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その夏バテ、もしかしたら「隠れ脱水」かも?

夏に気をつけたい2つ目の「隠れ●●」は「脱水」です。

額に手を添え、苦しそうな表情の女性

「かくれ脱水委員会」によると、脱水症になりかけているのに本人や周囲がそれに気がつかないため、有効な対策がとれていない状態を「隠れ脱水」と呼ぶそうです。病院を訪れる脱水症の患者さんは、すでに発症してから数日たっている中度以上の人が多く、命の危険を伴うケースも多いといいます。

部屋の中や車の中など、炎天下や気温がそんなに高いところでなくても、特に湿気が多い日などには、自分でも気がつかないうちに脱水症状になっていることもあるので、注意が必要です。

石原先生によると、「隠れ脱水」対策法のポイントは2つ。

「まず重要なのが水分補給の方法。ただの水を飲むのではなく、塩分が入っているドリンクを選ぶとよいでしょう。さらに糖分が少し入っているとベスト! 細胞内により吸収されやすくなるので、おすすめです」(石原先生)

また、普段の食事にみそ汁や梅干しを活用するのもひとつの手。みそ汁は塩分だけでなく、アミノ酸やビタミン、ミネラルが含まれており、梅干しにはクエン酸が豊富。どちらも疲労回復や夏バテに効果的です。

「脱水を防ぐには、通気性や吸収性、速乾性などを意識して衣服を選ぶこともポイントです。空気の通りをよくするためには、ゆったりとしていて、締めつけないワンピースもおすすめ。また、室内の風を対流させることも大切です。体が芯から冷えないようにクーラーの温度を少し高めに設定しつつ、扇風機などを併用するとよいでしょう」(石原先生)

体の内側が冷え切っているかも? 「隠れ冷え症」に要注意

そして、夏に気をつけたい3つ目の「隠れ●●」は「冷え症」です。

ブランケットをまとい、ホットドリンクと本を持つ女性

石原先生によると、「隠れ冷え症」とは体の表面は温かいのに内臓が冷えてしまっている状態のこと。一般的な冷え症は「手足が冷たい」などの自覚症状があるのに対し、「隠れ冷え症」は「手足が温かい」ため、自分では気がつきにくいというのが特徴です。内臓が冷えてしまうと、免疫力が低下したり新陳代謝が悪くなるだけでなく、熱中症のリスクも高まります。

例えば、手足のほてりやのぼせがあると、自分は暑がりだと感じてしまう人も多いはず。でもじつは、冷えによる熱のアンバランスさや代謝の低下が原因でその症状が引き起こされている場合もあるのです。

これからご紹介する「隠れ冷え症リスト」で、1つでもチェックがつく人は「隠れ冷え症」の可能性も……。さっそく確認してみましょう。

  • 顔から汗をかくほど暑いのに、手足が冷えている
  • 手足がほてる
  • 下半身太りが気になる
  • 手足がむくむ
  • お腹をさわると冷たい
  • いろんな健康法やダイエットを試したけれど、効果がない

「『隠れ冷え症』の人は、温かい場所でなるべく体を冷やさないようにし、温かいものを食べ続ければ、数週間で元の状態に戻すことが可能です。体を温めることで有名なしょうがは、生の状態では辛味成分が弱くほとんど効果がありません。しかし、蒸すことでショウガのジンゲロールという成分がショウガオールに変化し、体を温める成分を10倍に増やすことができるのです」(石原先生)

石原先生おすすめの蒸ししょうがのつくり方はこちら!
(1) 皮がついたままのしょうがを薄くスライスする
(2) 80~100℃のオーブンで1時間加熱しながら水分を飛ばす
(3) (2)を細かく刻む

紅茶には体を温める作用があるので、紅茶1杯につき小さじ1杯程度の蒸ししょうがを入れて飲めば、体もポカポカに。水に比べ、余分な水分が体に停滞しないのでむくみ予防にも効果的です。

まだまだ暑い日が続きます。熱中症だけでなく、今回ご紹介した「シミ」「脱水」「冷え性」の3大の症状にも気をつけていきたいですね。対策法はどれも簡単なものばかりなので、みなさんも今日からさっそく始めてみてはいかがでしょう?

 

文/FYTTE編集部

石原 新菜

石原 新菜

イシハラクリニック副院長。1980年長崎県生まれ。医学生のころから父の石原結實とともにメキシコのゲルソン病院、ミュンヘン市民病院の自然療法科、イギリスのブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどを視察し、自然医学の基礎を養う。2006年に帝京大学医学部を卒業後、大学病院での研修医を経て、イシハラクリニックにて漢方薬処方を中心とする診療を行う。現在、クリニックでの診察をはじめ、テレビ、雑誌などで活躍中。

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