約25年、さまざまな旅の事業に関わってきた業界の仕掛け人。訪れた国は40か国以上、述べ10年以上を海外で生活。今までにない「旅」をプロデュースする小林憲市さんの、女性のキレイと健康と心を元気にする「旅の力」を毎月お届けするコーナーがスタート。今回は、身近に行ける国内の春旅をお届けいたします!
Contents 目次
「見て」「聞いて」「味わう」国内の春旅「伊豆高原」
女性を元気にする「旅の力」というテーマで連載させていただくことになりました。
僕自身の感じた体験や情報をもとに、“心に残る連載”をお届けしたいと思います。
記念すべき第1回はいろいろ迷いましたが季節は「春」ということで身近な国内の春旅についてお届けしたいと思います。
桜も咲きはじめ、暖かくなるとお出かけしたくなりますよね。休日に首都圏から日帰りでも気軽に楽しめるおすすめの国内春旅は「伊豆高原」です。派手さはありませんが知れば知るほど楽しさに出会えるエリアですよ。いくつかのおすすめスポットを紹介しますのでドライブなどの参考にしてみてください。4月上旬ころまでは、桜がぎりぎり楽しめると思います。
伊豆高原駅から3kmにわたって続く桜並木は伊豆高原の春の象徴なんです。毎年大人気の「伊豆高原 桜まつり」は3/31まで。4月上旬であればまだ雰囲気ある景色は残ってるはず。最近は外国人にも多く知られていてたくさんの外国人観光客でもにぎわうエリアですね。
伊豆高原の春旅の起点にぜひ訪れてみてください。
そのあと、ぜひ立ち寄ってもらいたいのが伊東八景にも選定されている「大室山」です。
国の天然記念物にも指定されている貴重な休火山です。お椀をかぶせたようなどこかかわいらしいシルエットの山なのですが標高580mの山頂までリフトで上ることができます。そこから眺める360度の大パノラマが圧巻なんです。
もし天気がよければ信じられないくらいの眺望に出会えますよ。そして噴火口を周回する約1kmを歩いてみると雄大な景色や季節のぬくもりも感じれてなかなか楽しめます。ふだんデスクワークなどで歩く機会が薄れがちな人もたまにはよいですね。心晴れやかになります。(かわいいお地蔵さんもおがめますよ)
アウトドアを楽しんだあとは「伊豆高原ステンドグラス美術館」はいかがですか?
伊豆高原にはたくさんの美術館や博物館がありますがこの施設は突出してクオリティが高いです。300点以上展示されている、1800年代のアンティックステンドグラスからさし込む光に包まれた館内の幻想的な雰囲気もすばらしいのですが、1時間ごとに行われるアンティックパイプオルガンやオルゴールの演奏が本格的ですばらしいです。また週末であれば本格的なミニコンサートが入場料のみで楽しめちゃいます。そしてさらにすばらしいのはこの施設のカフェとレストランです。
食事は旅の大切な要素ですが、館内のカフェでは伊豆の海を見渡せるおしゃれなつくりとなっています。またカフェとは別に素敵なイタリアンレストランもあり、本格的なイタリアンのランチを楽しむことができるのです。見て、聞いて、味わう…三拍子そろった素敵な施設ですよ。
「伊豆ステンドグラス美術館」で身も心も満たされたあとは日帰り温泉に寄って帰ることもできますが、僕は城ヶ崎海岸の立ち寄りをおすすめします。ここも伊東八景に選定されていますね。ここには絶景、スリル満点の吊橋、「門脇吊橋」があります。駐車場から海岸沿いの遊歩道を少し歩くと途中には幕末の砲台跡があり門脇灯台にたどり着けますが吊橋はその先です。実際に吊橋を渡るとかなりのスリルを味わうことができますよ。ただここに立ち寄る場合は足場があまりよくないので歩きやすい靴を用意して下さいね。
いかがでしたか。伊豆高原日帰りドライブの「旅」…
遠方の人は新幹線で熱海か伊東からレンタカーでめぐることもできますよ。そのまま温泉に宿泊もよいですね。何しろ温泉天国の伊豆ですのでたくさんの選択肢があります。
伊豆高原のスポット、ぜひ参考にしてみてください。
それではまた次回!
*写真は本人によるもの。