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施術風景

足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足裏研究家の鈴木きよみさん。足裏にあらわれる表情を読み解き不調の原因を見出す、先生の足相診断をレポートします。今回のモニターさんのお悩みは「体のしっしんやかゆみ」です。梅雨の時期にツラくなる症状をラクにする方法をお伝えします!


連載総タイトル画像

生まれつきの敏感体質と胃の繊細さがしっしんの原因に

今回のモニターは、イラストレーターや漫画家のお仕事をされている40代半ばのCさんです。子どもの頃から肌のしっしんにお悩みで、手足や口まわりなどはかゆみがあるそうです。また、季節の変わり目や気温が高くなる夏に、その症状が強くなるといいます。

Cさん首から下の画像

Cさん:「最近は疲れやすく体のスタミナが落ちたと感じています。かなりの冷え体質なので、冬場はツラいです。いまは手と足の肌がすごく荒れてしまっています」

それでは、きよみ先生の足相チェックからはじめましょう!

きよみ先生:「肌のしっしんは子どものときからの症状ですね。足裏にある副腎の反射区の色がよくないので、長年お薬も使われているのですね。
足の甲などに、かさぶたのようなものができていますが、こうした皮ふの反応は、外からの刺激を体に入れないように、体がバリアを張ってくれた結果です。少しの刺激でも肌の防御反応が働きやすい、生まれ持った敏感体質のあらわれなのですよ。そういう人は、靴や下着のひもなどが、肌にくり返しふれるだけでも体が反応してしまいます」

Cさん:「足からそんなことまでわかるのですね! しっしんは子どものときからなので、物心ついたときからずっと薬も使っています。」

●副腎の反射区

Cさんの足裏画像

●足裏の反射区

足裏イラスト画像

きよみ先生:「親指の母指球の部分にある食道の反射区の色があまりよくありません。また、胃の反射区にシワがあり、胃が敏感なことがわかります。外食した次の日には、胃の反射区がはれやすいですよね。これだけ敏感な胃である、ということは、小さいときから食事に気を遣って生活をされてきていますよね?」

●食道と胃の反射区の部分

Cさん足裏

Cさん:「母が家庭科の先生をしていたこともあり、食事には気をつけてくれていました。子どものときから、食べたものがよくないと、じかに肌のしっしんとして出てしまうことがよくあったので…。大人になってからは、自分でも口に入れるものに気をつけるようになりました」

きよみ先生:「食事は肌に影響しますね。たとえば発展途上国では、日本のように繊細な食事ではなく、強い香辛料などを使う荒っぽい料理が多いですよね。そうした国の子どもは、生まれ持って胃がとても丈夫で、アトピーのような肌トラブルにはならないのですよ。

子どものときから体にいいものを食べるようにしてきたCさんは、胃が敏感になり、外部の菌や毒と共存しにくいピュアな体になっているのだと思います。体を常にきれいに保とうとするので、胃が少しの毒素でも受けつけずに外に出そうとしてしまいます。それでリンパ節があるひじやひざの裏、足裏などにしっしんが出やすくなるのですよ」

ここから、きよみ先生から意外なお話を聞くことができました。

きよみ先生:「私のサロンのスタッフにも、肌のしっしんの悩みがきっかけで、足刺激に出会い、セラピストになった人が多くいます。ここにいるスタッフもそのひとりなのですよ」

サロンスタッフHさん:「以前の仕事をしているときは、外食のし過ぎや睡眠不足、季節の変わり目のときに、肌のしっしんが悪化して、メイクができないほどでした。足刺激をすると、肌が脱皮するようにはがれ、新しく出てきた肌が少しずつキレイになっていくのがわかりました。」

Cさん:「肌のしっしんにも足刺激がいいとは知りませんでした。どのくらいでよくなったのですか」

サロンスタッフHさん:「自分の体質だけでなく、生活習慣も影響しますね。それらも見直すことで、1年くらいかけて、少しずつよくなっていきましたね」

Hさんの体験では、だんだんとしっしんが悪化するサイクルや原因がわかるようになり、今では肌の調子が悪くなる前に足刺激をして、自分でコントロールできるようになったのだそうです。

きよみ先生:「肌のしっしんが出やすい人は、便秘や肺の弱さが見られる人が多いのですが、Cさんはそれらについては問題ないですね!」

Cさん:「便秘しそうだな、と思ったら、先にヨーグルトをとったりと、自然と食べもので体調を調節しているようなところがありますね」

きよみ先生:「とても気を遣っていらっしゃるのですが、しっしんを出さないようにしようと考えることを、少し忘れるくらいでもいいかもしれません」

指先のちりめんジワは感受性の豊かさの証し

きよみ先生:「指先に細かいちりめんジワがありますね。これは脳の繊細さを表すもので、感受性の高さを示しています。また、足裏の真ん中にあるたて線は、ひとつのことを貫く力があることを示す足相なのですよ。イラストレーターや漫画家さんならではの繊細な足相です」

Cさん足裏

きよみ先生:「このような繊細な指先をしている人は、指先を刺激すると集中力が高まります。1時間かかるお仕事が30分で仕上げられたりと、効率がよくなります」

指先に同じようなちりめんジワがある人は、仕事などを効率的に進めたいときに、指先をしっかりと刺激してみてくださいね!

きよみ先生:「生まれつきのものですが、Cさんの人さし指、中指は、一般的な長さよりも短い指をしていますね。これらの指のつけ根には目の反射区があるので、目がすごく疲れやすいはずです。お仕事柄、パソコン作業などが多いと思いますが、なるべくブルーライトを避けるようにして、目を守ってあげてください。

また、お薬をよく使う人は、肝臓の反射区を押すととても痛いと思います。お薬の解毒のために、肝臓が酷使されるためです。東洋医学では、肝臓と目はつながっていると考えるので、両方の働きが弱くなってしまいます」

Cさん:「肌のしっしんは塗り薬ですが、花粉症の時期にはかゆみが出るので飲み薬も飲みますね。仕事はパソコンを使うので、目は疲れます」

きよみ先生が肝臓の反射区を押すと、なかなか肌が戻らず、まるで穴が開いたようになってしまいました。肝臓の働きが弱っていることがわかります。

●肝臓の反射区への刺激

Cさん足裏

きよみ先生:「これまでも長くお薬を使ってきた分、毒素を排泄する力を高めることが大切です。足裏の腎臓・輸尿管・膀胱の反射区をしっかり押してください。デトックス作用が高まり、体によぶんなお薬の成分が毛穴を通じて外に出やすくなるので、お風呂のお湯が白く濁る場合があります。むしろ外に出したほうがいいので、肌にいい成分の温泉に入ることもおすすめです。

ただし、早く肌をよくしたいと思って足刺激をやりすぎたり、温泉に長く浸かりすぎたりすると、急に新陳代謝がよくなりすぎて、反応が強く表れてしっしんがひどくなることがあります。足刺激なら1回30分以内にして、やりすぎないようにしましょう。
足刺激をしたあとは、すぐに眠ったほうがいいので、寝る前に行うといいですよ」

Cさん:「えー!! お湯が濁るのは体の汚れのせいだと思っていました。デトックス効果を高めて外に出したほうがいいのですね」

デトックスする力を高める足刺激テクニック

体のしっしんやかゆみに悩むCさんに、おすすめの足刺激テクニックをご紹介します。

【腎臓~輸尿管~膀胱の反射区をしっかり刺激】
足裏の反射区の基本的な部位である腎臓・輸尿管・膀胱の反射区を流れで刺激します。オイルやクリームをつけ、ツボ押し棒を使うとしっかりと刺激することができます。この反射区を刺激することで、不要な毒素や老廃物を外へ排出するデトックス効果が高まります。

●腎臓・輸尿管・膀胱の反射区

腎臓~膀胱の反射区イラスト画像

【足裏全体をゴシゴシこする】
すべての反射区を刺激するイメージで、足裏全体を上下にこするようにして刺激します。ツボ押し棒の先でゴシゴシとこするようにすると、しっかりと刺激することができます。

【肝臓の反射区を刺激】
右足の薬指と小指の間の延長線上に、肝臓の反射区があります。ツボ押し棒の先で押して、しっかりと刺激しましょう。

●肝臓の反射区

肝臓の反射区イラスト画像

これらの足刺激を行ったあとの足裏がこちらです。血色がよくなって、ピンク色の足裏になっていますね!

刺激後の足裏画像

きよみ先生:「季節の変わり目や夏にしっしんが悪化しやすいということですが、これは前の季節にため込んだ悪いものを出そうという働きなのですよ。季節の変わり目に体調をくずしやすいのも、同じことです。
足刺激の効果を早く出そうとあせることなく、じっくりと続けてみてくださいね。40代なら4か月、50代なら5か月は続けてください、といつもお伝えしています」

Cさん:「とても興味深く、楽しい時間でした! これまでよかれと思ってやっていたことが不調の原因でもあったことは、かなり衝撃でした。ともあれ、改善策を教えていただいたわけですし、まずは3週間頑張ってみます」

Cさんのしっしんの状態や足相の変化を、次回記事でレポートします! 季節の変わり目や夏場にしっしんやかゆみがツラくなる人は、一緒に足刺激を始めてみませんか?

取材・文/牧内夕子 イラスト/湯沢知子

*鈴木きよみ先生のインスタグラムで足ウェルネスの最新情報をお伝えしています。インスタライブなどで足相や足刺激テクニックをわかりやすく解説しています。ぜひご覧ください!
https://www.instagram.com/anpiel___kiyomi/

鈴木 きよみ

鈴木 きよみ

「鈴木きよみクリニカルサロン」主宰、「サロンアンピール」監修、「癒しと温かな手の学校」校長、有限会社オフィスキヨミ代表取締役。
「めん棒ダイエット®」考案者。足裏研究家。東京・自由が丘を拠点に30万人以上の足を診てきた経験豊富なセラピスト。足と身体のつながりに着目し、高齢化社会に向けて「歩ける寿命」を延ばし、人生を楽しむためのライフスタイルとして「足ウェルネス®」を提唱。
著書に、『足裏押すだけ!指圧棒セラピー』(学研プラス)、『めん棒ゾーンセラピーですぐやせっ!』(学研プラス)他多数。

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