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頑固汚れ、毛布・おしゃれ着洗濯には? 最新「ドラム式&縦型洗濯乾燥機」の選び方とおすすめモデル

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頑固汚れ、毛布・おしゃれ着洗濯には? 最新「ドラム式&縦型洗濯乾燥機」の選び方とおすすめモデル

本格的な冬支度を迎える時期になりました。秋に活躍したアウターや肌掛け布団類を自宅で洗濯する機会も増えるのではないでしょうか?

最新の洗濯機にはさまざまな洗濯コースが搭載されていて、忙しい日々の家事時短に貢献してくれたり、クリーニング代の節約につながったり。トレンドのマットな仕上げを施したモノトーンカラーの洗濯機なら、インテリア映えも抜群です。

「洗濯機を買い換える際には、クリーニングの利用が多い方なら“おしゃれ着コース”が充実したモデルを、リモートワークなどで洗濯物の量が増えたなら大容量で節水タイプを、さらにカラーやデザインにこだわるなど、ライフスタイルや住まい、洗濯ニーズに合う機種を選べるといいですね」と話すのは、家電プロレビュアーの石井和美さん。最新の洗濯機(洗濯乾燥機)の特徴に触れながら、自分にぴったりのモデルを選ぶコツを教えていただきました。

Contents 目次

[目次]

・買い替え時にチェックするべきポイント5
・最新洗濯機のトレンド、注目機能
・家電のプロがおすすめする最新洗濯機<縦型編>
・家電のプロがおすすめする最新洗濯機<ドラム式編>

 

 

洗濯機にあるとうれしい機能や条件は?
買い替え時にチェックするべきポイント5

写真=アクア「まっ直ぐドラム AQW-DX12M」

わたしたちが家電量販店の洗濯機コーナーに行くと、まずチェックするのは金額、サイズ、デザインやメーカー、そんなところではないでしょうか?

「価格は、購入機種を決める大きなポイントになりますよね。特売や台数限定などのお買い得品がご自身のニーズにぴったりであれば、言うことはありません。ただ、洗濯機は長く使い続けるものなので、最新機種を購入した方が、家事効率で考えるとお得な場合もがあります。まずは以下の5点、①ドラム式か縦型か、②サイズ、③洗濯容量、④搭載機能、⑤洗剤・柔軟剤の自動投入機能をチェックして、候補を絞っていきましょう」(家電プロレビュアー・石井和美さん、以下同)

1.ドラム式か縦型か

乾燥まで終わらせたいのであればドラム式、しっかりと汚れを落としたいのであれば洗浄力の高い縦型を選びましょう。ドラム式は持ち上げた衣類を落下させる構造で温風を衣類全体にからめやすいので、乾燥に適しています。縦型は遠心力で洗濯がこすれることでもみ洗いができるので、汚れがしっかりと落ちやすい構造になっています。小さなお子さんがいたり、スポーツをする習慣があって、泥や汗で汚れた衣類の洗濯が多かったりするなど、洗濯機には洗浄力を求める場合は縦型がおすすめです」

2.サイズ

「洗濯機の設置場所に置けるサイズかどうかだけではなく、搬入経路のサイズも測ることが大切です。ドラム式を選ぶ場合は、手前の球体部分や扉を横に開いた際に必要となるスペースも計算する必要があります。小柄な女性は特に、洗った衣類を取り出すときに縦型洗濯機の底に手が付くかどうかもチェックしましょう」

3.洗濯容量

「洗濯容量は、1日1人あたり約1.5kg。目安は、ワイシャツ、肌着やショーツ、綿パンツがそれぞれ1枚、タオル2枚、靴下1足、パジャマ上下です。毛布などの大物を洗いたいのであれば、少人数でも大容量(8kg以上)がおすすめです。また、ドラム式については洗濯容量と乾燥容量は異なるので注意しましょう。洗濯が12kgでも乾燥は約6kgと半減します。洗いも乾燥も、できるだけ余裕を持たせられる大きめものものがよいでしょう」

4.搭載機能

「おしゃれ着の洗濯が多かったり、クリーニング代金を抑えたかったりする場合は、デリケートコースやドライクリーニング機能が充実しているタイプを選びましょう。黄ばみ汚れが気になる場合は、高温で洗えるタイプがおすすめです」

5.洗剤・柔軟剤の自動投入

「洗剤や柔軟剤の自動投入機能を搭載する機種が増えています。これは、洗濯物の量に対して自動でぴったりの洗剤量を計量してくれるので、ムダがなく、手間を省くことができます。洗剤を出して計測して入れるという動作は1回あたり1分未満かもしれませんが、その作業をカットできることで年間に浮く時間や労力を考えると、忙しい人ほど見逃せない機能だと言えます」

 

トレンドや注目機能は? 最新洗濯機はココが魅力!

写真提供=東芝ライフスタイル

最近の洗濯機のニーズやトレンドの傾向は?

「PM2.5や黄砂などの影響で、外干しを避ける方が増えています。そのため、乾燥まで済ませられるドラム式に注目が集まっています。10年以上前のドラム式洗濯機は汚れが落ちにくい、乾燥が弱い、壊れやすいといった声がありましたが、最新式は改良されています。使いやすく性能もアップしているので、ドラム式に変えるという方も増加しており、パナソニック、日立、東芝、シャープに加え、アイリスオーヤマ、アクアといったメーカーも本格参入を始めました。デザインはスタイリッシュなものが増えていますね。マットな質感のモノトーンのように、インテリアを格上げするようなデザインのものがトレンドといえるでしょう。メーカーが力を入れている機能としては、洗濯機選びのチェックポイントで触れた洗剤・柔軟剤の自動投入に加え、『Wi-fi接続』『温水洗浄』『コンパクトサイズで大容量』『お手入れがラク』あたりが挙げられます」

Wi-Fi機能

「Wi-Fi機能を搭載した洗濯機をスマホから接続すると、洗濯終了後に通知してくれたり、洗剤の材料が少なくなったら教えてくれたりします。外出先から遠隔操作ができるので、帰宅時間に洗濯が終わるようにセットすることも簡単です」

温水洗浄

「ガンコな汚れや黄ばみがある衣類は、40℃前後の湯で洗える温水洗浄機能が便利です。湯が使えることで、洗剤の溶け具合がよくあり泡立ちが上がり、皮脂を浮かせることができます。部屋干し臭を防ぐことにもつながります」

コンパクトサイズで大容量

「洗濯の投入口に付け、脱水回転時のバランスを取るための『バランサー』を後方にも付けることで洗濯槽の振幅を抑制するなど、本体寸法はコンパクトサイズを維持しつつ容量を増やした新モデルが出てきています」

お手入れがラク

「特にドラム式洗濯機は、乾燥フィルターのお手入れを怠ると乾燥性能がどんどん落ちてしまいます。最新式は自動で乾燥フィルターを掃除して洗い流してくれるものや、内部の熱交換器なども自動洗浄するタイプがあります」

次のページでは、家電プロレビュアーとして数多の洗濯機をチェックしてきた石井さんに、ドラム式・縦型それぞれのおすすめモデルを教えていただきます。

 

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