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2月1日はニオイの日! じつは夏よりキツイ、冬の困ったニオイの原因と対策

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2月1日はニオイの日! じつは夏よりキツイ、冬の困ったニオイの原因と対策

寒い日が続く今日この頃。まあ、寒ければ服を着こめばいいし、夏よりも汗をかかないからニオイについては安心だな、とつい思ってしまいがちですが、じつは夏より冬のほうが体臭がキツくなるそうなのです! 汗臭も口臭も、冬場は夏よりキツいそう。なぜそんなことが起こるのでしょう。その原因と対策は? 2月1日はニ(2)オ(0)イ(1)の日。2000年にP&G「ファブリーズ暮らし快適委員会」が定めた記念日にあやかって、改めて冬のニオイ対策についてまとめてみました。

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

冬のニオイの原因はベタベタ汗や腸内環境の乱れにあった

夏と冬、汗はどのように違うのでしょうか。五味クリニック院長・五味常明先生によると、冬場は汗をかく機会が少ないので、汗腺の機能が低下。汗の量は少ないのに、ニオイのもととなるミネラルなどの成分は約2倍含まれるというベタベタした汗をかきます。この汗が原因となって、皮膚の常在菌が繁殖しやすくなり、不快なニオイの原因に。

また、気温の低い室外と暖かい室内の温度差から自律神経が乱れると、疲労物質がたまりやすくなり、胃腸の働きにも影響が。こうした腸内環境の乱れも体臭や口臭につながるそう。
汗だけではなく、“皮膚ガス”と言われる皮膚からの排出や呼気からもニオイは排出されているそうですから、冬のニオイには要注意ですね。

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ニオイ対策には食べものと運動の2本柱で

腸内環境が悪化すると、腐敗臭などが汗に混ざって放出されるため、不快なニオイの原因に。そこで汗臭の対策には、まず腸内環境を整えるのが効果的です。内科医・認定産業医の桐村里紗先生によると、腸内環境を整えるためにはいくつかポイントがあるそう。

ひとつ目は食物繊維をとること。とくに水溶性食物繊維は善玉菌のエサになるのでオススメです。海藻類やきのこ、アボカドなどからとることができます。ごぼうなどに多く含まれる非水溶性食物繊維もお通じの改善などに役立つため、2種類の食物繊維をバランスよくとるようにしましょう。

2つ目は、同じく善玉菌のエサになるオリゴ糖。オリゴ糖入りの甘味料を使うのも効果的ですし、バナナにも多く含まれます。玉ねぎはよく炒めることでオリゴ糖の含有量が増えるそうですよ。

3つ目は、腸内環境を整える代表選手、発酵食品。ニオイ対策としては向かないかもしれませんが、キムチに含まれる乳酸菌は、しっかり腸まで届くそう。うまくとり入れていきたいですね。

また、冬には汗腺の働きが悪くなるため、質の悪いベタベタ汗をかいてしまうというのは、先ほどもお伝えした通り。
「口にする食品で汗の中身の対策はできますが、ニオイの原因になりやすい汗をニオイの原因になりにくい汗に変えるためには、運動をして汗腺を鍛えるしかありません」と桐村先生。

運動だけでなく、岩盤浴や入浴などでサラサラな汗をかく習慣をもつことも大切。積極的に階段を使う、ひと駅ぶん歩くなど、日常生活の中でこまめに運動をとり入れるのもオススメです。

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生活の中に運動をとり入れたはいいけれど、そのために自分の頭皮のニオイが気になってしまった…なんてこともあるかもしれません。そんなときは、ドライシャンプーを使うというテもあります。たとえばTSUBAKIの「お部屋でシャンプー」。根本的な解決策とは違いますが、バッグにしのばせておけば、スポーツをしたあと、シャワーを浴びる時間がなくてもリフレッシュできる心強さがありますね。

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じつは夏より気になる冬の口臭

口臭は「病的な口臭」と「生理的な口臭」に分けられます。
病的な口臭は8割が歯周病、そのほか腸内環境の悪化などが原因に。
生理的な口臭は誰にでもあるもので、口内環境によってニオイがきつくなったりやわらいだりします。そのカギを握るのが「唾液の量」。唾液の量が減ると口内環境が悪くなり、ニオイがきつくなるそうです。

たとえば寝ているときは口が乾きやすいので、起床時は口臭が出がち。緊張やストレス、加齢によっても唾液の量は減ります。
それに加えて冬は夏よりも水分をとる習慣が減るため、隠れ脱水の人が多く、唾液の分泌が減って口が乾いた状態に。
口呼吸も口の乾きの原因になります。マスクをすることで口呼吸になり、ドライマウスになることも。水分摂取量が減り、マスクを使う機会が増えるこの季節は、口臭が強くなる要因がそろっているというわけです。

唾液の量を増やすには、水分をこまめにとるだけでなく、ガムを噛んだり、口のなかで舌をまわしたり、フェイスラインの近くにある唾液腺を押したりするのも効果的。
桐村先生によると、唾液で口内がうるおっていると抗菌作用もあり、口臭だけでなく風邪予防にもなるそうなので、今日から実践していきたいですね!

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気になるニオイを外側からブロック! ニオイ対策グッズをご紹介

さて、汗、食べもの、口内ケアと、内側からのニオイを抑える対策は整いました。
もうひとつ気になるのは衣類など、外側からくるニオイ。とくに人混みでは、コートやスーツに染みこんだニオイで気分が悪くなることも。

そんな不快なニオイを防ぐためにスタイリストの高田空人衣さんがすすめる消臭スプレーはフランス生まれの消臭ハーブスプレー「HPエアーリフレッシャー」(上の写真左)。生花のある暮らしを感じられる、自然な香りが楽しめるよう。生活空間にも衣類にも使えるすぐれものです。

マスクにシュッとするなら、「パーフェクトポーション リラックス マスクスプレー」がオススメ(上の写真右)。高田さんのお気に入りはリラックスタイプ。ラベンダーやゼラニウムで癒されるそう。いい香りのするマスクを使えば、口呼吸も防げそうです。

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編集部オススメのルームフレグランスはこちら。「W.DRESSROOM(ダブルドレスルーム)」です。脱臭効果99.9%。ニオイのもとをなくしたうえで、上品な香りがお部屋に漂います。こちらも衣類にも使用可能。

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いかがでしたか。気になるニオイも原因と対策がわかると解決の道筋が見えてきて、心が軽くなるような気がします。体の中を整えながら、いい香りに癒されつつ、寒い冬を楽しく過ごしていきましょう…!

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