花粉症のピークを越えてもマスク着用が日常となった今、みなさんメイクはどうしていますか? 「どうせ隠れるから」「崩れるから」と、完全ノーメイクにしてしまうと、顔のぼやっと感が隠せなかったりするんですよね。そこで、ヘアメイクアーティスト高倉里美さんに、ノーメイクよりきちんと見えて、しかも美人増しに見える、マスク着用時のおすすめメイクを教えていただきました。
Contents 目次
重要ポイントは3つ
マスク着用時のメイクにおいて、最も大切にしてほしいのが眉です。
眉は“顔の額縁”とも言われているほどですから、顔のほとんどが隠れるマスク着用時は、とくに重要。
そして、眉に近い目もと、目もと周りのお肌を整えてあげることで、マスク美人になりますよ。
眉の描き方
眉は、自然と毛の量を増やす程度にしましょう。
描くアイテムは、細めのペンシルを使ってください。
アイブロウパウダーは、いかにも“メイクしてます感”がでるので、使う場合も、メインのアイテムにはごく細いペンシルがベストです。
なぜなら、芯が細いと折れやすいため、力を入れすぎると折れてしまいますよね。あえて細いものを選ぶことで、力を入れずに眉の毛流れにそって、毛を増やすような感覚で描けるので、自然でナチュラルな眉の色が作れるんですよ。
おすすめは『ケイト アイブロウペンシルA BR‐3』『ヴィセ リシェ アイブロウペンシルS GY001』。自眉が濃い人は、ヴィセのほうが薄づきになるのでおすすめです。
目もとの整え方
目もとは、マスカラやアイライナーをあえて使わず、つけただけで目もとがぱっちり若返る、カラーコンタクトを使うほうがナチュラルなマスク美人になります。
ただし、カラーコンタクトは色選びが肝。
おすすめは『モラク カラーコンタクトレンズ Tint Brown』。
自然な色合いなのに、瞳の奥から輝き、ハッとさせられるような魅力的な目になります。
カラーコンタクトは、自分の髪の色から、かけ離れた色を選んでしまうと、ナチュラル感から遠ざかってしまいますので、その点に気をつけて選びましょう。
肌の整え方
ベースメイクは、あくまで薄く色がつく下地をつけて、粉も塗らずにクマ、赤みのみコンシーラーでカバーしましょう。
おすすめは、今春の新色『キャンメイク カラーミキシングコンシーラー 03』。
クマ隠しに、右側のオレンジ系(3)が絶妙!
シミには、まんなかの色味(2)、いちばん明るい色の左側(1)は、ハイライトがわりに使ってあげるとよいですよ。
まぶたは、アイシャドウを使って整えます。
グラデーションにしようとせず、1色でやるのがベストです。
人さし指の先端を使って、まぶたの中心から車のワイパーのように、左右に動かしてつけましょう。
アイシャドウの色味は、薄づきすぎると目がぼやけてしまうので要注意。
おすすめは、今春の新色『キャンメイク ジューシーピュアアイズ №12』の右側cのカラー。
アイホール全体に使うのではなく、目を開けたときにほんのり目立つ程度の幅に塗ってくださいね。aとbはあえて塗らず、cのポイント使いがおすすめです。
いかがでしたか?メイクは気持ちを上げるツールのひとつ。マスクを着けたたまの外出時に、ぜひやってみてください。
取材・文/高田空人衣