「生理痛」のおなかの痛みの原因は何? 痛みがピークになる前に抑えるには?

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出典:Samo Trebizan/shutterstock.com


婦人科医の松村圭子先生(成城松村クリニック院長)に、「生理」や「女性ホルモン」など、女性の体についてわかりやすく教えていただく連載第2回。読めば、自分の体や心と上手に付き合える"優秀ホルモンヌ"になれます!

今回のテーマは、「生理痛」です。
生理痛の痛みのレベルは人と比べることができないので、「ガマンしなければ」と思っている人もいるのでは? 痛みの原因、改善方法について松村先生に教えていただきました。

生理痛のおなかの痛みの原因物質とは

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こんにちは。婦人科医の松村圭子です。

生理のとき、下腹部をギューッと締めつけられるような痛みを感じることはありませんか?
この原因に、「プロスタグランジン」という子宮内膜から出るホルモンが関わっています。このホルモンの働きによって、子宮が収縮して経血を出すんですね。

また、プロスタグランジンは出産のときにも出るホルモン。生理のとき、子宮では小さな出産のようなことが起こっているイメージです。

生理の経血の量の変化には個人差がありますが、2~3日目の経血の量が多いときに生理痛が強くなり、減っていくと痛みが軽くなる傾向があります。経血をたくさん体外に出さなければいけないときに子宮がより強く収縮して、生理痛を引き起こすのです。

痛み止めの薬は、生理痛がピークになる前に飲む

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「生理痛はガマンするもの。できるだけ痛み止めの薬に頼らないほうがいい」と思っていませんか? 通常、痛み止めを飲んだからといって、クセになって効かなくなるということはありません。

生理痛の薬は、前述した痛みの原因物質のプロスタグランジンの働きを抑えるものです。でも、痛みがピークになってから飲んでも、効きにくくなることがあります。そのため、痛みがピークになる前から飲みはじめるのがポイントです。

例えば、生理痛が強くなるのが生理2~3日目なら、1日目から飲みはじめます。「食後に1日3回」など、飲むタイミングや量は、用法・用量に従って。こうすると、血中で薬の作用が安定しやすくなり、生理痛が出にくくなります。

つらい生理痛は病気が隠れていることも

10代の頃は、生理痛が強かったという人もいるのではないでしょうか。10代は子宮が未熟なので、経血の出口が硬くせまくなっています。そこを経血を通さなければいけないので、ギューッと子宮を収縮させなければいけないんですね。

20歳を過ぎると、子宮が成熟して柔軟性が出てくるので、経血がスムーズに排出されるようになっていきます。そのため、生理痛は20歳を過ぎるとだんだんラクになっていくのが一般的です。また、出産をすると子宮の入口が柔軟になって生理痛が軽くなる傾向にあります。

通常、20代、30代は生理の変調はあまりありません。でも、「生理痛がひどくなっていく」「痛み止めが効かなくなってきた」というのであれば、体からSOSのシグナルが出ていると捉えてください。子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れている可能性があるので、婦人科を受診しましょう。

生理痛を無理にガマンしなくていいのです。症状がひどくなってから受診するのではなく、自分の体をメンテナンスして大切にしましょう。



松村 圭子

松村 圭子

婦人科医。成城松村クリニック院長。日本産科婦人科学会専門医。広島大学附属病院などの勤務を経て、2010年、成城松村クリニック開院。西洋医学のほか、漢方薬、サプリメント、プラセンタ療法などを治療に取り入れている。雑誌、Web、テレビなどメディアを通して、女性ホルモン、生理、更年期などについてわかりやすく解説している。著書『女30代からのなんだかわからない不調を治す本』(東京書店)、『女性ホルモンを整えるキレイごはん』(青春出版社)など。

取材・文/掛川ゆり

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