極上の眠りから極上の夢を！お客様の悪夢が開発のきっかけ

日本初の頭のほぐし専門店として2008年に開店して以来、手技で快感の絶頂で眠りに落とす“絶頂睡眠”が人気で、現在予約待ち60万人以上という「悟空のきもち」。極上の無水ヘッドスパとして、年間13万人を気持ちのいい眠りへと導いてきた「悟空のきもち」が、次に目を向けたのが睡眠中の“夢”だったと仕掛け人でもあるセラピストの磯貝麻里さん。

「眠りの先に私たちがコントロールできるようになるべきものは？　と考えると、夢しかありませんでした。極上の眠りから、極上の夢を見ていただきたい。そこで、お店のお客さまには施術後、アンケートをとらせていただいているのですが、どんな夢を見ていたか聞いてみたんです。そしたら、６割の人は夢を覚えていなくて、覚えている４割の人のうち、10％が悪夢系を見ていたことがわかったんです。わざわざ来ていただいたお客さまに悪夢を見せていたことに衝撃を受け、どうやったら悪夢を減らせるか、約２年前から研究を始めました」（磯貝麻里さん）

試行錯誤してたどり着いた。悪夢を減らす切り札がしゃぼん玉

まず、部屋の温度や湿度、明かり、香り、音楽など、いろいろ試した結果、悪夢を減らすのにいちばんよかったのがしゃぼん玉だったそう。

「小さな子どものいる女性スタッフが、『しゃぼん玉遊びをした日は夜泣きをしていない気がする』と話したのをきっかけに研究を開始し、しゃぼん玉の量や、お客さまにしゃぼん玉を吹いてもらうなど、いろいろ試してみました。その結果、量よりも時間が大切ということがわかりました。眠る直前にしゃぼん玉を見てもらうことで、悪夢系の夢が１％前後くらいまで減らすことに成功したんです」。

ライトの色と香りの組み合わせで、４つの夢が出現しやすくなることが判明

さらに、約２年間に来店されたお客さま21万人超えの調査の結果、色と香りの組み合わせで３つの夢の出現率を高めることに成功したといいます。

「音楽もいろいろ試しましたが、眠りにいざなう以外、夢には影響がないことがわかりました。香りも、たとえばユーカリ系の香りでも、強ければいいというわけではなく、ほのかな香りでもよかったりします。香りとライトの色の組み合わせで、旅に出る夢と、空を飛ぶ夢、幼少期の夢が、夢を覚えている人の60～50％見ることができたので、商品化にふみ切りました。当初は３つの夢を見せるというコンセプトだったので、『魔法のランプ』をイメージしましたが、女性スタッフたちの強い要望でロマンスも発売。今では、購入者のほぼ全員がロマンスカートリッジを購入するほど人気です」

睡眠用しゃぼん玉(本体)　13,800円(税込)
各種 夢カートリッジ(約20日分)　1,400円(税込)
・ジャーニー（旅行・遠出）イエロー
・スカイ（浮遊・飛行）ホワイト
・チャイルド（遠い昔・再会）ライトブルー
・ロマンス（恋人たち）男性：パープル、女性：グリーン
カートリッジ全４種類セット　5,600円(税込)

眠る直前にしゃぼん玉を見るだけでOK。睡眠用しゃぼん玉の使用方法

夢カートリッジは、１回ぶんで約20日ぶん。一度セットしたら、液がなくなるまで変更はできません。カートリッジを本体にセットして、眠る前に電源を入れると、ランプに明かりがつき、ランプの先からしゃぼん玉が約１分間ふくらみます。

しゃぼん玉の中には、香りのミストが注がれ、しゃぼん玉がはじけると、ふんわりと香りがただよう仕組み。しゃぼん玉は最初の２〜３分間だけで、ライトも自動的に電源が切れるので安心です。しゃぼん玉がはじけたタイミングで目を閉じ、眠りにつくだけで、希望の夢の出現率はアップします。

「夢を覚えているコツは、目覚ましの音で起きるのではなく、ゆっくり自然に起き、５分ほど夢の余韻を味わうのがポイントです。ぜひ夜のネットフリックスのように、見たい夢をコントロールしてみてください。ポジティブな夢を見ることで、寝ることが楽しくなるばかりか、１日が気分よく過ごせるようになります。そんな日々が続けば、性格も絶対変わっていき、そういった人たちが増えていけば、世界中が幸せになると信じています」

次回は、実際に「睡眠用シャボン玉」を自宅で体験した夢レポートをお届けします！

【取材協力】
悟空のきもち　東京・原宿神宮店

住所：東京都渋谷区神宮前3-21-7 神宮前NTビル
TEL：03-6721-0553（10：30～21：00）

取材・文／奥沢 なつ