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グルテンフリー(Gluten-free)は、国内のレストランやスーパーなどでも多く聞かれるようになってきました。でも外食するとなると「グルテンフリーメニューがなさそう」とあきらめていませんか? じつはピザやパスタにこだわらなければ、グルテンメニューが多いイタリア料理も楽しむことができます。
- 監修
- フォーブス 弥生
外食時、グルテンフリーを楽しむメニュー選びのコツ
ここ数年でグルテンフリーの食生活をしている人が増えてきていますね。私の周りのグルテンフリー食生活の実践者から「体調がよくなりました」「集中力が高くなりました」など、個人差はありますがうれしい声も聞くようになってきました。
実際、グルテンフリー食生活をする際には家庭では比較的簡単ですが、やはり外食となると、まだ難しいという声を聞きます。特に、ピザやパスタがメインのイタリア料理は「グルテンフリーメニューがなさそう」とあきらめていませんか?
じつはピザやパスタにこだわらなければ、イタリア料理も楽しむことができます。
例えば、前菜であれば、「カルパッチョ」や「カプレーゼ」がおすすめです。カルパッチョは、牛肉または魚肉を生のまま薄切りにして、オリーブ油やスパイスなどで和えた料理です。カプレーゼは、イタリア南部カンパニア地方のサラダ。薄切りにしたトマトとモッツァレラチーズにバジルの葉をあしらい、オリーブオイルをかけたサラダです。
ほかにも、食材そのものを楽しむ「生ハムやチーズの盛り合わせ」、「オリーブやドライトマト」なども、グルテンフリーです。野菜料理の「カポナータ」は、シチリアの伝統料理。揚げナスを、トマト、オリーブ、ケッパー、セロリなどと合わせ、白ワインビネガーで煮込んだものです。
魚料理であれば、「アクアパッツァ」も食べられます。アクアパッツァとは、南イタリアの郷土料理。鯛やすずき、かさごなどの白身魚をまるごと鍋に入れ、トマト・貝類・オリーブ・にんにく・ハーブ・ケッパーなどの豊富な具材と共に、白ワインと水で煮てつくる漁師料理。魚介のうまみたっぷりのスープとともにいただきます。
パスタやピザの置きかえには、もちろんお米でつくるリゾットですね。
食後のデザートには「ジェラート」や「パンナコッタ」がおすすめです。
ジェラートは、果汁、果肉、牛乳、砂糖、コーヒーや香草などを混ぜたものを凍らせてつくるデザートです。パンナコッタは、生クリーム・牛乳・砂糖を合わせて煮詰め、ゼラチンで固めたものになります。
最近では、グルテンフリーパスタにも変更可能なレストランや飲食店も増えています。
レストラン予約時に食材について相談すれば、コース料理でも別メニューを提案してくれるところもあります。
このように、メニューの中から食べたいもの、食べられるものを選んでいけばよいのです。ポイントさえ押さえれば、外食も安心して楽しめるのです。店員さんと会話しながらメニュー選びをすれば、さらに食べられるものは増えるでしょう。
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フォーブス 弥生
一般社団法人グルテンフリーライフ協会代表理事。身内のグルテン過敏症をきっかけにグルテンフリーの探求と実践の道へ。長年にわたり培った知恵とノウハウをグルテンフリーの普及活動に生かすべく、2013年12月一般社団法人グルテンフリーライフ協会を設立。 著書に、自身の経験と実践レシピをまとめた『2週間、小麦をやめてみませんか?』(三五館)。
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