年末が近づくにつれて、そろそろ片づけスイッチを入れなきゃ! と思っている人もいるのでは? しかし、どこから片づけていいのやらと途方に暮れたまま、結局何もやらずに年を越していた…なんてことにならないために、まずは身近なところから片づけるのがポイントです。まずはお化粧ポーチから始めてみましょう!
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中身を全部出して、ポーチを空っぽに
今回ポーチの整理方法を教えてくれたのは、ヘアメイクアーティストのchihoさん。
「ポーチが大きくてパンパンな人ほど、いつ買ったかわからないコスメを入れっぱなしにしています。そういった化石コスメは、たとえ新品に近くてもまっ先に処分!
次に、いかにもアフター5向けといった華やかなラメ使いのコスメもすぐさま処分して! 若者向けのアイテムを大人女子が使うと、かえってシワが目立つんです」
「ポーチ本体にも目を向けてみて。薄汚れたポーチは、いくら高級ブランドであろうが捨てましょう。汚れて年季の入ったポーチは、中身をいくら入れ替えてもキレイになりません。
パフやスポンジもコロッケ色になっていたら、もう末期! 今や100均でいくらでも安くて良質なものが売っています。今すぐ買い替えて」(chihoさん)
<1>テカり重視から、保湿重視へシフトする
「そもそも“化粧直し=テカリを抑えるもの”だと思い込んでいませんか? 若かりしあの頃から数年、十数年経った今のあなたは大人の女性です。テカリを抑えるお化粧直しから、保湿してツヤを引き出せるコスメを、ポーチにセットインしましょう
まずは、コスメ選びで重視するポイントを変えないと片づけする意味がありません」(chihoさん)
<2>新たなる、レギュラー入りコスメはこれ!
「ちなみに、若者向けの皮脂を抑えるメイク直しを大人の肌で続けていると、乾燥してシワや毛穴が目立ちます。そこにファンデーションが入り込んで目立つことで、さらに上から重ね塗りをして結果的にオバ顔に。化粧直しの意味をなさない、負のスパイラルにハマることになってしまいます。
だからこそ、皮脂を抑えるアイテムではなく、ツヤを出す保湿アイテムに入れ替えましょう。
例えばファンデーション。パウダーファンデーションには卒業してもらい、クッションファンデーションに選手交代。あぶらとり紙はポーチからリストラして、保湿スプレーを新たに加えて。
口紅は、リップスティックやグロスを何本も入れるのは止めて、代わりに保湿効果のある色つきのリップグロスだけにしぼりましょう。パウダーチークは自宅待機させて、ポーチに入れるのはクリームチークに」
ポーチは小さくアイテムは厳選したものだけ
「大人の顔色は朝と夕方でまったく異なりますので、化粧直しに朝と同じコスメを使って夕方もキレイ、とはなりません。逆に化粧が濃くなったり厚塗りに見えてしまいますから、色ものはくすみをとる明るめカラーを厳選してください。
量はいりません。ポーチにたくさんコスメが入っているだけで、つい化粧を盛ってしまうのでよくありません。物を少なくするためにマルチコスメを活用してください。
マルチコスメとは、リップにもチークにもなるクリームペンシルや、ヘアワックス、ハンドクリーム、リップクリームとして使えるマルチバームといった、ひとつで複数の箇所に使えるコスメのことです」(chihoさん)
さあ、あなたのポーチはどうなりましたか? 今の自分に合ったアイテムをそろえて、ポーチの中もキレイすっきりな状態を作りましょう!
取材・文/高田空人衣