肉体の弱点を徹底分析！

動きやすい服装に着替えたら、まずはカウンセリングからスタート！　筆者のお悩みは、

• 長時間、立っていたり歩いたりすると腰が痛くなる
• 年末年始の暴飲暴食による体重増加

という2つ。「フィジカルドック」は、医療資格やスポーツ医・科学の知識を持ったトレーナーがマンツーマンで指導してくれるというのがうれしいポイントで、今まで自主トレやセルフケアで解決できなかった悩みや疑問など、ちょっとしたことでも気軽に質問しやすく、的確なアドバイスを受けることができます。

悩みや希望を伝えたら、いよいよ身体機能測定へ。専用の装置を使い、全身の筋肉量のバランスや体脂肪率といった体組成を測定していきます。その場ですぐに判定結果をプリントした紙がもらえるので見てみると、左右のバランスは良いものの、少し筋肉量が不足していることが判明！

さらに、筋肉や脂肪の厚みを数値化して見ることができるという超音波画像装置を使い、体の内側を調べていきます。上腕後部（左右）、お腹、大腿前部（左右）の計5箇所。結果は、脂肪量より筋肉量が多く（お腹以外）一安心。ただ、よく見ると筋肉に脂肪が入り込み、霜降り状態になっていることが判りました。少しショックです……。

次に、映像分析システムを使い、体の動かし方や柔軟性をチェックします。前屈や片足スクワットといった簡単な動作を撮影し、モニターで動きの癖や左右差を確認していきます。

最後に、測定結果を分析し、体の状態や課題についてトレーナーの佐々部さんからレクチャーを受けて終了。「おそらく腰痛の原因は、股関節ともも裏の筋肉が固いことではないかと思います。体幹も弱いようなので、こちらも合わせて強化することから始めてみましょう！」（佐々部さん）今まで、腰痛になるのは仕方が無いことだと思って諦めていた筆者。まさかその原因が股関節の固さにあったとは！　驚きでした。もうひとつのお悩み、お正月太りの改善には、ランニングとウォーキングが効果的なのですが、今の体の状態で行うと、腰痛を悪化させる可能性もあるので、ひとまず腰痛を改善するストレッチから実践してみることに。

個々に合わせた運動メニューを指導！

今回は、体幹を鍛える「ドローイン」「サイドプランク」「ニーリングプランク」など、計５種類のエクササイズをレクチャーして頂きました。どれも自宅でできるトレーニングばかりです。

ちなみに、一緒に「フィジカルドック」を受けた別の編集部員は、体脂肪も筋肉量も少なく、将来、骨粗しょう症になるリスクがあるという結果に。予防策としては、運動することが求められますが、その前に全身の筋肉量を増やすことから始めることをオススメされました。さらに右肩の肩甲骨周りの筋肉が固くなっていることが判明！　肩や背中の可動域を向上させるストレッチを教えて頂きました。

ジムに通っている人には、ジムで行えるトレーニングを伝授しているそう。このように、個々の悩みや運動習慣に応じた指導を受けられることが最大の魅力だと感じました。「フィジカルドック」は通わなくても良いのが利点ですが、本格的な肉体改造の為には2、3ヶ月に1度受けるのがオススメとのこと。
後日郵送にてフィジカルドックの結果をまとめた資料が送られてくるので、自分の肉体の弱点をしっかりと見つめ直すことができます。みなさんは、自分の体のことをどれくらい知っていますか？　見た目の美しさだけでなく、真に健康的な体を手に入れられるよう、やみくもに自主トレを行う前に、一度「フィジカルドック」を受けてみてはいかがでしょう。

写真・文／FYTTE編集部