる

（４）１日の目安700gを配分すれば、間食でグリークヨーグルトを食べてもOK！

（５）生理前や生理中、体調不良時は避けたほうがベター

（６）ファスティング中のアルコールは避ける

なるほど、やり方も簡単だし、なんだか効果も期待できそう。ただ、筆者はふだん子どもと一緒に食事をとっています。一人だけヨーグルトとスムージーというのも、なかなか難しい…それに、自他ともに認める食いしん坊なので、空腹に耐えられるか不安も。

というわけで、まずは半日、朝と昼だけグリークヨーグルト＆スムージ―で過ごしてみることにしました！

ヨーグルトファスティング半日お試しレポート

グリークヨーグルトをスーパーで探してみると、すぐに見つかったので早速購入。プレーン味のほかに、ストロベリーミックス味やブルーベリーミックス味などもありました。スムージー用のりんごとバナナ、小松菜も用意して、いざスタートです。

＜食事内容＞

朝：グリークヨーグルト（プレーン）100g

りんごと小松菜のスムージー　コップ１杯

昼：グリークヨーグルト（プレーン）100g

バナナと小松菜のスムージー　コップ１杯

間食：グリークヨーグルト（ストロベリーミックス）100g

＜感想＞ヨーグルトだけじゃ絶対にお腹が空く！と思っていましたが、かなり濃厚でもったりしていて、ものすごくお腹にたまる感じ。

どしっと重い感じで、食べごたえがありました。おかげで、朝食べてからお昼まで「お腹が空いた！」と感じることなく過ごせました。

午後は、息子が帰ってきておやつの時間になり、「ママも一緒に食べよう！」と言われたので、ちょうど小腹も空いてきたことだし…とストロベリーミックス味を。器に出してぐるぐる混ぜてみたら、かなり滑らかな食感になりました。間食で食べてもOKというのが、ストレスを感じなくてよかったです。

こうして、朝から夕方までの半日プチ・ヨーグルトファスティングを終えたわけですが、朝一番ではかった体重から0.8kg、体脂肪は1％減っていたのには驚きました！

しかも、後日談ですが、その日の夜からお通じがものすごく良かったんです。夕食に食べたもののせいとも考えられますが、グリークヨーグルトとスムージーがお腹をスッキリさせてくれたような気がします。

半日だけでもこれだけ効果が感じられたので、時間に余裕ができたらぜひ4日間ガッツリ試してみたい！と感じました。忙しい人は、半日から1日くらいでも十分試す価値あり。その週食べ過ぎた分を週末にリセットするというのもいいかもしれません。最近ちょっとお腹が重いなという人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

（文・写真／水谷花楓）

もっとくわしく「ヨーグルトファスティング」を知りたい人はこちらもチェック！

『４日間でやせる！ヨーグルトファスティング』（学研プラス）