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1日スプーン1杯かけるだけ! ふつうに食べてやせる! 石原先生考案「米ぬか毒だしダイエット」

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茶碗に盛った白米

豊富な栄養が含まれ、ダイエットから生活習慣病の予防、美肌、免疫力アップとさまざまなメリットがある“米ぬか”。医師の石原新菜先生は、ふだんの食事に米ぬかパウダーを取り入れる食生活を提案しています。「米ぬかは乾煎りすると、きな粉のようにおいしく、栄養満点で優秀なダイエット食材です」と石原先生。著書の『腸スッキリ! 米ぬか毒だしダイエット』からご紹介していきます。

監修 : 石原 新菜 (医師)

イシハラクリニック副院長。1980年長崎県生まれ。医学生のころから父の石原結實とともにメキシコのゲルソン病院、ミュンヘン市民病院の自然療法科、イギリスのブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどを視察し、自然医学の基礎を養う。2006年に帝京大学医学部を卒業後、大学病院での研修医を経て、イシハラクリニックにて漢方薬処方を中心とする診療を行う。現在、クリニックでの診察をはじめ、テレビ、雑誌などで活躍中。

Contents 目次

1日1さじ、かけるだけ

スプーン1杯の米ぬか

「米ぬか毒だしダイエット」は、米ぬかを煎った米ぬかパウダーをふだんの食事にパラパラとかけるだけでOK。いつもの白飯にかけたり、ざっくり混ぜたりするだけで、玄米ご飯2杯分の栄養を摂取できます。ご飯茶碗1杯に米ぬかパウダー大さじ1杯が目安です。(1日スプーン1〜3杯目安)

またみそ汁やスープドリンクなどに混ぜると満腹効果もアップします。栄養も摂取できて、手軽に実践できるダイエット法です。

米ぬかパウダーはそのまま食べられるものがインターネットなどでも売っていますが、米ぬかを買って、煎ってパウダーにする方法もあります。

米ぬかパウダーの作り方
フライパンで米ぬかを煎ると、本来の香ばしさが倍増。少し多めに作って保存しておくといつでも食べられ、ダイエットや健康のバックアップ食材になります。

(1)フライパンに米ぬか(100g程度)を入れ、弱火で4〜5分くらい混ぜながら煎る。

米ぬかを煎っている様子

(2)香ばしい香りがしてきて、全体がきつね色になってきたら火を止め、バットなどに移し、粗熱をとる。
(3)粗熱がとれたら、密閉できる保存容器に移し冷蔵庫へ。冷蔵で1週間、冷凍で1か月程度保存可能。

米ぬかパウダーを保存する行程

POINT
市販の食用の米ぬかは“煎りぬか”と“漬物用”がありますが、煎りぬかを選び、原材料名に「米ぬか」とだけ書かれたものを確認して買いましょう。またできるだけ無農薬・有機農法のものを選びましょう。

米ぬかは精米所や米穀店で入手でき、自宅で精米時にできた米ぬかを使ってもよいです。インターネットでもそのまま食べられる米ぬかパウダーが市販されています。
取扱店が不明な場合は「認定お米マイスターショップ」(日本米穀商連合会)にお問い合わせを。

米ぬかを用いたヘルシーレシピ

米ぬかパウダーは調味料とも相性抜群。料理にも使うことができます。うま味が増して、栄養も倍増しますよ。今回は、いろいろな料理に使える「ねぎだれ」と「きのこの炊き込みご飯」のレシピをご紹介します!

ねぎだれ

ねぎだれ

香味野菜などを混ぜ合わせるだけで、おいしくてヘルシーな万能調味料になります。刻んだねぎの香りと辛味を生かした、中華風たれ。ねぎは長ねぎや万能ねぎなどお好みで。

【材料】(作りやすい分量)
米ぬかパウダー 大さじ1
しょうが 1かけ
長ねぎ 1/4本
◎ごま油 大さじ3
◎塩 小さじ1/4
◎鶏がらスープの素 大さじ1

【作り方】
(1)しょうが、長ねぎはみじん切りにする。
(2)米ぬかパウダーと(1)、◎の調味料をよく混ぜ、10分くらい置いて味をなじませる。

サーモンのフリットや唐揚げになどにオススメ。揚げ物をさっぱり食べたいときに合わせるだけで、ねぎとごま油の風味で一気に中華風の味わいになります。

きのこのほっこり炊き込みごはん

きのこの炊き込みご飯

【材料】(2人分)
米 2合
しいたけ 1枚
しめじ  1/2房
えのきたけ 1/2束
油揚げ 1/3枚
米ぬかパウダー 大さじ1
◎だし 280ml
◎しょうゆ 小さじ2
◎塩 少々

【作り方】
(1)米を洗っておく。
(2)しいたけは軸をとって薄切り、しめじは石づきを切ってほぐす。えのきたけは根元を落として、3cmの長さに切る。油揚げは横半分に切って、細切りにする。
(3)炊飯器に(1)を入れて(2)をのせ、米ぬかパウダーと◎の調味料を加えて、炊く。
(4)炊き上がったらふっくらと混ぜ、塩(分量外)で味を調える。

米ぬかパウダーときのこで、食物繊維がいっぱいの炊き込みご飯です。さらに米ぬかパウダーのGABAの働きがストレスを和らげてくれます。

「健康と理想の体型を維持するのは自分の心がけ。米ぬかはその入り口になってくれる食品です」と石原先生。米ぬかパウダーは、ちょい足し食材としても使え、料理にも使えるので、ふだんの食事はもちろん、ダイエット強化期間にもオススメです。
参考書籍

『腸スッキリ!米ぬか毒だしダイエット』(アスコム)

文/庄司真紀

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