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デスクワークなどで長時間座っていると、気づけば猫背やだらしない姿勢になっていませんか? 歪んだ姿勢は見た目にも悪いだけでなく、骨や内臓にも悪影響。今回は、正しい姿勢を保つポイントや姿勢改善ストレッチをご紹介します。
悪い姿勢による体の不調
6月8日放送の「ビビット」(TBS系)では、歪んだ姿勢を矯正する方法を特集。整形外科医の高平尚伸先生が、正しい椅子の座り方や簡単なストレッチ方法をレクチャーしてくれました。
高平先生曰く、姿勢が悪い人は“ゴリラタイプ”と“カメタイプ”の2種類に分けられるとのこと。タイプによって体への負担も変わり、それぞれ別の体調不良を引き起こす危険性が。
ゴリラタイプは胸を張ってお尻を突き出したような姿勢で、腰痛やひざの痛み、転倒によるケガのリスクが高い状態。亀タイプは首が前に出た猫背の姿勢で、放っておくと首や肩の痛み、さらには胃酸が逆流する「逆流性食道炎」になる可能性があります。
姿勢が悪くなる原因は、長時間座ったままの姿勢でいること。座ってリラックスするとついついラクな体勢になってしまい、骨や靭帯などに悪影響をもたらします。姿勢を矯正しないままでいると、将来椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など重い症状に発展してしまうかもしれません。
バスタオルと「壁スクワット」で姿勢改善
座ったときの姿勢を改善するために、高平先生はタオルを使った方法をおすすめ。やり方も簡単で、座面の奥、椅子の背もたれとお尻の間に巻いたバスタオルを挟むだけでOKです。こうすることで尾骨が押し上げられ、骨盤が正しく立った状態に。高平先生自身も、普段から実践している方法だそうです。
巻きタオルを置いた上で、ひざが90度になるように椅子の高さを調節。ひざのほかに足首と背筋の3箇所を90度に保つことを気をつければ、体に負担をかけない理想的な座り方になりますよ。
正しい姿勢をキープするためには、筋肉を鍛えておくことも大切。一番効果的なストレッチがスクワットなのですが、今回は正しいスクワットのフォームが身につく「壁スクワット」のやり方を見ていきましょう。
手を頭の後ろで組んだら、壁に向かって足を肩幅に開いて立ちます。このとき、つま先はしっかり壁につけてください。背筋はなるべく伸ばしたままで、お尻を後ろに突き出すようにひざを曲げてスクワットしていきます。最初のうちは1日3回から5回程度、慣れてきたら10回を目標に毎日続けましょう。
壁スクワットを実践した人からは、「続けるうちにだんだん腰が落とせるようになる」「こころなしか腰痛がラクになった」「意識しなくても背筋が伸びててすごい!」と効果を実感する声が続出。正しい姿勢は人を美しく見せてくれるので、気になる人はさっそく取り入れてみては?
文/プティ・キョーコ
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