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呼吸法、発酵食、扇風機。医師が実践している
3大夏冷え対策法

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最近では冬よりもむしろツラいと訴える女性が多い、夏の冷え。その原因とも言われる自律神経の乱れは日常生活のちょっとした工夫で変わっていきます。女医の丸田佳奈先生が実践する3つの夏冷え対策をご紹介。どれも今すぐ始められるものばかりです。

夏と冬の冷えには違いがある

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女性の冷えの大きな原因は2つ。熱エネルギー産生が少ないことと、自律神経がうまく働かないとき、でした。

夏になっても冷えで困っている女性はたくさんいますね。では、冬の冷えと夏の冷えに違いはあるのでしょうか。実は、夏は自律神経による影響が冬よりもさらに大きくなります。

冬も夏も、自然の気温であれ、エアコンの影響であれ、気温が低くて寒いことには変わりないのですが、それに加えて夏は決定的な違いがあります。

1日生活をするにあたり、温度差が大きいことです。外に出ると暑く、屋内に入ると寒い。本来自然の中で生活をしていれば、このような急激な温度変化は起こりません。しかし、冷房のある現代の生活では、体にとってめちゃくちゃな温度変化が起きる環境ができ上がってしまい、その結果自律神経の調節がうまくできなくなります。

体温の調節は自律神経の仕事です。自律神経が調節できなくなれば、体はさらに温度の変化についていけなくなり、悪循環に。
また、自律神経は温度調節だけでなく体じゅうのさまざまな機能を調節しています。血流やホルモンバランス、代謝、消化まで体で自律神経の影響を受けていない部分はありません。ですから、だるさ、肩こり、頭痛、食欲不振、便秘・下痢、不眠、生理不順など、ほかの不調が出やすいのも夏の冷えの特徴です。


女医が実践する3大夏冷え対策

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自律神経対策を強化した、私が行っている夏の冷え対策をご紹介します。
エアコンは、自分のいる部屋はつけません。廊下の向こう側の部屋など、少し離れた部屋のエアコンをつけて入り口に外に向くように扇風機を置き、エアコンの冷気をできるだけ拡散させることで室内の温度を穏やかに低下させています。体の表面を極端に冷やすことが無く、家にいるときと外出時の気温差も少ないので、自律神経も不調になりにくいです。

また、体感温度は湿度と風速に影響を受けます。湿度が低いほど、風が強いほど、体感温度は低く感じます。除湿器や扇風機を併用することで、室内の温度を下げなくても涼しく感じます。

また食事面では、薬味や発酵食品をこまめにたくさん取り入れています。代謝がよくなり体を温めたり、自律神経を整える効果があります。

一日に数回、腹式呼吸を行います。腹式呼吸はマインドフルネスでも用いられ、自律神経を整える効果が高いと言われています。マインドフルネスとは「心のエクササイズ」とも言われ、精神科の治療や緩和医療でも用いられています。休憩時や夜寝る前などのリラックス時に、他の雑念を捨ててリラックスして行うのがポイントです。

さらに、私はホットヨガに行っています。ヨガもマインドフルネスに似たものであると考えられており、自律神経の調節をよくすると言われています。温かい室内で行うことで、体を温めて汗をかき、冷えも改善します。

一見同じように感じる冷えですが、自律神経が乱れやすい夏はさらに体がダメージを受けているんですね。

自律神経の機能は急によくなったりするものではありません。よい生活リズムや習慣を維持することで徐々に改善されていきます。また、ストレスは逆効果で自律神経を乱します。
焦らずのんびり対策することが重要です。自律神経が整った状態を長く維持できれば、夏に限らずさまざまな時期の体の不調が治りやすくなりますよ。




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丸田 佳奈

2007年度『ミス日本』。
現役(総合周産期母子医療センターに勤務)の産婦人科医という立場を生かし、 テレビやラジオ、雑誌等メディアを通じ、時には医療サイドの現場にいる医師として情報を皆様に発信している。美に関する情報も発信中。





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