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出典:Chernenko Ekaterina /shutterstock.com
睡眠は健康を維持する上で大切な役割を果たしています。どうせ眠るなら質の良い睡眠をとって、心身の疲れをリセットしたいところ。元気に長生きされている人々を参考に、適度な睡眠時間と眠る時の注意点を見ていきましょう。
健康的な生活を送れる睡眠時間

8月29日放送の「林修の今でしょ! 講座」(テレビ朝日)では、長生きの秘訣が分かる特別企画を放送。
良質な睡眠について取り上げ、RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック院長の白濱龍太郎先生がレクチャーしてくれました。
アメリカの睡眠と長寿の研究では、男女ともに睡眠時間6.5~7.5時間の人が長生きに最も良いということが分かっています。
睡眠時間が短いと高血圧・糖尿病・心臓に関わる病気のリスクが上がってしまうんだそう。
番組が健康で長生きしている人1,000人に対して行ったアンケート調査でも、一番多かった睡眠時間は7時間。
研究データを立証する形となりました。
白濱先生によると「睡眠は時間と質の掛け算」。
片方だけがじゅうぶんでも、もう片方が良くなければ合格点にはいきません。
「朝、目覚めるのがツライ」「睡眠時間は確保しているのに疲れが抜けない」という人は、もしかしたら睡眠の質が悪いのかも。
質の良い睡眠は疲労物質を排出して疲れを取ったり、認知症に関係するβアミロイドを抑えたりしてくれます。
健康になるためには、良質な睡眠を7時間取るようにしましょう。
ぐっすり眠るためのポイント

睡眠の質を上げるために最も重要なのは、正しい姿勢で眠ること。
スタジオではゲストの中山雅史さんと秋元真夏さんが眠っている時の姿勢を実演しました。
中山さんは仰向けになって掛け布団を足の間に挟むスタイル。
独特の眠り方には他のゲストから「え~」「ウソ…」と驚きの声が上がりますが、中山さんは「股に何か挟んでいたいし、風邪ひいちゃうからお腹にだけ布団を掛けている」と解説していました。
また、秋元さんは「いびきがうるさいから横を向け」と友達に言われて以来、右側を下にして足を「く」の字に曲げて眠っているそうです。
一見どちらも問題なさそうな眠り方ですが、医学的に理にかなっているのは「仰向け・大の字」。
ご長寿1,000人のアンケートでも最も多かった回答です。
手足を広げることで体の内部の「深部体温」を下げれば、眠気が起こって睡眠の質が良い状態を維持。
「仰向け・大の字」は、効率よく体内の熱を放出するのに最も適しているのです。
また、7月25日に放送された同番組では、「起きたら太陽光を浴びる」「朝は手足を冷やす」「夕方は仕事終わりに軽い運動をする」「夜は寝る90分前に入浴」という「最高の睡眠を得る4つのポイント」を紹介。
どれもそれほど難しいことではないので、ぐっすり眠るためにもぜひ覚えておきたいですね。
ゆっくりとリラックスして眠った翌朝は、心地良い目覚めを迎えられるもの。
良質な睡眠を得るポイントをしっかり抑えて実践しましょう。
文/プリマ・ドンナ
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