Share
-
お気に入り
31
8月も残りわずかですが、“猛暑”は一向に収まる気配をみせません。暑いところで過ごしたあとは、冷房の効いた室内でのんびり涼みたくなるもの。しかし、クーラーに当たっても体の火照りが完全に解消されていないケースがあるようです。
夏は「深部体温」の高さに要注意!
7月19日放送の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)では、体内にある臓器の温度を指す「深部体温」に関する特集を行いました。
激しい運動や気温の影響で体温が上昇しても、かいた汗が蒸発することで体表・体内の温度は低下します。しかし今年のように気温が体温よりも高い状態が続くと、外気の熱が体内に次々と侵入。結果として体の中に熱がこもり、「深部体温」がなかなか下がらなくなってしまいます。
「深部体温」が上昇し続けると体に様々な異変が現れ、40度を超えたら「全身けいれん」「多臓器不全」「脳障害」といった症状に繋がるケースもあるので要注意。
どうやら視聴者の中には、「深部体温」というワードを初めて耳にした人が多かったようです。ネット上には「確かに、クーラーだけだと体内はちゃんと冷やせないよね」「『グッディ』でとり上げられた症状がどれも怖すぎる」「外の気温が40度越えた日とか、深部体温はどれだけ上がってしまうんだ…?」など恐怖の声が続出していました。
しかし実は、あるテクニックを使うだけで「深部体温」を簡単に下げることが可能です。
「深部体温」を下げるには“適度に冷えた水”が活躍!?
通常、体温を下げるには大きな血管がある首・わきの下などを氷で冷やす方法が有効。しかし実は「手のひら」や「足の裏」を水の中に5~10分ほど浸せば、さらに高い解熱効果が期待できるそう。
「グッディ」に出演した「川越救急クリニック」の副院長・木川英先生は、「脳から遠い部分を冷やすと、効率的に『深部体温』を下げられる」と強調しながら説明してくれました。
大きな血管付近を冷やすと、体温は一気に下がっていきます。しかし急速に“冷え過ぎる”せいで、脳は「体温が下がり過ぎた」と認識。体温をさらに下げないよう、体温を調節する器官にストップをかけてしまうのです。対して手足などの末端部分は冷えるまで時間がかかるため、脳に刺激を与えずに体温を下げられる点が最大のメリット。
ただし手のひらとはいえ、低温で急激に冷やした場合は脳が驚いてしまうのでご用心。木川先生は冷やし方のコツを、「氷水ではなく、10~15度前後の水に浸すのがいい」と解説しています。「深部体温」が下がれば暑い夏も爽やかに過ごせるので、気になった人は早速トライしてみましょう!
文/プリマ・ドンナ
Share
Share
-
お気に入り
31