体型のウソ・ホント(3/3)「運動やっていた人が運動をやめると筋肉が脂肪に変わる?」

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変わりはしないけど、筋肉に脂肪が出現することが...

 

 学生時代にスポーツをしていた人が太ったときによく言う、「筋肉が脂肪になった」っていうあのセリフ。筋肉が減ってそのぶんが脂肪になったという意味で言っているんだとは思いますが、では「筋肉が脂肪に変わる」なんてことはそもそもあるの?

「筋肉となっている細胞が物質的に変化して脂肪になることはありません。でも、筋肉内部に脂肪が"出現"することはあるんです。お肉に白い脂肪がスジになって入っている、しもふり肉のようなイメージです。ただし、通常、人間の体にはこのようなことは起きず、肉離れのようなケガをしたり、加齢によって筋肉が細くなったときなど、"出現"する状況は限られています。新しく筋肉をつくるために、そもそもあった筋サテライト細胞という細胞が、脂肪に変化すると考えられていますが、筋サテライト細胞は筋肉だったわけではないので、『筋肉が脂肪に変化する』ということには当てはまりません。 つまり、スポーツをやめたとたんに太ってしまうのは、筋肉や消費カロリーが減ったにも関わらず、食べる量は運動していたときのままだから...ってことがほとんどです」(石井直方先生)

 

 運動をやめて太った人があのセリフを言ってきたら、「それはない」とツっこみつつ、生活の改善をすすめてあげましょう。

監修/石井直方、取材・文/馬渕綾子

体型のウソ・ホント

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