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    女性の3割以上が便秘に悩む!? 不調知らずのお腹を叶える方法とは

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お腹に手をあてている画像

今や国民病といっても過言ではないほど、多くの人を悩ませている「お腹の不調」。お腹のハリや便秘でツラい思いをしている…という人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、お腹の不調を改善し、腸内フローラを整えるための方法をご紹介します!


女性の3 割以上は日常的に「便秘」に悩んでいる

お腹を抱える女性

みなさんは、どんな場面でお腹の悩みを感じますか?
今回、ビオフェルミン製薬株式会社が20代~60代までの全国の一般男女1000人(男性500人、女性500人)を対象に「おなかケア」に関するアンケートを行った結果、女性の3割が日常的な腹部膨満感(お腹のハリ、ぽっこりお腹)を感じていることがわかりました。また、腹部膨満感の一因となる「便秘」についても調べたところ、女性の3割以上が日常的に便秘に悩んでいるとのことでした。

腹部膨満感は、便秘やストレス、胃腸の運動機能低下や空気を飲みこむことで腸内にガスがたまることが原因と考えられています。また、便秘により腸内フローラが乱れ、悪玉菌が増えることで異常発酵が起こり、ガスが発生することも原因のひとつと言われています。

調査の結果、全体の22.0%の人が日常的に(ほぼ毎日~週に1~2日程度)腹部膨満感があると答えました。男性では16.8%、女性は27.2%となり、中でも40代女性が35%ととくに多い結果に。

また、便秘については全体の26.0%の人が悩みをかかえており、困ることに注目してみると、女性は「腹部膨満感」(53.1%)、「おならが頻繁に出る/臭くなる」(44.3%)、「トイレに時間がかかる」(35.5%)などに対して、男性は「トイレに時間がかかる」(42.5%)、「おならが頻繁に出る/臭くなる」(35.6%)、「排便時の悩み」(32.9%)などの声があがりました。また、女性からは「肌荒れ」「食事が楽しめない」、男性からは「ほかの病気の原因になりそう」「外出先や旅先でいつもトイレを確認している」など、男女ともに体調や精神面でのさまざまな悩みを抱えているようです。

腸内環境改善のカギをにぎる「腸内フローラ」とは?

ヨーグルトを食べる女性

ではいったい便がどのくらい出ないと「便秘だ」と感じるのでしょう?
一般に便秘の定義は※「3日以上お通じがこない」ですが、調査によると「1日出ない」「2日出ない」を合わせた回答が半数を占め、便が出ないことに敏感な人が多くいることがわかります。しかし、その一方で4日以上お通じがこないことを「便秘」と認識している人も約2割を占めています。「お通じ」は体調管理のための大切な目安ですが、その意識は人それぞれのようですね。※日本内科学会の定義

消化器の専門家、東海大学医学部教授の鈴木秀和先生によると、
「便秘とは『本来体外へ排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態』と定義されています。糞便が長時間腸内にとどまり、水分が吸収されて排便に困難をともなう状態、排便回数はふつうでも便が兎の糞のようにかたくて排泄時に努力を要する場合、排便時にも残便感がある場合も『便秘』といいます」とのこと。

実際に、便秘予防のために行っていることとして、「水分を摂取する」「乳酸菌食品(ヨーグルトなど)を摂取する」「野菜(食物繊維)を摂取する」「納豆などの発酵食品を摂取する」など、飲食物に頼る人が多いようです。また、整腸薬や便秘薬の力を借りる人も見受けられました。

「昨今、腸の健康が全身の健康に影響することが知られ、そのカギを握る存在として腸内細菌が注目されるようになりました。最近よく聞かれる「腸内フローラ」とは、腸の中を顕微鏡でのぞくと多種多様な細菌が腸壁に密集しており、その様子がまるでお花畑のように見えることからそう呼ばれるようになったものです。

腸内細菌の主なグループは善玉菌、日和見菌、悪玉菌の3つに分けられ、善玉菌を優勢とした腸内環境を維持することが重要だと言われています。しかし腸内フローラのバランスが乱れ、細菌の多様性の欠如などにより腸内環境が悪くなると、腹部膨満感、便秘、下痢などが起こりやすくなります」(鈴木先生)

専門家が教える! 腸内フローラを整える方法

水を飲む女性

腸内フローラの乱れが便秘や下痢などの、お腹の不調につながっていることがわかりましたが、実際に腸内フローラを整えるためには何をすればいいのでしょう。

「腸内フローラを整えるためにはまず朝食をとる、毎日時間を決めてトイレに行くなど、規則正しい生活習慣を心がけ、ストレスをためないように注意しましょう。食生活では便の量を増やし有害物質を吸着する働きをもつ、繊維の多い食品(野菜類、豆類、いも類、海藻、果物類等)をとること。そして水分もしっかりとるようにしましょう。

また、水分や野菜(食物繊維)の摂取はもちろん大切ですが、たとえば1日に必要な食物繊維はレタスの4~5玉分、トマト2kg。それだけで毎日とるのはほぼ不可能です。そこで善玉菌の代表である乳酸菌の整腸薬を試すのもよいと思います。」(鈴木先生)

ポイントをまとめると、
・規則正しい生活を心がけ、ストレスをためないようにする
・繊維の多い食品、水分をしっかりとる
・乳酸菌の整腸薬を試してみる

鈴木先生によると、個人差はありますが腸内フローラは2週間ほどで整ってくるようです。
2週間以上たっても症状がよくならない場合は、一度、医師、薬剤師に相談することをおすすめします。
「なかなかお腹の調子がよくならない…」と感じている人は、ぜひこの機会に腸内フローラを見直してみてはいかがでしょう。

文/FYTTE編集部

 

<プロフィール>
鈴木 秀和 先生

鈴木秀和先生

東海大学医学部消化器内科学教授・東海大学病院臨床研修部長。1989年慶應義塾大学医学部卒業。2011年慶大医学部准教授、2015年同教授を経て2019年より現職。日本微小循環学会理事長。日本神経消化器病学会理事。アジア神経消化器病学会理事。日本専門医機構運営委員。2012年よりRome委員会委員としてRome IV作成に参画。専門は、消化器内科学、特に上部消化管疾患、機能性消化管障害、卒後教育。機能性消化管障害に関する国際的臨床研究を展開中。

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