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ヘルペスの文字と薬

 なかなか人には相談しづらいデリケートゾーンの悩み。ブツブツやイボ、しこりなどがみられたら、STD(性感染症)の疑いもあります。都内のクリニックなどで診療にあたる一方、メディアでも活躍する産婦人科医の丸田佳奈先生に、気を付けたいデリケートゾーンの“できもの”について伺いました。


<ヘルペス>性器に水ぶくれができ、やがて破れてただれに。激痛も

下腹をいたがる女性

ヘルペスは、セックスによってうつるSTD(性感染症)のひとつです。クラミジアに次いで、女性に多いSTDといわれています。

どんな病気? 原因は?

「単純ヘルスペスウイルス1型、2型に感染することで性器に水ぶくれや口内炎のようなえぐれた傷ができます。症状は、“初感染”の場合、感染してから2~10日後に出ます。 初感染では症状が重いのが特徴で、『痛くて眠れない、座っていられない』という患者さんもいます。放っておいても、3~4週間で自然治癒します。

セックス経験のある女性の多くが、ヘルペスウイルスを体内に持っている(潜伏感染)といわれていますが、“初感染”の症状が出る人は少ないです。多くの場合、感染後にウイルスは神経に潜伏します。数年後、数十年後に体力や免疫力が低下したときに、症状が出ることがあります。また、初感染から年月が経ってから再発することもあります。これらの場合は、症状は初感染ほどひどくならず、自然治癒までの期間も1~2週間と短くなります。一度、ヘルペスウイルスに感染すると、体内で死滅させることはできません。

以前は、性器ヘルペスを起こすウイルスは2型、口唇ヘルペスは1型とされていましたが、オーラルセックスにより、最近では性器でも口の中でも、1型と2型が混在するようになっています」(丸田先生)

治療後はゆっくりと回復していく

医師と相談している女性

デリケートゾーンはどんな状態になるの? 他の症状は?

「水ぶくれは、陰部に左右対称にできます。つぶれると、口内炎のように粘膜がえぐれ、強い痛みが出るのが特徴です。再発より初感染のほうが痛みはひどくなります」(丸田先生)

どんな治療をするの? 予防するには?

「抗ウイルス剤の内服、軟膏で治癒が早くなります。薬を飲んだからといって劇的にはよくならず、毎日少しずつよくなっていくイメージです。痛みがひどい場合、鎮痛剤や抗炎症剤が処方されることもあります。再発の場合、症状が軽く、病院にかかるほどではないと思ったら、自然に治るのを待ってもいいでしょう。
口唇ヘルペスがあるときには、オーラルセックスは避けるようにします」(丸田先生)

取材・文/海老根祐子

丸田 佳奈

丸田 佳奈

産婦人科医
日本大学医学部医学科卒業。都内の産婦人科クリニックで診療にあたり、女性特有の病気の悩みなどに精通している。また、タレントとしても活動。現役医師という立場を生かし、テレビ・雑誌を通して医療情報を提供している。MXTV『バラいろダンディ』木曜コーナー「無病息災!バラいろ健康学会」などに出演中。著書に『キレイの秘密は女性ホルモン』(小学館)、『間違いだらけの産活』(学研パブリッシング)などがある。

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  1. デリケートゾーンのお悩み

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