薄着の季節になってくると、下着のラインが目立ちやすくなりますよね。
下着のラインが目立ちやすくなるということは、体のラインも目立ちやすくなるということ。
特にパンツスタイルの場合、シルエットが出にくいワイドパンツでも、スカートと比べてお尻のラインは目につきやすいもの。
「ヒップラインに自信がない……」そんな女性にとって、“ガードル”は無いとパンツがはけないくらい、なくてはならないアイテムかもしれませんね。
ところで、その今はいてる愛用ガードル、本当に自分の体に合っているのか疑問に思ったことはありませんか?
“ガードル=しっかり締めつけ”といった、なんとなくのイメージから、もしかしたら誤ったガードルの使い方をしているかもしれません。
そこで今回は、下着のプロフェッショナル、ボディコンサルタントの中島絹代さんに、自分に合った正しいガードルの選び方を教えていただきました。
Contents 目次
ガードルは、年配女性のためのもの?
みなさん、ガードルと聞くと大抵「着用するのは年配になってから」と思われがちです。
これは裏返すと「若いうちは必要ない!」ということで、ガードルにいいイメージを持っている人は少ないということになります。
しかしガードルを正しくはくことで、ヒップアップをしてパンツをかっこよくはきこなすこともできるし、ぽっこりお腹もすっきり見せられたり、冷え性対策にもなるので、必ずしも年配女性のためのものではないのです。
ただし、これはあくまで正しくガードルを選べてこそ。
これからお話しするのは、若いうちからでも、いつからでも使えるガードルの正しい選び方です。
ガードルは“何を着る”かで選ぶ
ガードルにはさまざまなタイプがあります。
代表的なのは、ロングガードルとショートガードル。
「太ももを細く、すっきり見せたい」「パンツをかっこよくはきこなしたい」という女性には、ロングガードルが合います。
また、ヒップと脚のメリハリをはっきりさせる、例えばスキニーパンツをはきこなしたいときには、ロングガードルがおすすめです。
「ヒップを丸く見せたい」「小尻に見せたい」といった女性や、短めのスカートをはいたりすることで、ガードルが見えるのを避けたいときには、ショートガードルがおすすめです。
「正しい選び方は、何を上にはくのかによっても変わるということを、ぜひ知っておいてくださいね。」(中島さん)
正しいガードル選びに、もっとも大切なこと
それは選ぶときのサイズです。
通常S、M、L、LLサイズくらいなら、店頭に置いてあることが多いので、まずは必ず試着して購入してください。
同じサイズでも、商品によって生地がかためなタイプ、やわらかめなタイプがありますので、生地の感じによって着用したときの履き心地も変わってきます。ですので、一概に自分はMサイズ! と決めつけないことが、正しいガードル選びのポイントです。
それから、自分の体型に無理のないサイズを着用して選ぶようにしてください。極度の締めつけは、血流やリンパの流れを悪くしてしまう可能性大。たとえガードルをはいて美しく見せても、逆にむくんでパンパンになっては意味がありません。
ウエストサイズ、ヒップサイズ、太もものサイズを総合して考慮しましょう。例えばヒップがLサイズなら、ウエストや太ももに少しゆとりがあってもLサイズのガードルを、またはヒップの丸みが潰れないサイズ感のガードルを選ぶのが、もうひとつの正しいガードル選びのポイントです。
ガードルを活用して、今よりもっとオシャレを楽しんでみませんか?
取材・文/高田空人衣