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ハイヒールもこわくない! カリスマシューフィッターが教える、“超快適パンプス”の見つけ方 vol.2
前回、自分の足の正しいサイズを初めて知ったライターI。「これでもう、靴選びはバッチリ!」と思いきや…いざ靴を選ぶとなると「サイズさえ合っていればいいの? ヒールの高さや太さは…?」という新たなギモンが。そこで今回は、靴の試し履きで足に合う靴を見分けるチェックポイントについて、“靴のコンサルタント”として人気のカリスマシューフィッター、西村克之さんに教えていただきました。
Contents 目次
フィットしているかどうかはここをチェック!
まず、足にぴったり合う靴を選ぶときの重要なポイントは
・足の幅と、靴の幅が合っているか
・足指のつけ根が靴底にしっかり着いているか
続いて、試し履きで次の4点をチェックしましょう。すべてクリアしていれば、自分の足にちょうどの靴といえます。
□ 靴と甲の間に、手指の爪先が引っかかる程度の隙間がある
□ 歩いたときに、かかとが脱げない
□ 親指のつけ根部分に、シワやヘコみがない
□ 靴を脱いだときに、足の甲にU字の跡がうっすらつく
ここで試し履きでの注意点があります。
「足にぴったり合った靴を履くと、初めは『きゅうくつ』だと感じるかもしれません。だからといって、そこで1サイズ大きくしてしまうのはNGです。足を入れた瞬間は狭いような感じがしても、試しに歩いてみて痛みがないのであれば、それは『痛い』靴にはなりません。また『ヒールが太いほうが、安定感がある』というのは、よくある誤解です。大きい靴のなかで足が動いてしまう場合は、太いヒールのほうが横への安定感があるように感じるだけで、足にぴったり合った靴であれば太さは関係ありませんよ」(西村さん)
7.5cmヒールが最も歩きやすい!?
一般的に「ヒールの高い靴は足に悪い」というイメージがありますが、足に合ったものであれば、痛みや靴ずれなどを防ぐだけでなく、歩くだけで自然とふくらはぎのインナーマッスルが鍛えられ、むくみも改善する、といううれしいメリットもあるそう。
また、ある程度ヒールの高さがあったほうが歩きやすく、女性の体のラインもキレイに見せてくれます。
「猫背の人でも、足に合ったヒールを履くと自然と背筋が伸びて姿勢がよくなります。人間のかかとは骨格的に7.5㎝まで上がる構造なので、7.5㎝までのヒールなら無理なく履くことができます。キレイを維持するために、若い頃から足に合ったヒールを履き続けてほししいですね」
次回は手持ちの靴をインソールで履きやすくするコツをご紹介します!
イラスト/藤井昌子 取材・文/井上幸恵