「宗家 源 吉兆庵（そうけ みなもと きっちょうあん）」といえば、マスカットをまるごと使用した「陸乃宝珠（りくのほうじゅ）」や干柿と白あんを使った「粋甘粛（すいかんしゅく）」などの「自然シリーズ」をはじめ、果物を使用した和菓子などが人気の和菓子ブランド。
昔は、「菓子」というと「果子」のことを言い、果物や木の実などを指していたそうです。同社では、この「菓子」の原点となる「果実」を生かし、旬のものをとり入れたお菓子作りを心がけているといいます。

しかし、近年、果物を日常的に食べる人が少なくなり、また、少子高齢化により生産者も減ってきているとのこと。そこで、今回、より果物の素晴らしさを知ってもらうこと、そして「ギンザ ハレフルーツ」というコンセプトものと、 “ささやかなハレ（晴れ）の日の楽しみ”に銀座で果物を楽しんでいただくぜいたくを提案する、新感覚のカフェレストラン「K.MINAMOTO」を銀座にオープン。 

「K.MINAMOTO」では、すべてのメニューに果実を使用。果実の味と見た目をできるだけそのままに、調理も極力シンプルにすることにこだわりながら、仕上げているとのことです。
この日の試食会で提供されたメニューは、下記の５品。

■秋の果実を乗せた THE HOUSE カレー（果実のスープ付） 1,760円（税込）
■ローストビーフサンドイッチ（果実のスープ付）2,420円 （税込）
■鯛のソテー、柑橘のサルサソース（パン・果実のスープ付） 1,980円 （税込）
■秋の果実のミルフィーユ 1,760円 （税込）
■秋の果実のプリンアラモード 1,760円 （税込）

「秋の果実を乗せた THE HOUSE カレー」は彩りの美しさもさることながら、ほどよいスパイシーさと、果実の甘みと酸味のバランスが絶妙で、コクがあるのにさっぱりしているため、「今日はちょっと食欲がないかも…」という人でも、おいしくいただける一品。その他の主食・主菜のローストビーフサンドイッチと鯛のソテーという、いっけん重たくなりがちなメニューも、果実が加わることで、後味もさっぱりしていて◎。
また、私個人の話で恐縮ですが、甘いものが好きであるにもかかわらず、すぐに胸やけしてきて少量しか食べられないことが多いのですが、この果実をふんだんに使ったミルフィーユとプリンアラモードは完食できそうです！　今回は試食会のため、通常メニューより少ない量なのですが（記事内掲載写真はすべて試食会用ではなく、実際に提供される料理）、これは間違いなく完食できます（笑）。

果実を使った味も見た目にもうれしいメニューだけでなく、和紙を基調とした和モダンの上質でスタイリッシュな空間は、女子会にも最適！
客席は、テーブル席が42席（写真左：３F部分）、個室は４名×２部屋、8名×１部屋、10人×１部屋（写真右）。

果物には果糖も多く含まれるので、食べすぎはもちろんよくないのですが、ビタミンやミネラル、食物繊維なども豊富で、肌荒れ防止などの効果もあるので、バランスよく、定期的にとっておきたいところ。ふだん、あまり果物をとらない人も、こんなメニューなら楽しみながらとれるのではないでしょうか。

ご興味のある人は、ぜひ足を運んでみてください。

＜宗家 源 吉兆庵＞
https://www.kitchoan.co.jp/

（編集　けーこ）

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