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栄養価が高く整腸作用もあり、抗酸化力も抜群のバナナ。手軽にエネルギー補給ができると、アスリートからも好まれている果物です。バナナといえば、朝バナナダイエットは、一時スーパーからその存在が消えるほど注目を集めたダイエットとして、みなさんの記憶に新しいのでは。ですが、おすすめなのは「夜バナナダイエット」。夕食をバナナに置き換えるのかと思いきや、どうやら違うみたい。一体どんなダイエットなのか、まずは夜バナナダイエットの具体的なやり方を見ていきましょう!
- 監修
- 松生 恒夫
夜バナナダイエットのやり方
<1>夕食の約30分前にバナナ2本を食べる
なるべくゆっくりと時間をかけて食べましょう。咀嚼することで満腹感を得やすくなるので、よくかむこと!
(※皮をむいた可食部、約80~100gのバナナ2本が目安です)
<2>お湯やお茶などの水分を約200ml飲む
バナナを食べ終えてから、お湯、お茶、水など、無糖の飲料をコップ1杯(200ml)飲みましょう。
<3>約30分後、普通に夕食を食べてOK!
いつものメニュー、好きなメニューをどうぞ! 食事時間や内容はさほど気にしないでOK。食べたいものをガマンしないで。
気をつけたいポイントは、夕食は満腹を感じたところでストップさせること! 必ずバナナで得た満腹感に従うことが大切。目の前の料理をムリに詰め込むのは絶対厳禁です。
ここが気になる! 夜バナナダイエットのQ&A
ダイエット中の食事といえば、何かをガマンすることも多いですが、夜バナナダイエットでは食べたいものはガマンせずに食べられることも魅力ですね。とってもシンプルで簡単なダイエット方法を、早速今日から始めたくなった人もいるはず。 そこで、夜バナナダイエットを始める際の素朴なギモンについて松生クリニック院長の松生恒夫先生に答えていただきました。
Q、夜にバナナを食べても太らないの?
A、「甘いフルーツ=太る!?」 それは間違った思い込み
「太りません! そもそも低カロリーで腹持ちがよく、満腹感が得られ、“いい便のもと”になるバナナは、高カロリーなおかずでご飯を進めるよりもずっとヘルシー。反対に、夜中の空腹感も解消できておすすめですよ」(松生先生)
Q、バナナはそのまま食べないとだめですか?
A、飽きるようならひと工夫してみましょう
「オリーブオイルでソテーするなど、バナナを温めて食べるのがオススメです。ヨーグルトをかけるのもよいですが、無糖のものを選びましょう。ミキサーでスムージーにするのは、咀嚼効果がなくなるためおすすめできません」
Q、始めてからどのくらいで効果がでますか?
A、まずは1か月を目安に続けてみましょう
「効果実感は人により異なりますが、まずは1か月を目安に続けてみてください。便秘解消やお腹がへこむ、体重減少など、徐々に確実に効果があらわれるはず。早ければ10日程度でも何かしら効果があるはずですよ」
Q、より効果を得るために気をつけることは?
A、食事内容と運動はできる範囲で取り組んで
「食事は何を食べても構いませんが、鶏肉のような良質なたんぱく質、あとはビタミンやミネラル類を意識的にとるとベター。ストレスにならない範囲での、適度なウォーキングなどの運動もダイエット効果を高めてくれます」
1か月半でなんと平均-5㎏ダウン!
夜ご飯の前にバナナを食べて水を飲むだけの手軽さは、自分だけのダイエットメニューをつくる手間もかからず、忙しい主婦のみなさんでもストレスなく続けられます。
実際に1か月半の間、夜バナナダイエットにチャレンジした主婦のMさんとYさんの体験談がこちら。
少しの食事制限では体重が減らず、効果のあるダイエットもストレスでリバウンドをしていたMさん。夕食の準備をしながらバナナをパクッ。そのまま夕食は家族と一緒に食べていました。すると開始翌日からある変化が!
「スタートした翌日から毎朝快腸で、体が軽くなっていくのを実感しました。食べてはいけないものもないし、ママ友ランチも楽しめてストレスなし。短めのトップスを着る勇気も出てきました」(Mさん)
そんなMさんは、夜バナナダイエットをはじめて1か月半後に、なんと
体重-4.6kg、ウエストは-12.0cm、太ももも-6.0cmと大幅なサイズダウンに成功されました!
そして、半年で5kg体重が増えてしまったというYさん。
「夕食前にバナナを食べる習慣がなかったので、続けられるか不安でしたが、ちょうどお腹がすくころに食べるので、おいしくて、食べるのが楽しみに。そのあとお湯を飲むとお腹いっぱいになり、おかずだけという日もありました」
炭水化物の量がかなり減ったというYさんは、1か月半続けることで、
体重-5.5kg、ウエスト-12.0cmと半年かけて増えてしまった体重を見事に1か月半で減量することに成功!
2人の平均は、体重およそ-5.0kg、ウエスト-12.0cmと驚くほどの効果が表れました。
なにかを我慢する、食べないダイエットとは違い、今までの夕食の30分前にバナナ2本と水分約200mlを飲むだけなので、物足りなさやストレスがないことが続けられる理由のようですね!
夏はもう間近。ムリせずやせたい人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
文/FYTTE編集部
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松生 恒夫
松生クリニック院長。東京慈恵会医科大学第三病院、松島病院大腸肛門病センターを経て2004年松生クリニックを開業。主な専門領域は大腸内視鏡検査。著書に『腸内リセット健康法』(講談社+α新書)など。
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