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CATEGORY : ダイエット |食べる

なすは栄養価が低いって本当? なすの基礎知識とおいしく食べる料理

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焼きなすのアップ画像

さまざまな料理に使われているなすですが、じつは栄養価が低いというウワサを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか? なすの栄養価は本当に低いのでしょうか。ここでは、なすの栄養に関する知識をはじめ、なすに関するさまざまな情報をお伝えします。

監修 : 大越 郷子 (管理栄養士)

管理栄養士、フードコーディネーター。服部栄養専門学校卒業後、病院栄養士を経て現在に至る。雑誌や書籍を中心としたダイエット・健康・美容などの栄養指導など幅広く活躍。体によくておいしいレシピに定評がある。

Contents 目次

なすの豊富な栄養成分

収穫前のなすのアップ画像

じつはなすはほとんどが水分からできています。そのため、ビタミンやミネラルなどは多くありません。栄養たっぷりというわけではありませんが、なすは低カロリーです。ダイエット中の食材にぴったりといえます。油を使った料理に相性のよいなすですが、体重を減らしたいときはできるだけノンオイルで調理しましょう。フライパンで焼きなすにするほか、レンジで温めるだけの簡単調理もおすすめです。

なすの効果効能

なすは体を冷やす効果がある、と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。なすを食べると体の熱が冷めるため、夏には積極的に食べられています。これは、なすに含まれるカリウムの作用によるものです。カリウムは塩分を排出する効果もあるため、むくみが気になる人にもおすすめです。ただし冷え性の人はとりすぎに注意しましょう。

また、なすの紫色を作る色素「ナスニン」はポリフェノールの一種で、抗酸化作用があるのが特徴です。ナスニンは動脈硬化や高血圧など、生活習慣病の一因を作る活性酸素を抑制します。コレステロールの吸収を阻害する効果もあります。

ナスニンは水に溶けやすい物質です。ただ、なすはアクが強いため、調理の際は水にさらしてアク抜きをする人も多いのではないでしょうか。ナスニンを摂取したい場合は、水にさらさず油で炒めるのが効果的です。また、旬の手前である6月頃に収穫されたものや「水なす」など、なすの収穫時期や品種によってはアク抜きしなくもおいしく食べられます。

 

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