インスタグラムやブログなどで、数々のダイエット情報を公開している、人気美容家&ダイエットコーチの千波さん。今回は、顔を大きく見せる「たるみ顔」のケアに効果的な、頭皮ケアのやり方を教えていただきました。
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ヘッドマッサージで頭皮をほぐせば、顔がキュッと上がる!
「顔と頭は1枚の皮でつながっているから、頭皮がたるめば、顔もたるみます。でも逆にいえば、頭皮をもみほぐせば、顔の印象もグンと変わりますよ。そのほか目がぱっちり開くなどの効果も! 4つのステップで頭皮のこりをほぐしましょう」(千波さん)
<ステップ1>指の関節を使い、側頭筋をもみほぐす
耳の上の側頭筋に疲れがたまると、だんだん張ってきます。むくみが重力でたるむと顔もたるむので、指の関節を使ってしっかりと張りをもみほぐしましょう。
親指以外の指を曲げたら第一関節をあて、耳の裏側から頭頂部に向かって、側頭筋をもみほぐしていきましょう。下から上に向かってそれぞれの指で小さな円を描きながら刺激。30秒ほどかけて頭皮全体をまんべんなくもみほぐしましょう。
<ステップ2>後頭部をまんべんなくほぐして、むくみをすっきり!
側頭部がほぐれたら、次は後頭部。頭のうしろの出っ張った部分から、頭のてっぺん(頭頂部)に向かってもみあげ、頭皮のこりをほぐします。
親指以外の指を曲げ、第一関節をバラバラと動かしながらまんべんなく30秒ほどほぐしましょう。
<ステップ3>頭皮全体を手のひらで引っ張り上げる
手のひら全体で頭蓋骨から頭皮を引きはがすイメージで、指の腹で頭皮をつまみあげます。耳の裏、うなじ付近から頭頂部に向かい、頭全体を刺激します。ステップ1、2でもみほぐしたところを引っ張り上げるイメージです。
<ステップ4>ブラシを使って、広範囲の血行を促進!
手のひらだけでなく、ブラシを使っても効果的。マッサージ効果が高いとされるパドルブラシなどを使い、頭皮を下から上に向かってマッサージします。頭全体を、まんべんなく刺激しましょう。
ほうれい線が気になる人ほどとり組んでほしい頭皮ケア
頭皮ケアは、たるみだけでなく、ほうれい線ケアにもいいのだそう。
「頭や首、肩こりが原因で、顔がたるんだり、むくんだりすると、もともとほおの厚みがある人は、ほうれい線が悪目立ちします。それに加え、リンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まってしまうと、よぶんなむくみが重みとなって、さらに顔は重く、厚く見えます。そもそも地球に重力があるため、こうしたむくみで顔が大きくなると、ほおが下垂し、たるんだ結果、ほうれい線が目立ってしまうのです。こうしたむくみを改善するには、今回紹介したような頭皮ケアがおすすめです」(千波さん)
ただし、これにも個人差が!
「ほうれい線は、もともとほおの厚い人ほど目立ちやすく、出やすい傾向にあります。また骨格にも左右され、一般的には面長や逆三角形の顔の人、そして食べるときに使うエラの上の咬筋が弱い人は、ほうれい線ができやすいといわれています。こういう人は、ほうれい線を消すことは難しいですが、ケアで目立たなくすることは十分可能です。あきらめないでコツコツと続けていきましょう」(千波さん)
撮影/山上忠 ヘアメイク/市岡愛(ピースモンキー) 取材・文/平川恵