髪を洗ってさっぱりしたものの、ドライヤーをかけるのが結構面倒くさく感じることってありますよね。とくにこれから、寒くなる季節に濡れた髪の毛はとってもストレス。一刻も早く乾かしたいという気持ちになるもの。
そんなストレスをグッと減らして、ドライヤーをかける時間を短くしてくれるアイテムや方法を、美容師の木村旭宏さんに教えていただきました。
Contents 目次
■:乾かす時間を短縮できるシャンプーを使う
早く髪を乾かしたい! それならば、乾かす時間を短縮できるシャンプーを使ってみてはいかがでしょう?
「エッセンシャルスマートドライシャンプー」は、キューティクルの表面を整え、髪がからまりにくく、さらにはドライヤーの熱や風が髪全体に行き渡りやすいため、乾燥時間を短縮できるというシャンプーなんです。
ノンシリコン処方でコンディショナーもあるため、セットで使えて、さらに詰め替え用もあるので経済的ですよ(木村さん)
■:クシを使って、傷めずに乾かす!
ドライヤーをかける前に、クシを使うようにしてください。
その際に選ぶのは、「目の粗いコーム」。目の細かいクシは極力控えてください。引っかかっている毛を細かいコームで無理やりとかしてしまうと、キューティクルが損傷してしまう可能性がでてきます。髪が濡れているときは、できるだけ負担をかけないことが大事なんです。
髪をとかした状態であれば、根本の水分が毛先に移動し、さらにふき取りやすくなるので、そのぶん髪を乾かす時間も短縮できます。
ちなみに「LOVE CHROME(ラブクロム)」というクシがあります。
これは、髪をとかすときの摩擦を軽減して、静電気を抑えることができるのです。適当なクシを持っていないという人は、新たに購入するならこちらがおすすめです(木村さん)
■:「ながら乾燥」ができると、乾かす時間がもっとラクになる!
ドライヤーって片手はふさがるし、意外に重い。しかも長時間持っていなければならず、それがまたストレスになりますよね。
そこで、両手がフルに使える「ドライヤークリップF」を使ってみてください。
使い方は、手持ちのドライヤーをはさんで固定するだけ。アームが自由自在に曲がるので細かく位置調整ができます。
早く乾かすポイントは2点。「向きはななめ上」「うしろから前に風がいくように」設置しましょう。
このドライヤーのかけ方をすることで、髪の毛も広がらず、その後のスタイリングがしやすくなるドライヤーのかけ方ができます(木村さん)
■:ドライヤーをかける前に、この1本!
ドライヤーをかける前の髪の毛に、均一に「サボリーノ 速く乾かスプレー」をシュッとしてみてください。
これを使ってなぜ早く乾くのかというと、スプレーに配合された速乾成分(エタノール)やガス(DME)の揮発効果を利用しているため、水分がより蒸発しやすくなるからなんです。
さらにそれだけではなく、トリートメント効果によって、1本1本の髪を包み込むことで指通りがよくなり、ドライヤーの熱も均一に当たりやすくなるというスプレー。とにかく面倒なのはキライだ!という人にはおすすめのアイテムですよ(木村さん)
■:いつものタオルをこれにチェンジ!
お風呂上がりに髪に使っているタオル、これを『美容師さんが考えた髪のためのタオル』に変えてみてください。
見た目は普通のタオルと変わりませんが、吸水スピードはなんと綿のタオルの5倍という驚異の吸水力なんです。そのうえ髪の毛が引っかかりにくく、摩擦からの負担も軽減してくれるため、タオルによるダメージも防げて安心。
また、タオルにお金をかけたくない!という人には、100均などで売っているマイクロファイバーグッズがおすすめです。
キャップタイプのマイクロファイバーは、お風呂上がりに頭にすっぽりとかぶるだけです。スキンケアや着替えなどを済ませているうちに、かなり水分を吸収してくれるので、ドライヤーをかける時間が短縮できます。
手袋タイプのマイクロファイバーは、装着したままドライヤーをかけると、素手で乾かすよりも早く乾かせますよ(木村さん)
面倒だから、と髪が濡れたままで放置したり、寝てしまうのは絶対NG!
木村さんに教えていただいた速乾グッズを、ぜひ活用してくださいね。
取材・文/高田空人衣