白身魚、最近食べましたか? わが家の場合、肉類や赤身の魚に比べて、意外と食卓にのぼらないんですよね…。でも、じつはこの白身魚、高たんぱくで低カロリーのすぐれもの。その優秀さを知れば、さっそく買いに走ること間違いなし…?! 「ダイエットに役立つ栄養クイズ」、今回のテーマは“白身魚”です。
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【問題1】白身魚の仲間でないものは、次のうちどれ?
□タイ
□サケ
□フグ
□アジ
正解は………?
「アジ」です
白身魚と赤身魚の違いは、筋肉の色素たんぱく質の違いによるものです。上記の中で、「アジ」は、赤身魚の仲間になります。「タイ」や「フグ」は、身が白いので、わかりやすいですね。身がオレンジ色をしている「サケ」は、赤身魚と思いがちですが、じつは白身魚の仲間。赤っぽい身の色は、アスタキサンチンというカロテノイドの一種です。白身魚は全体的に脂分が少なく、さっぱりした味わいが特長です。
全体的に低カロリーなものが多い白身魚。その中でもいちばんカロリーが低いのは、次のうちどれ?(100g中)
□サワラ
□タラ
□ヒラメ
□スズキ
「タラ」です
上記の白身魚100g当たりのカロリーは、サワラ177kcal、タラ77kcal、天然のヒラメ103kcal養殖のヒラメ126kcal、スズキ123kcal。白身魚の中でも、タラは、かなり低カロリーな食材です。タラは、低脂肪、高たんぱく質が特長ですので、ダイエット中などには、とってもおすすめです。また、タウリンも豊富で、体の中のよぶんなコレステロールを排出する効果などもあります。鍋料理などに利用するイメージの強い魚かもしれませんが、フライや天ぷらなど低カロリーだからこそ、揚げものなどにして楽しんでもよいかと思います。
たんぱく質がいちばん多いのは、次のうちどれ?(100g中)
□サワラ
□タラ
□ヒラメ
□スズキ
「ヒラメ」です
全体的に、どの白身魚も高たんぱく質なものばかりですが、上記の白身魚100g当たりのたんぱく質量は、サワラ20.1g、タラ17.6g、天然のヒラメ20.0g、養殖のヒラメ21.6g、スズキ19.8g。養殖のヒラメがいちばん多く、天然もののヒラメとサワラとは、ほぼ同じくらいのたんぱく質を含んでいます。切り身の1切れは、約80~100gですので、1切れを食べれば、1日に必要なたんぱく質の約1/3は摂取できます。日々の献立に、じょうずに献立に入れてみましょう。
栄養価が高いというイメージの「ウナギ」も白身魚の仲間です。ほかの白身魚に比べて、特に多く含まれている成分は、次のうちどれ?
□たんぱく質
□ビタミンA
□鉄分
□カルシウム
「ビタミンA」です
ウナギは特にビタミン・ミネラル分を多く含み、栄養豊富な魚のひとつです。蒲焼きなどが一般的なので、白身魚のイメージがない人もいるでしょう。たんぱく質などは、もちろん豊富ですが、ほかの魚と比べて断トツで豊富に含んでいるのが「ビタミンA」。身の部分よりも「肝(きも)」に多く含まれていますので、肝吸いはおすすめです。夏バテを防ぐためにウナギを食べる風習があるのも、それだけ栄養価が高い食材だからということになります。
「ウナギ」の栄養価の中で、ほかの白身魚と比べて低いのは、次のうちどれ?
□脂質
□ビタミンC
□食物繊維
□マグネシウム
「マグネシウム」です
ウナギはビタミン・ミネラルが豊富な魚ではありますが、マグネシウムはほかの白身魚に比べ、やや少なめです。マグネシウムは、骨の成分として重要であり、体内の代謝をサポートする重要なミネラルです。ただ、ウナギには同じく骨の構成成分であるカルシウムを含み、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも多く含まれているので、栄養価は、ほかの白身魚と比べても十分に高いと言ってよいでしょう。