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食べ過ぎたときの「ザンゲ体操」で血糖値上昇を予防! 糖尿病のリスクが大きい「血糖値スパイク」とは
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健康的な生活を送るためには、血圧やコレステロールばかりでなく血糖値にも注意が必要。血糖値が激しく変動する「血糖値スパイク」は、健康診断では発見しづらいにも関わらず心筋梗塞や脳梗塞の原因になるリスクが。血糖値の安定のために、血糖値スパイクを予防する「ザンゲ体操」をご紹介します。
血糖値スパイクの危険性
1月29日放送の『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)では、血糖値が急激に変化する「血糖値スパイク」という状態の危険性を解説しました。番組ゲストの芸能人に24時間測定できる血糖値センサーを装着してもらい、1日の血糖値の変化を測定。その結果、女優の仁支川峰子さんが血糖値スパイクだと診断されます。
血糖値の基準値は70から140の間で、140以上だと高血糖、70以下だと低血糖になります。仁支川さんは午前中は水しか口にせず、血糖値も75と正常値。しかしお昼には低血糖の65まで下降してしまい、昼食のハンバーグを食べ終わった後は一気に94まで上昇していました。その後スーパーで買い物をしているときには、高血糖だった数値が55まで急降下。夜にはワインと共にチャーハンや焼きそばなどの炭水化物を楽しんでいましたが、血糖値は136という結果が出ています。
ワインは血糖値が上がりにくいとされているのですが、それ以外のお酒は血糖値を上げてしまう恐れが。さらにお酒と共に食事をするといつもより多く食べてしまうので、高血糖の危険性が高まってしまいます。1日で低血糖と高血糖を繰り返した仁支川さんですが、たとえ数値が正常の範囲内であっても急激な変動を起こす血糖値スパイクには注意が必要。血糖値スパイクを起こす人は、2型糖尿病のリスクが大きくなるそうです。
血糖値上昇を抑える「ザンゲ体操」
血糖値スパイクと診断された仁支川さんに、医学博士の池谷敏郎先生が「座ったままザンゲ体操」を伝授。イスに座って足を交互に上げる動きを、歩くような速度で繰り返しましょう。両手を前に伸ばしたら、足の運動に合わせて大きく上下。池谷先生は謝るような動きにちなんで、「食べてしまったという懺悔の気持ちを込めて」とアドバイスしています。
ザンゲ体操はインナーマッスルに刺激を与える体操で、座ったままでも筋肉に負荷をかけることで血中の糖が消費されます。食後30分から1時間の間に行うと、血糖値の上昇を抑え安定させる効果が期待できるのだとか。食べ過ぎたときや高血圧でお悩みの方はぜひ取り入れてみて下さいね。
文/プリマ・ドンナ
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