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管理栄養士・麻生れいみさんが教える!太りにくくなる「食べ合わせダイエット」

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Contents 目次

 

たんぱく質の代謝にはビタミンB6―たとえば、まぐろ、かつお、バナナなど

まぐろの刺身  

ビタミンB6はかつお、まぐろ、さば、さけといった魚に豊富に含まれる栄養素です。ダイエットのために豆腐しか食べない場合や、肉が大好きという肉食女子は、もしかしたら、足りていない可能性も!? たんぱく質は牛肉、豚肉、鶏肉、魚、大豆製品、卵と、種類によって含まれる必須アミノ酸もビタミン類などの栄養素も違うため、ひとつの食材に偏らないほうがよいと言われています。その意味からも、1日1回はたんぱく質の供給源を魚にするのがおすすめ ! 自然とビタミンB6も摂取できます。

また、バナナにも多く含まれるので、朝食で目玉焼き+バナナジュース、あるいは筋トレ女子なら、プロテイン入りのバナナスムージーもよいでしょう。

糖質や脂質が気になるなら、食物繊維=野菜ファースト!

ボウルに入った生野菜のサラダ

代謝とは別の観点から、ダイエットに欠かせない栄養素があります。それが食物繊維です。食物繊維には、「不溶性」と「水溶性」があり、「不溶性」は、胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して便通を促す働きがあります。一方、「水溶性」は胃腸内をゆっくり移動するので、おなかがすきにくく、食べすぎを防ぎます。さらに、糖質の吸収をゆるやかにして、食後の血糖値の急激な上昇を抑える、余分なコレステロールや脂質を吸着し、体外に排泄するという働きもあります。

そんな優秀な食物繊維ですが、残念ながら、20〜40代の女性は不足ぎみ。1日あたりの摂取目標量は18g✻以上ですが、実際は13g✻✻もとれていないのです。食事のとき、食物繊維ファーストを心がけるだけで、自然と太りにくくなるはずです。

食物繊維は「不溶性」と「水溶性」をとったほうがよいので、両方をバランスよく含む野菜をたっぷり食べてくださいね。

こんなふうに、栄養素を上手に組み合わせれば、食べたいものをガマンせずに太りにくい体へとスイッチできます。夏に向けて、ぜひ実践してみてくださいね!

 

✻日本人の食事摂取基準(2015年版)より
✻✻平成27年 国民健康・栄養調査結果の概要より

 

麻生先生の食べ合わせダイエットをもっと詳しく知りたい人は

栄養素を捨てない食べ方』(枻出版)

 

取材・文/野上郁子<オフィスhana>

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