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水回りの頑固なカビを徹底除菌! 家事のプロが教える梅雨時にすべきカビ掃除術

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【キッチン】水切りがカギ! シンク周りは乾燥と除菌を念入りに

キッチンの水回りで最もカビの胞子が集まりやすいのは、三角コーナー、スポンジラック、排水口のゴミ受け、ふきんです。カビの発生した部分や周辺、カビの繁殖しやすいポイントに塩素系カビ取り剤を拭きかけます。

「キッチン用の塩素系漂白剤を使ってもOK。まずは、それらをまんべんなく拭きかけて5分ほど放置し、スポンジで磨きます。作業台とシンクの継ぎ目に生えた黒カビは、使い古した歯ブラシでこするとよく落ちます。ふきんにはカビの胞子が付着しやすいので、毎食後に漂白をするか、洗濯物へ。除菌をしていない湿ったふきんを、キッチンのシンクにかけるのはやめましょう」(タスカジ ・ミホさん、以下同)

排水口のゴミ受けはカビの好む湿気と栄養分がたまりやすい場所です。「2日に1回くらいのペースで、寝る前に塩素系カビ取り剤でケアをしておくと安心です。塩素系カビ取り剤をスプレーして5分ほど放置し、洗い流すだけでOK。朝まで除菌状態がキープできます」

塩素系カビ取り剤で掃除をした後は、水気をキッチンペーパーで拭き取り、サーキュレーターで全体を乾かします。「乾燥させたら、仕上げにアルコール除菌ができれば完璧です。梅雨はカビが生えやすい季節なので、カビが目に見えていなくても、週に1回くらいのペースでカビ対策の掃除が行えるといいですね」

ちなみに、水回りのほかにも注意したいのが、冷蔵庫内だと言います。「冷蔵庫の開閉時に入る空気や、食品に付着したカビの胞子が繁殖します。アルコール除菌スプレーや食品用アルコールスプレーがあればそれらをひと拭きしたキッチンペーパーやウエットダスターで、なければ、キッチンペーパーでこまめに冷蔵庫内を拭きましょう」

【トイレ】便器の裏側はカビの温床! ペーパーでつけ置き殺菌

便器のふち裏や便器と床の接合部は、カビの温床になりやすい場所です。

「トイレットペーパーに染み込ませた塩素系カビ取り剤を、カビの発生部分に“湿布”して殺菌します。トイレの便器は塩素系カビ取り剤を直接拭きかけるだけでは、洗剤が流れ落ちてしまいます。そのため、カビ菌を完全に死滅させるには、湿布する方法が効果的です。天井や壁、床などのカビには、アルコール除菌スプレーを染み込ませたウエットダスターを使って殺菌後、しっかりと水拭きをしましょう。カビ汚れが出ていないときも、予防掃除をしてくださいね」

塩素系カビ取り剤による湿布をして5分ほど放置したら、湿布したトイレットペーパーで汚れを拭き取ります。「湿布に使用したトイレットペーパーは、そのまま流すと詰まりの原因になりかねないので、ゴミ袋に入れて袋の口をしっかりと縛ってから捨てましょう。仕上げに手鏡などで便器のふち裏を確認しながら、残った汚れがあれば、使い古しの歯ブラシなどで磨いてください」

湿布用のペーパーは基本的にトイレへ流さないので、キッチンペーパーを使うのもおすすめです。「キッチンペーパーは厚みがあるので、湿布後の拭き掃除がしやすくなります。床が木材の場合など、塩素系カビとり剤が使えない素材の場合は、中性洗剤で汚れを落として水拭きをし、仕上げにキッチンペーパーで水気を丁寧に拭き取りましょう」

【洗面台】寝る前の蛇口ケアを習慣に! 徹底掃除日はすみずみまで乾拭きを

洗面台は、蛇口周りや水の溢れを防ぐ穴口部分の「オーバーフロー口(くち)」、そして排水口周辺がカビの温床となりやすいスポット。

「洗面台は浴室や洗濯機置き場が近くにあり、室温や湿度が高くなりやすい場所です。キッチンの排水口と同様に、梅雨の間は、2日に1回くらいのペースで、寝る前に塩素系カビ取り剤を拭きかけて5分ほど置き、水で洗い流しましょう」

水気をしっかりと拭き取るには、乾いたぞうきんよりもキッチンペーパーの方が、水分の吸収力が高いので効率よく作業が進みます。「カビの胞子は見えないので、どこに潜んでいるかわかりません。吸水性の高さもそうですが、カビ菌を撒き散らさない意味でも、使い捨てできるキッチンペーパーの利用をオススメします」

【バスルーム】お風呂のふたに要注意! ゴムパッキンの黒ズミは落ちにくい

浴室のドアや窓枠、お風呂のふたなどにあるゴムパッキン部分は黒カビが生えやすいので、こまめなケアが欠かせません。

「ゴム素材のものは、カビの根がゴムの奥深くまで入り込んでしまいます。塩素系カビ取り剤でカビ菌を死滅させても黒ズミは落ちないケースが多いので、カビ予防が必要です。日頃からカビが繁殖しないよう、お風呂のフタをこまめに陰干ししておきましょう」

入浴後には、スクイージーで浴室の水切りをすることもカビ予防に効果的です。「入浴中は皮脂やシャンプーなどの洗剤汚れが壁や床に飛び散っています。そのまま放置しておくと、カビを寄せ付けてしまいます。壁全体をシャワーの水で洗い流し、スクイージーをかけておきましょう。どうしても天井までのケアが難しいので、浴室全体のカビ除菌ができる『お風呂用のカビ取りくん煙剤』を定期的に使うことをオススメします」

最後に、今後のカビ掃除を劇的にラクにしてくれる、ミホさんおすすめのカビ掃除アイテムを紹介します。

 

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