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心も体もスッキリ! ごちゃつきがちな「洗面所&浴室」をキレイに保つ収納法
何かとものであふれて、ごちゃごちゃしがちな浴室と洗面所。洗顔・スキンケア・ヘアケア用品や、浴室・洗濯洗剤など…。スッキリ片づけてリバウンドしないためには、どうしたらいいのでしょうか? 今回は、「やせる収納」で人気の整理収納アドバイザー・梶ヶ谷陽子さんに、浴室・洗面所をキレイに保つ片づけ法のヒントについてうかがいました。おこもり中にぜひチャレンジしてみてください!
Contents 目次
浴室・洗面所に置くものは「厳選して買う」こと
浴室や洗面所は狭い空間のわりに、こまごまとしたものが集まってくる場所。しかも洗面所にあるものは、使いきるのに時間がかかるにもかかわらず、新商品が出たり特売をしていたりすると、つい買ってしまいどんどんものであふれがちに…。「そういうところこそ、厳選してものを持つことが大事です」と梶ヶ谷さんは言います。
「浴室・洗面所に置くものは、まずは『使いきる直前まで買い足さない』というルールをつくってください。買うときも『自宅に使いかけのものがないか』をよく考えましょう。そして、とくに浴室・洗面所の脂肪になりがちなのが、掃除の便利グッズ。100円ショップなどで手軽に手に入りますが、カビが生えないよう保つのが大変だったりして、多くあればあるだけ管理が大変に。これからご紹介する<手放す基準>を参考にしながら、『今、それが本当に必要なのか』を考えてみてください!
ちなみに、体重計は気になったときにすぐ使えるように、目のつくところに置いておきましょう。体重の気にしすぎはよくありませんが、かといってまったく気にせずに食べ続けて、いつのまにか体重が増えてしまった、というのは避けたいですからね。家も体も早めに対処すれば、脂肪になることを回避できます!
<手放す基準>
※全部に当てはまるものは不要なもの
・今使っていないもの
・将来使うと言いきれないもの
・本来の役割を果たしていないもの
・そのものに対して思い出も思い入れもないもの
・なくても困らない
・あることがストレスに感じるもの
キレイが続く! 掃除道具の収納アドバイス
浴室や洗面所をキレイに保つ掃除道具の収納場所については、「こうあるべき」にとらわれないことが大切です。
「浴室の掃除道具を使ったあと、濡れたまま収納するとカビたり異臭の原因になるので、浴室の掃除道具は浴室にフックなどを設置し吊るしておくのがおすすめ。浴室に指定席をつくっておけば、しまい込む必要もなく、吊るしておけばそのうち乾くので衛生的です。この収納法の何がいいかと言うと、お風呂に入りながら掃除ができること! お風呂に入ったときに汚れに気づいたら掃除ができるので、“わざわざ掃除する”というよりは、“ついでに掃除”ができてラクになります」
洗面台やトイレなどの水回りの汚れは、放っておくほど汚れがこびりついて掃除が大変に…。汚れに気づいたらさっとキレイできるよう、目につくところに掃除アイテムを置いておくのがベター。また「トイレにはトイレ用の消臭剤を使うべき」と思いがちですが、梶ヶ谷さんはトイレの消臭剤がわりに、無印良品のフレグランスを置いているそう。癒される香りで、インテリアにもなるのでオススメなのだとか!
「本当にこの場所でOK?」家が散らかる原因は収納場所にあった!
「家が散らかる原因のひとつが、自分の行動に合った収納をつくっていないこと。多くの人は『ここに収納すべき』という思い込みから、収納に合わせて人が動き回っているんです。
たとえば、『ドライヤーとブラシ、スキンケア用品は洗面所に置かなきゃいけない』と思い込んでいる人が多いですが、実際には洗面所ではなく寝室で使っている人もいますよね。きっと自分でも薄々、めんどくさいなぁと思っているはずです。洗面所はとくに、こういうことが多く起こりがちな場所です。『自分がどこで使うのか』を考えると、収納場所の答えは簡単に出てきますよ。そうやって場所を有効に使ったほうが自分もラクになるし、ものを無くすことや探す手間も省けます」
シャンプーや洗剤などのストックも、「ストック」というくくりでまとめて押入れなどに入れるのではなく、やはり使う場所にあったほうが詰め替えるときにラクですし、在庫管理もしやすいそう。浴室や洗面所に置いてあるものは「本当に収納場所はここでいいの?」と、今一度見直してみましょう!
取材・文/井上幸恵