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苦手だった運動を[朝型]に変えて毎日ポジティブに! こじらせダイエッターの本気ダイエットプログラム#4

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苦手だった運動を[朝型]に変えて毎日ポジティブに! こじらせダイエッターの本気ダイエットプログラム#4

10年以上どんなにがんばっても思うようにダイエットが成功しなかった、こじらせダイエッターおこめのダイエットプログラム第4回。ダイエットトレーナーの小山圭介先生の提案で行った、「ゆるヴィーガン」による食生活の改善で、1か月半で体重−1kg、体脂肪率−1.5%を実現しました。それに付随して、マインド面にもポジティブな変化が現れはじめたおこめ。心身のコンディションを上げることで生まれる“ポジティブな閃き”とは?

監修 : 小山 圭介 (ダイエットトレーナー)

ダイエットトレーナー&メンタルコーチ。これまで2万人以上にダイエット指導を行う。メンタル・食事・運動など、さまざまなアプローチで健康な体をつくるダイエット法を提案している。TBS「レッツ美ボディ」出演&エクササイズ監修。ほかにも雑誌、WEBなどメディアでも活躍中。
ダイエット成功者続出の、ダイエットオンラインサロン「ダイエット王子 小山圭介オンラインサロン」運営中!

Contents 目次

トレーニングを「夜」から「朝」に変えたことで1日のモチベーションにも変化が

――わずか1か月半で大きな変化が見られましたね!

おこめ:変化という面ではもうひとつ、ゆるヴィーガン生活を終えたあとくらいから、これまで夜に行っていたトレーニングを朝行うようになりました

毎日1時間半の筋トレと有酸素運動を目標にしていたのですが、仕事が終わって帰宅すると21時頃になっていることもあり、その時間からトレーニングをスタートさせると、寝るのが深夜になってしまう日もあったんです。

小山先生には、食事内容と一緒に毎日のストレス具合も報告していたのですが、仕事が遅くなり、帰宅後に十分に運動する時間がとれないことも、ストレスとして感じていることが見えてきて、「だったら夜早く寝て、その分早起きして運動すればいいのでは?」と気づいたんです。

アプリを使って運動・記録することでモチベーションに

――「仕事もしたい」けど「運動もしたい」という気持ちがストレスになっていたということですね。

おこめ:これが本当に「人生が変わった!」くらいの大きな変化だと感じています。

朝に運動をすることにしたら、朝ごはんもこれまで以上においしく感じられるし、仕事をして「帰ったらご飯を食べて寝るだけ」と思ったら、仕事に取り組む姿勢にも余裕が生まれました。

――小山先生からは、トレーニングの時間についてアドバイスはされていたのですか?

小山先生:僕から「こうしてください」という指示を出したのではなく、おこめちゃんから生まれたポジティブな「閃き」です。

「自発的に健康活動を進めることができる」ということが、ダイエットを行う上でベストな形だと思っています。心身のコンディションが上がってくると、「こんなことをしたら、もっと健康になるんじゃないか」という「閃き」が起こるようになってくるんです。

おこめちゃんの場合、まずは食生活の改善に集中してもらい、それが定着してきたことで「次のステップ」を自ら考えるようになったんです。

おこめ:これまでは「早起きをして、朝に運動をすることはハードなこと」と考えていました。朝はバタバタしがちだし、少しでも長く寝ていたいし…。
でも「やってみよう」と思い立った翌日から、脂肪燃焼のサプリメントを枕もとに置いておいて、起き抜けに飲むようにしたんです。「サプリも飲んだし運動スタートさせなきゃ」と、半ば強制的に運動に取り組むようにしていました。

朝のトレーニングが習慣化して、早起きも苦じゃなくなってきたころ、朝日が差し込む部屋でストレッチをして筋トレをすることのすがすがしさに気づきました。5年住んでいる家ですが「私って朝日が差し込むステキな部屋に住んでいたんだ」と感じました。

朝日を浴びながらの運動が気持ちいい!

小山先生:こういったマインド面でのポジティブさもダイエットには大きく影響してきます。ダイエットや健康のための取り組みが「不快」から「快」に切り替わると、視野も広がりますし、心地よくダイエットに取り組める状態になってくるんです。

以前のおこめちゃんは、「〇〇しなきゃ」「〇〇すべき」という「苦行」や「ガマン」の要素が強い印象でした。それが食生活を変えて、トレーニング時間を朝に変えたあたりから、毎日の報告がキラキラしてきて、楽しんでいる様子が伝わってくるようになりましたね。

ダイエットが「快」の取り組みになることで、次の心地よさを自ら探せるように

――食事内容を改善したからこその、マインドチェンジということでしょうか。

小山先生:そうですね。改善すべき「食」の要素を大きく変えたことで、自発的に「食事以外の要素」に視点を向けられたんです。

おこめ:先日、フライドポテトを食べた日があったんです。これまでの私だったらとんでもないことで、「これだけ食べちゃったから、帰ってしっかり運動しなきゃ」という食べたあとのことを考えていました。

でも今は、「朝しっかり運動している」という事実が、自分の食生活においての縛りをゆるめてくれているように感じています。

――今後もダイエットを継続するうえで、課題や改善点はありますか?

小山先生:とてもいい状態なので、このままの生活を継続してほしいです。10年以上のストイックなダイエット生活から抜け出して、今は体と脳がこの生活を「定着」させようとしている段階。

ダイエットの取り組みが「快」に切り替わって、そのスパイラルが「次の心地よさ」を自発的に探しながら、自走していけるようになっていけたらベストですね。

おこめちゃんは「今後やってみたい」と思う取り組みはありますか?

おこめ:うーん、「お酒の量をコントロールしたい」…ですかね。

小山先生:それは、「お酒を控えるべき」という考えではなく、「減らしたい」という気持ち?

おこめ:そうですね。減らしたいです。お酒は好きですし、飲み始めれば楽しいのですが「月に2回」くらいで十分。でも、お酒の誘いを断ったり、お酒を遠慮してしまうことで「相手の気分を害してしまうかな」「相手に失礼かな」と思って実行できないんです

小山先生:おこめちゃん同様に「お酒を断りたいけど断れない」という相談は、ほかのお客様からもよく受けます。お酒を断てばやせるということはみんなが知っていることですからね。

話を聞いていると、おこめちゃんは周りの人に「気分よくいてもらうこと」を大切に考えていて、それがおこめちゃんらしいやさしさでもあるし、素晴らしいことだと思います。ただ、ダイエットなどの健康活動を続けていくうえで、「強い意志を持つこと」が必要になってくるときもあります。

もしおこめちゃんが「お酒を控えたい」という気持ちを純粋に持っているのであれば、断る強さを持つことも大切かもしれませんね。「自分が楽しいと思う人生を過ごす」ということは「自分にコントロール権のある人生を送る」ことでもあります

心身の成長をしながら健康活動をするのが、小山式のダイエット。おこめちゃんが自分のペースで「お酒を飲みたい」と思ったときだけ飲めるように、周りへの理解を深めてコントロールできるようになってくるといいですね。

***

食生活の改善とともに、自発的に健康活動への取り組みができるようになったおこめ。この1か月半で、こじらせダイエッターの「こじれ」がほぐされたようです。

取材・文/佐藤 有香

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