食事を制限したり、運動をしたり、ダイエットのためにといろいろ努力しているのに、なぜか成果が出ない。せっかく努力していても、それだとモチベーションの維持が難しいですよね。だからといって簡単に放り投げずに、少しだけ自分の体調を見直してみませんか? じつは、腸内環境が整っていないと、ダイエットがうまくいかないこともあるようです。
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■腸内環境を把握することがダイエットへの近道
「ダイエット」、この言葉を聞くと、みなさんはどんなイメージがありますか?
ダイエットは、なかなか続かない。
ダイエットは、ツラい。
ダイエットしたいのに、食べてしまう。
多くの方は、ダイエットに対してマイナスなイメージを持ちやすいと思います。
でも、本当はダイエットをがんばりたかったり、ダイエットをして自分に自信がほしかったり、いつまでもキレイでいたいと思う気持ちのほうが強かったりしますよね。
ダイエットに関する情報は、本やネットなどでたくさん紹介されています。
何が自分に合うのかわからず、続けられないということもあるかと思いますが、
ダイエットとは本当はすごく簡単で、何かをガマンしたり、制限せずに
大切なことは自分の体をよく知って、自分の体の状態や生活を見直すことです。
そして、自分の体の状態を知るときに注目すべきは、腸内環境です。
近年、腸は話題になっており、腸に関する情報が昔よりも多く紹介されています。
まず腸の働きについて、ダイエットのときに必要な働きとしては下記があります。
(1)食べものの消化・吸収・排泄を行っている
(2)幸せを感じるホルモンのセロトニンの生成が9割、腸で行われている
【腸の働きについて】
(1)食べものの消化・吸収・排泄を行っている
このサイクルがしっかり行われることで、体にとって必要な栄養やエネルギーを取り込み、要らないものを排出することができます。
ですが、どんなに努力してダイエットにいいとされている野菜や低糖質、高たんぱく質のものを食べても、この腸の働きがしっかりしていないと、本当に体のためになっているか不透明なところがあります。
また、排泄に関して便秘で悩んでいる方も多いです。
ダイエットを成功させるときに便秘を改善することも重要なポイントになります。
便秘を改善することで、むくみによる体重増加を防ぐことができます。
(2)幸せを感じるホルモンのセロトニンの生成が9割、腸で行われている
ふだんの生活の中で、何かイライラしたり、落ち込むことがあったり、疲れたりしていると、
その気持ちを満たすために食べ過ぎてしまうことがあります。
そのせいで、ダイエットをしているのに食べ過ぎてしまい、自己嫌悪に陥るという経験をしたことがある方も多いと思います。
この気持ちが満たされなかったり、もやもやしたりして気持ちが晴れないのは、自分のせいではなくて、一因として腸内環境が悪いことで幸せホルモンが生成されづらいことも影響していると言われています。
アミノ酸の一種であるトリプトファンが脳内でセロトニンに変化することで、幸せを感じやすくなります。
■腸内環境の整え方
さて、ここまで腸の働きについて説明してきました。
では、どうやって腸の働きを活発にして腸内環境を整え、ダイエット成功につなげればよいか、それは「料理を楽しむこと」です。
さらに、プラスするとぬか漬けや漬け物などの発酵食品や、塩麹やみそなどの発酵調味料作りをふだんの料理に取り入れることです。
発酵することで、人間にとって優位に働く菌が繁殖しますので、腸内で善玉菌が増えることにつながります。
そうすると、腸内環境が整い、食べものの消化・吸収・排泄が行われ、幸福感も感じやすくなって食べ過ぎを防いだり、気持ちも前向きになってダイエットに意欲的になり、ダイエット成功への近道につながります。
腸内環境の状態を把握するには、医療の現場では検査もできますが、
保険適用外になりますので、まだまだ認知度が低いです。
腸内環境がよいときは、肌のツヤやニキビができづらかったり、便秘になりづらかったり、
気持ちが安定します。
もし、ダイエットが今うまくいっていないとしたら、自分のせいではなくて、
腸内環境が乱れているかもしれませんので、今一度自分の体と向き合って、ぜひ
発酵食品や発酵調味料作りに挑戦してみてください。