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筋トレとストレッチで体づくり!舞台を前に麻生久美子さんが始めることとは?
プライベートでは2児のママでもある麻生久美子さん。岩松了作品で26年ぶりの再演となる舞台『市ヶ尾の坂-伝説の虹の三兄弟-』では、実生活と同じく5歳の子どもを育てているミステリアスな人妻役を演じます。そして麻生さんが「舞台中こそ欠かせません」と話すのが体づくり。どんなことをしているのでしょうか。
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稽古は筋トレとストレッチからスタート
自他ともに認める「健康おたく」で、「舞台のお仕事に入るときは運動から始めます」と話す麻生さん。
「稽古が近づいてきたら、普段からしている筋トレにプラスして、ストレッチと、自己流のボイストレーニングをしています。舞台中はとにかく体調を崩したくないので、のどによかったり風邪予防になるありとあらゆることをやります。体を温めると免疫力も高まるので、体を冷やさないようにするのが基本ですね。私はコーヒーが大好きで毎朝飲んでるんですが、舞台中はコーヒーも体を冷やさない玄米コーヒーに替えて、稽古中はルイボスティーを煮出してボトルに入れて持ち歩いています。あと、約40cm四方の遠赤外線マットを稽古場に持参して、脚が冷える前に温めるようにしています」(麻生さん)
お風呂には血行を促進する入浴剤を入れて全身をくまなく温め、お風呂上がりにはアロマオイルを使ってリラックス。
「入浴剤は、最近お友だちからいただいてすごく温まった薬湯のものをネットでまとめ買いしたばかり。アロマオイルはラベンダーとイランイランが好きなので、それが入った混合オイルを体にぬったりしています。玄米コーヒーやルイボスティー、ハチミツ系ののどあめはもちろん、遠赤外線マットや5本指ソックスもすべて地方公演に持って行くので、公演先のホテルに送る私の荷物はやたらと多いんです(笑)」
舞台は怖いし苦しいけれどやめられない
5月から上演される『市ヶ尾の坂-伝説の虹の三兄弟-』は、麻生さんにとって5本目の舞台。岩松作品への出演は三度目になります。
「私は岩松さんの作品が大好きでよく拝見するんですが、セリフを聞いてると心がざわつくと同時にうっとりもしちゃう。独特の世界観がとにかくたまらないんです。ただ、自分がやるとなると大変で、いつも怖いし苦しいです。でもその中にも毎回新たな気付きがあって、今日が千秋楽というときに、『ここってこういう意味だったんだ!』と思ったりするんですよね(笑)。同じストーリーを演じていても自分の感じ方は毎回違うし、ずっと発見が続く。それがもう楽しくて」
本作で麻生さんが演じる美貌の人妻は、大森南朋さんと三浦貴大さん、森優作さんが扮する三兄弟と危うい関係に陥ります。
「具体的にどう演じるのかは模索してる最中ですが、きっと三人とはそれぞれ違う距離感の関係性を紡ぐはず。そのへんをセリフや表情だけでなく、微妙な間やしぐさで作っていけたらいいなと思います。岩松さんの書く登場人物にはいつも、セリフ通りの感情がないことのほうが多いんじゃないかなと思っていて。私は岩松さんの舞台を見るとき、この人は本当は何を考えているんだろう?と思いながらよく見てます。お客さんにもそんなふうに探りながら見ていただけると楽しいかもしれませんね」
(プロフィール)
あそうくみこ●1978年6月17日生まれ。千葉県出身。1998年に映画『カンゾー先生』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。以後、ドラマ『時効警察』(’06、’07)、映画『モテキ』(’11)など数々の作品に出演。’09年には岩松了作・演出『マレーヒルの幻影』で初舞台を踏み、『断色』(’13)、宮藤官九郎と夫婦役を演じた『結びの庭』(’15)などに出演。2018年9月に映画『散り椿』の公開が控える。
(舞台情報)
『市ヶ尾の坂-伝説の虹の三兄弟-』
東京公演5/17~6/3(本多劇場)、宮城公演6/5、福島公演6/7、大阪公演6/9、10、富山公演6/12、愛知公演6/14、15、静岡公演6/17
●公演チケットは、3/10よりチケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、Confetti(カンフェティ)、本多劇場で取り扱い
<スタッフクレジット>
・メイク/ナライユミ(英字:Yumi Narai)
・スタイリスト/井阪恵(英字:Megumi Isaka)<dynamic>
・取材・文/浜野雪江
・撮影/我妻慶一