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コスメ類の片づけとダイエットは共通点が多い!? プロが実践する「やせる収納」のコツ

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化粧品などのボトルを持っている女性の手

お気に入りのコスメやヘアケア用品は、女子の気分を上げてくれる必須アイテム。でも、季節によって使い分けたり、新色を買ったりしているうちに、気づいたら収納スペースがいっぱい…なんてことはありませんか? 今回は、「やせる収納」で人気の整理収納アドバイザー・梶ヶ谷陽子さんに、コスメやヘアケア用品をスッキリ保つ考え方や、片づけのコツについてうかがいました。

監修 : 梶ヶ谷 陽子

Bloom Your Smile代表。整理収納アドバイザー。ハウスキーピング協会の最高位資格「整理収納アカデミーマスター」をはじめ、間取りプランナー、住空間収納プランナー、防災士など、暮らしにまつわる資格を多数取得。商品プロデュース、無印良品社内研修講師なども務める。

Contents 目次

増えがちなコスメ・ヘアケア用品こそ、買うときは慎重に!

いろいろなコスメ

コスメやヘアケア用品は使い切るまでに時間がかかるのに、新商品や限定品などが出ると、女性はつい買ってしまいがち。じつはそれが、中途半端なボトルだらけになって片づかない原因です。

「コスメ類の片づけで大切なのは、収納法よりも、とり入れ方。まずは『ボディ関係、ヘアケア関係、スキンケア関係は、使いきる直前まで買い足さない』というルールを作ってみてください。そして買うときには『今本当に自分に必要なのか』『自宅に残っているものがないか』をよく考えて、慎重にとり入れるようにしましょう。

じつはコスメ類の片づけとダイエットは共通点が多く、これはダイエットにも同じように言えること。食べきるまでに時間がかかるのに次々買い足してしまうと、食べ過ぎを招いて太る原因になります。大好きな甘いものでも、まずは『お菓子は、食べきる直前まで買わない』というルールを決めましょう。そして食べる前に『今本当にお腹が空いているのか?』と自分自身に問いかけることが、ダイエットを成功に導く第一歩です」

家を散らかさないために「使うことを意識できる収納」をとり入れて!

いろいろなボトルや瓶

コスメやヘアケア用品の片づけで「どうしよう…」と迷いがちなのが、ドラッグストアでもらった試供品や今は使っていない美容器具、一度も使っていない頂きものなど。使わないものは、もったいないけれど全部捨てたほうがよいのでしょうか?

これに対し「捨てることはありませんよ」と梶ヶ谷さんは言います。多くの人が『捨てるのはもったいない』と思ってものをため込みがちですが、どんなものも『使わないことが、いちばんもったいない』んです。

「どんどん使うことは、家の中を散らかさないためにも大事。試供品はしまいこまず、もらったら必ず洗面所の目につく場所に置いて優先的に使うようにしましょう。“使うことを意識できる収納“にすることで、問題は解消するはずです。もらったけれど自分には合わないと使わずにいるコスメ類は、相手の気持ちを考えるとそのまま手放すこともできないので、一度は使ってみて写真つきで感想を伝えてみるのもいいでしょう。

使わなくなった美容器具も、まずはもう一度使ってみるのがオススメ。意外とまだ使えるな、と思うものもありますし、それでも使う気にならないものは、自分に不要な存在となってしまっているものです」使わない美容器具や、たまってしまったコスメ類は、次の基準を参考に手放すべきかどうか考えてみましょう!

<ものを手放す基準>
※次のすべてに当てはまるものは不要なものです

・今使っていないもの
・将来使うと言いきれないもの
・本来の役割を果たしていないもの
・そのものに対して思い出も思い入れもないもの
・なくても困らないもの
・あることがストレスに感じるもの

<コスメ類を手放す基準>
※ひとつでも当てはまれば手放す候補になります

・自分の肌に合わないもの
・今の自分に合わないメイク用品
・開封後1シーズン一度も使ってないもの
・異臭が出ているもの

コスメのベストな収納は「自分はいつもどこで使うのか」を考えることがコツ!

鏡の前に置いてあるコスメや道具

「手放す基準」を参考に、ある程度コスメ類がスッキリしたら、次に考えたいのが収納場所と方法です。梶ヶ谷さんによると、ごちゃつかせない収納のポイントは「自分の行動に合わせた収納を作る」こと。

多くの家庭では、収納に合わせて人が動き回っていて、これが片づかない大きな原因のひとつです。「自分はいつもどこで使うのか」を考えると、自分にあった収納場所や収納法が簡単に出てきますよ。たとえば、スキンケアをする場所は、寝室や洗面所、リビングなど人によってさまざま。場所が決まっている人は、その場所の引き出しの中でもいいですし、使う場所が決まっていない人は、立てて収納できる仕切りのあるケースやポーチで、持ち運べるハンドルがついたものがオススメです。
収納法は十人十色で、正解はひとつではありません。自分にとって使い勝手のいい収納場所や収納法を楽しみながら見つけましょう。

取材・文/井上幸恵

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