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    汗かきなのに冷え症… チグハグな体調の原因は「内臓の冷え」だった! 巡りをよくするための足刺激テクニック

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足の画像

足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足裏研究家の鈴木きよみさん。足裏に表れる表情を読み解き不調の原因を見出す、先生の足相診断をオンラインで実施しました。今回のモニターさんのお悩みは「汗かきなのに、冷えもあり、むくみやすい体質」です。同じような体調の人は、ぜひ一緒に足刺激を行いましょう!


連載総タイトル画像

足指の形から消化器のトラブルが判明

今回のモニターであるOさんは25歳。現在の体調に点数をつけるなら100点中50点とのことで、可もなく不可もなくの状態だそうです。さっそくきよみ先生に足裏写真で足相をチェックしていただきましょう!

きよみ先生:「足相をみると、消化器の調子が悪いのでは?と読みとれますが、いかがですか」

Oさん:「じつは最近、食べすぎなのが気になっていました。食後すぐにお腹がゴロゴロしたり、ガスで腸がポコポコしたりするのは、思春期のころから毎日続いています。お通じ自体はむしろ人より回数も多いのでは、と思いますし、便秘や下痢をしやすいというわけではないのですが…」

きよみ先生:「Oさんの足の指は、親指と人さし指の間が広くあいていますね。これは先天的に消化器系が弱い体質を示しているのですよ。

足裏上半分の画像

消化器の不調の原因は足裏の土踏まずの色でわかるので、自分の足裏を見てみてください。赤い色をしていませんか?」

Oさん:「はい、赤っぽい色をしています」

きよみ先生:「消化器の不調で食欲がないときは、土踏まずの色が白っぽくなります。赤いということは、食べすぎで消化器が疲れているというサインです」

土踏まずの色や足の指の状態をみると、消化器の調子を知ることができます。ご自分の足相でもチェックしてみてくださいね。

生理トラブル・むくみ・汗かきの原因は「内臓の冷え」

次にきよみ先生がチェックしたのは、子宮の反射区がある「かかと」です。

かかとの画像

きよみ先生:「内側のかかとの三角ゾーンが膨張してはれているように見えるので、ホルモンバランスが乱れているようです。生理中もしくは子宮筋腫などの婦人科系のトラブルはありませんか」

Oさん:「これまで生理トラブルはなく周期も乱れることはないのですが、最近生理の経血量が増えていると感じます」

きよみ先生:「経血量が増えたのは子宮の冷えが原因です。生理の期間は本来は3~4日ほどで終わるのが理想的です。子宮が冷えていて経血を押し出す力が弱まっていると、生理がだらだらと長く続いてしまうことになります。足刺激を行って体質改善ができると、生理が3日でぴたっと終わるという人も多いのですよ」

Oさん:「生理は1週間くらいあるのが普通だと思っていました! 3日で終わればとてもラクですね」

Oさんはふだんからむくみもかなりあるそうですが、どんな症状でしょうか。

Oさん:「生理中はむくみがひどく、太ったのかと思うくらい見た目まで変わります。特に下半身がむくんでパンパンになり、スニーカーを履いているのもツライほどです。

手足の末端は冷たいのですが、顔がのぼせやすく汗っかきなほうだと思います。体の中で冷えと暑さがバラバラな状態です」

きよみ先生:「それは更年期の症状に似ているので、ホルモンバランスに問題がありますね。Oさんのお悩みであるむくみや汗かき、末端の冷えなどは、すべて内臓の冷えが原因で起こっています」

Oさんの悩みは一見別々の原因のように思えましたが、すべて内臓の冷えにつながっていることがわかりました。

むくみ体質を見極める足裏チェック方法

足裏の「腎臓の反射区」をチェックすると、自分が冷えでむくみやすい体質かどうかがわかります。

【むくみのチェック方法】

両足の腎臓の反射区(指で指している部分)を指で押してみましょう。

先生が足裏を指さしている画像

⇒押し跡が残り、なかなかもとに戻らない人は、冷えでむくみやすい体質です。

●腎臓の反射区

腎臓の反射区のイラスト画像

きよみ先生:「腎臓の反射区は、指で押したらパンとすぐにもとに戻るのが正常です。押し跡がついてしまう人は腎機能が弱いので、体が冷えやすく、むくみやすいといえます」

Oさんも押し跡がくっきりついてしまったので、むくみ体質であることがわかりました。

「Oさんは本来、冷たいものが体に合わないはずなのですが、最近は冷たいものをとりすぎているようですね」

Oさん:「たしかに冷たいものは好きで、よく飲んだり食べたりしていますね」

きよみ先生:「胸から上がのぼせた状態なので、冷たいものをとりたくなるのです。低体温や婦人科系の病気を招かないようにするためにも、ふだんむくみやすい人は、冷たいものだけでなく温かいものも一緒にとるようにして、内臓を冷やさないように気をつけましょう」

足指の太さはその人の生命力や気力を表す

足裏の画像

きよみ先生:「Oさんの足相で特徴的なのは足指が細いことです。足指の太さは生命力や気力の強さを示すものでもあるので、指が細い人は疲れやすさを感じやすいのです。体力的に踏ん張りがききにくいのではないですか」

Oさん:「たしかに体力のなさや疲れやすさは感じます。それはしょうがないこととあきらめていました」

きよみ先生:「また、足裏の内側のラインにシワがなくつるんとしています。これは腰痛が起きやすいことを示す足相です。左のくるぶしの下だけに骨の変性のようなものがみられるので、歩き方のクセがあるようですね。歩くときの左右バランスが乱れることも腰痛を起こす原因になります」

Oさん:「10代のころから腰痛持ちなのですが、ずっと姿勢が悪いせいだと思っていました」

きよみ先生:「足指の太さは、よく歩いて運動することと足刺激をすることで、必ず変えられます。足指が太くなると体力がついてきますので、Oさんのように指の細い人は、指を太くするトレーニングを始めて欲しいと思います」

体質改善のカギ! 巡りをよくするための足刺激テクニック

Oさんの場合、内臓の冷えをとることが体の不調を改善していくカギなのだそうです。巡りをよくする足刺激テクニックを教えていただきましょう!

【足指の腹全体を刺激する】
すべての足指の腹を、ツボ押し棒の先でゴシゴシとこすり刺激します。

足の付け根を刺激している画像

【足指全体をもみほぐす】
指先を手のひらで包み込み、指全体をしっかりともみほぐします。つけ根から指先に向かって強めに指を握り、もみあげていきましょう。全身がポカポカと温かくなるのを感じられますよ。

足の付け根をほぐしている画像

【足の内側の側面をこする】
胸椎の反射区の先端部分にあたる、親指の下にあるくぼみから、腰椎の反射区の最後部にあたる、かかとの手前にあるくぼみまでの間を、ツボ押し棒の頭の丸いほうを使ってゴシゴシとこすります。

●胸椎と腰椎の反射区とくぼみの位置

胸椎と腰椎の反射区のイラスト画像

●親指の下にあるくぼみの位置(胸椎の反射区の先端)

胸椎の反射区の先端を刺激している画像

●かかとの手前にあるくぼみの位置(腰椎の反射区の最後部)

腰椎の反射区の最後部画像

また、かかとの手前にあるくぼみは腰椎の反射区の最後部です。内くるぶしから足裏に向かってまっすぐ下りたラインにあるくぼみ全体をしっかりとこすりましょう。腰痛持ちの人は、軽くこするだけでも痛みを感じるはずです。痛みがなくなるまで刺激を続けましょう。

【つま先立ちの運動をする】
指を太く丈夫に鍛えるためのトレーニングは、つま先立ちが効果的です。つま先で立つ→かかとを下ろす、という動きをくり返しましょう。歯磨きをしながらや、外出先で電車を待ちながらなど、すき間時間に続けてみてくださいね。

【腎臓~輸尿管~膀胱の反射区をプッシュ】
足裏の反射区の基本的な部位である腎臓・輸尿管・膀胱の反射区を流れで刺激します。上半身ののぼせや、手足の末端が冷えるという症状がラクになります。

オイルやクリームをつけ、ツボ押し棒を使うとしっかりと刺激することができます。

●腎臓・輸尿管・膀胱の反射区

腎臓・輸尿管・膀胱の反射区の画像

【胃の反射区をプッシュ】
消化器の不調がみられたので、親指のふくらみの下にある胃の反射区を刺激します。胃の反射区に人さし指の第二関節の角を当てて、上下にさするようにして刺激します。指圧棒をえんぴつのように持ち、先端を当てて行ってもOKです。

●胃の反射区

胃の反射区のイラスト画像

内臓の冷えを防ぐ食べものとは?

枝豆の画像

きよみ先生:「内臓を冷やさないようにするには冷たいものをとりすぎないようにすることと、枝豆などの豆類で植物性のたんぱく質を補給するのがおすすめです。豆類は内臓の冷えを温めてくれる食べものなので、冷たいものを飲んだり食べたりしたときは一緒にとるのがいいですよ」

ほかにも豆腐などを使ったメニューがいいそうです。冷たいものが好きな人は積極的にとり入れてみてください。

Oさんには自分で足刺激を続けてもらい、足相や足指の状態がどのように変化したか?を、次回記事でレポートしたいと思います。

取材・文/牧内夕子 イラスト/湯沢知子

鈴木 きよみ

鈴木 きよみ

「鈴木きよみクリニカルサロン」主宰、「サロンアンピール」監修、「癒しと温かな手の学校」校長、有限会社オフィスキヨミ代表取締役。
「めん棒ダイエット®」考案者。足裏研究家。東京・自由が丘を拠点に30万人以上の足を診てきた経験豊富なセラピスト。足と身体のつながりに着目し、高齢化社会に向けて「歩ける寿命」を延ばし、人生を楽しむためのライフスタイルとして「足ウェルネス®」を提唱。
著書に、『足裏押すだけ!指圧棒セラピー』(学研プラス)、『めん棒ゾーンセラピーですぐやせっ!』(学研プラス)他多数。

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